英語の勉強の仕方・22

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140いいめえる
>>137-138
>「英語リーディング上達法」(研究社)ってどうなんでしょう。

この本は受験生向けというより、社会人向けのような印象でした。
パラグラフ・リーディングはたしかに「これから留学する人」
「たくさん英語でペーパーを読まされる人」には有効ですが
まさにそういった人たちのための本じゃなかったでしょうか。
もしどうしても読みたかったら、大学に入ってからにしてはいかがでしょうか。

>慶大志望のため、どうしても著者の慶応大教授という肩書きに
>目が入ってしまうのですが。

そりゃそうでしょうね。よくわかります。
ただ、そういう選べ方をする際は、その著者の在籍している学部まで調べてください。
学部が違っていれば、その先生が問題をつくる可能性はほどんどありません。

>英語は得意教科で、偏差値は69〜75ぐらいです。
>志望校は、慶応大の文学部です。早稲田の第一文学部も受けようと思っております。

文学部志望なんですね。
慶応文はほとんど読解力を試すものが中心だったかと思いますから
「正確に速く読む力」を養ってください。
偏差値70前後のあなたに必要なのは、パラグラフ・リーディングではなく
「読みながら情報をまとめる力」です。
(それを「パラグラフ・リーディング」と称している人もいますが、違います)

普段から長い英文を読むように心がけ、
各パラグラフごとの要約と、その関係をつなぐ訓練をしてください。

1 うさぎは飼ってもおもしろくない動物だ
↓ しかし
2 飼いたがる人が多い
↓ なぜなら
3 はねる様子がかわいい
4 愛らしい表情をする

といった展開図をつくる訓練をすることです。
これが頭でできるようになれば、偏差値75を超えることもできます。

本でその力を養いたかったら、
まず伊藤先生の『大意要旨問題演習』(駿台文庫)をオススメします。
また、中澤一先生が中経出版から『偏差値60以上の英語長文特訓』を出されていますが
(あと、桐原書店からも出ていますが、こちらはパラグラフ・リーディング中心です)
そこで書かれている「リーズニング」の技術は盗んでおくと役に立つと思います。
ただ、本だけでは限りがあります。普段の訓練が大切です。