※※英語の勉強の仕方・17※※

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11いいめえる
レス12
【Q】高1〜2生の学校の授業を中心にした勉強の仕方を教えてください。

まずは授業の予習を中心に考えてください。
授業で復習が完了するくらいの予習の深さが必要です。
リーダーの英語は、学習辞書をフル活用して 味をとっていく、できれば全訳して
授業で添削するようにするといいでしょう。

授業で読み終わった英文は必ず音読すること。
意味をとりながらゆっくり音読してください。
定期試験までに少なくとも20回以上読んでください。

同時に文法の本を読んでいくと目に見えて実力がアップします。
本は学校で買わされた「総合英語」を少しずつ、練習問題もきちんと解きながら
読み進めてください。

もう一つのポイントは自分の英文読解の基本書を作ることです。
つまり1年かけるつもりで自分のお気に入りの参考書を読むことを
おすすめします。これだけできれば、高1は十分すぎるくらい十分です。

本は自分で探してください。 自分のためです。
足が棒になるくらい本屋さんを回って、もちろん先生や先輩の意見も参考にして
かまいませんが、「これだ!」って思える本を見つけましょう。


【Q】学校で配布された『桐原英頻』は役に立ちますか?

【A】「桐原の英頻」の解説は一貫して
「(問題では)Aとなっているから、Bが入る」という形式です。
AゆえにBはもちろん、もっとも基本的な論理展開で、
ほかの本の解説(たとえば「駿台の英頻」)と比べてみてください。

ほかの本はまず文の構造としくみ、つまり文法を解説し
「だから問題Aは〜となっているから答えはB」というように
なっています。「桐原の英頻」では文法解説が不十分です。
また問題の並べ方にもなんの統一性も思想もありません。
あえていえば、点数になる順番、かもしれませんね。

ようするに問題の解法しか書かれていないわけです。
著者は「短い解説でないと読まれない」、と考えているんでしょうね。
あるいは「文法解説は自分の仕事ではない」、かもしれません。

その結果はこうなります。
1.文法がわかっている人
文法がわかっている人は、文法解説は必要ないわけだから
最低限の問題解法さえあれば、「間違えた」ということさえわかれば
それで次は間違えない、というわけ。
2.まだ文法があやふやな人
2の人は文法はわかっていないわけですが
解説に「〜という問題なら・・・が入る」となっているわけで
解答と解説を丸暗記しておけば類題が出たときに答えられるわけです。
しかも、この本1冊まるまるやれば、だいたい対応可能です。

ところで、2の人は文法問題はやっているけれど
文法そのものはやっていないわけですね。
つまり「問題の類型と対策」だけをやっただけで
「英語のしくみを考える」ということをやっていないわけです。
でも、点数は確実にアップするわけで、
しかも問題を見ただけで「あ、例の問題だ」とわかるので
解答時間もすごく短くてすみます。 このあたりが1の人と違う部分です。

実際、出題者の中にはこれを驚異に感じている人がいて
問題に巧妙なワナをしかけて2の受験者にふるいをかけることもあります。
文法は「桐原の英頻」のみという人はすぐひっかかります。
そのあたりは予め考慮してください。