■ 國 學 院 大 学 ■

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27名無しさん@1周年
上手が勝てばどんどん駒を落としていき、下手が勝ったら落とす駒を
減らしていくという意味の差し込み戦もありますが(森けい二九段が
小池重明氏に角落ちで負け、香落ちで負け、平手でも負けてしまった
ことがあった)
王将戦の差し込み制度は
7番勝負で3勝差がついた(3連勝か4勝1敗になった)ときに
タイトルそのものは決定し、残りの4番または2番を「半香落ち」で
指すというものでした。
この「半香落ち」というのは、香車を一枚だけ落とす(それは普通の
香落ちで上手が左香を落とすことになっている)という意味ではなく
「香落ちと平手を交互にやる」という意味です。

番勝負なら過半数の勝利を挙げた者が優勝というのが当然なのに
こんな制度にしたのは、名人戦との違いをつくりたいということと、
「力の差がはっきりしたら、あとは花相撲みたいなものだから
ハンディ戦にして残りも全局やらせたい」という
興行(=新聞掲載)上の都合だったのではないでしょうか?