1 :
名無しさん@1周年:
2 :
名無しさん@1周年:2000/08/19(土) 00:58
何回も問題演習をこなせばいいよ。
入試現代文のテーマなんて実際多くないし
>2
石原千秋『教養としての大学受験国語』(ちくま新書)
で挙がっているテーマをざっと挙げてみます。
「近代」「二元論」「自己」「身体」「大衆」「情報」「日本社会」「国民国家」
「近代」をテーマにした文章では、西洋を中心とした近代合理主義批判の文章が多い。
「二元論」をテーマにした文章というのは、近代的思考である「二元論」への批判、例えば、「脱構築」に関連した文章。
「自己」は、一昔前なら「アイデンティティの確立」一本槍だったのだが、
現在中堅〜難関校で主流となっているのは「自己は他者によって作られたもの」という視点。
著者は「アイデンティティなどという感覚自体がもはや古い」と述べている。
こういった、ポストモダン的な言説が好まれるのが、現在の大学受験国語なのです。
小論文などを書く場合でも、近代的な視点、ポストモダン的な視点、
両方を持ち合わせていないと的外れな事を書いてしまう(もしくはありきたりな内容になってしまう)恐れがあるのではないでしょうか?
4 :
名無しさん@1周年:2000/08/19(土) 01:23
>3
好まれるのは問題がつくりやすいから。かたい文章ほど問題を
つくるのは簡単です。逆にエッセーなどは読み手で捕らえ方が
違うので問題にしにくいだけです。
5 :
名無しさん@1周年:2000/08/19(土) 01:26
一橋の国語はメチャクチャ楽だぞ!! 今も物語文とかでてるのかな?
とにかく高校の試験並み。
>4
それ以上に「受験国語<の文章>の質(難易度ではない)にはその大学のレベル(偏差値によるものではない)が反映されている」
ということも言えるのではないでしょうか?
*「」内は『教養としての〜』P12からの引用。<>は私が補った語句。
森永茂『基礎強化現代文』(学習研究社)の文化論の解説には、
「『下位〜中堅大』では西洋文化と日本文化を対比的に論じるやや古風な『比較文化論』が今でも多くて、
『中堅〜難関大』では『情報化社会』の中で消えていく『近代』を論じる『現代文化論』が主流だ」
という一文があります。
>4
>好まれるのは問題がつくりやすいから。かたい文章ほど問題を
>つくるのは簡単です。逆にエッセーなどは読み手で捕らえ方が
>違うので問題にしにくいだけです。
ポストモダン的言説=かたい文章ならばそうでしょう。
しかし、そうとは限りません。
それ以外の言説でもそれ以上に「かたい」文章も山ほどあります。
問題は、むしろ何故ポストモダン的言説が好まれるか、です。
難関大でそういった言説がよく用いられるのは、それが流行っているからです。
たしかになー。
他者による自己の確立・近代主義の反省なんて
現代文の問題で何十回も読んだよな。
芸術の本質・言語の恣意性も多かった。
あんま関係ないけど、世界史とか倫理とかで
ミルとかハイデガーとか勉強していると
現代文の問題文の中に名前が出てきたとき嬉しいよね。
受験生としては、各テーマの紋切り型な論理を
読むのが良いのかも。
>7
反論する気はないよ,俺は現代文が好きだったしね。
ところで最近の現代文はIT関連の文章とか,バイオ
に関する生命倫理の文章なんか出題されてんの?
10 :
2:2000/08/19(土) 02:07
>9
東大の昨年のはそうだった気がするけど?
確か、脳死に関しての。
11 :
名無しさん@1周年:2000/08/19(土) 02:15
立花隆読んどけよ♪
12 :
名無しさん@1周年:2000/08/19(土) 02:26
>11
今村仁司読んで、記号論・(ポスト)構造主義とか知っておくのも良いと思う。
今年の早稲田の問題に今村仁司出てたし、丁度良いかも。
13 :
名無しさん@1周年:2000/08/19(土) 15:38
>12
どこの学部?
>1
今年の早稲田法の「文化記号論」の文章は11日前の上智法−法律の
試験にも出てたな.俺は上智を受けた後だったから早稲田の試験で
は驚いたぞ
14 :
名無しさん@1周年:2000/08/19(土) 20:26
age
15 :
オールナイトマリン:2000/08/19(土) 20:56
ノットAバットBのような答案を作成したほうがよい。
16 :
名無しさん@1周年:2000/08/19(土) 21:18
子供の桐朋受験で、中学受験国語の本まで書いてしまった成城大学
の国文学者が、ちくま新書から、大学受験国語の本を出していた。
昔有名だった参考書『新釈現代文』を今風に書き直したものになっ
ているよ。『教養としての大学受験国語』。著者は成城卒だが、国文学
ではならしているらしい。
17 :
1:2000/08/19(土) 23:46
18 :
名無しさん@1周年:2000/08/21(月) 10:19
受験研究スレ上げ
19 :
>15:2000/08/21(月) 10:54
意味不明。
小論の事を言ってるのか?
樋口が言ってるのはそーゆー事だろ。>ノットAバットB
20 :
名無しさん@1周年:2000/08/21(月) 21:54
a
ge
21 :
名無しさん@1周年:2000/08/22(火) 00:05
早稲田の現代文って問題文は抽象度が高いけど、設問は割と素直だと思うよ。
22 :
名無しさん@1周年:2000/08/22(火) 00:10
笹井先生が早稲田の現代文はどんどん簡単になってきてるといってました。とくに先生は法学部の易化に関しては残念に思っているそうです。『法学部の問題は良い問題が多い。あとは商もいい。政経はあまり良くない』といってました。
23 :
名無しさん@1周年:2000/08/22(火) 00:52
>16
それ今も売ってます?早稲田受けるんですが役に立つ?
24 :
1:2000/08/22(火) 02:11
>23
7月に出たばかりの新刊です。>『教養としての大学受験国語』
受験用の参考書、として使えるかどうかは分かりません。
けど、やる価値はあると思う。
早稲田を受ける場合に、知識として持っていれば問題文を読むときかなり楽になると思う。
25 :
名無しさん@1周年:2000/08/22(火) 02:28
いいのはしての大学受験国語』は今日の西きょうじのハイパーイングリッシュでもすすめていた。英文でも知識はあった方がいいのは同じらしい。
>24
新書のコーナーですよね?
27 :
4年前受験生:2000/08/22(火) 03:03
>6
森永茂『基礎強化現代文』(学習研究社)
ってもしかして、河合塾の森永先生?
だとしたら、なんか嬉しいね〜。
28 :
1:2000/08/22(火) 03:10
>26
です。
ちくま新書のところにあると思います。新刊だから平積みされてるかも。
>27
『基礎強化現代文』読みましたが、テーマごとの解説はかなり手抜きしてました。。(汗
29 :
名無しさん@1周年:2000/08/22(火) 03:12
>25
西きょうじは現代文の知識も英語に重要だと思ってるのか・・・。
良いこと聞いた。
30 :
1:2000/08/22(火) 03:27
>29
一般的な問題に対峙するための「教養」が主眼だと思います。>『教養としての〜』
それが現代文に頻出するテーマを題材にしているだけで。
そして、そのテーマは英語でも変わらないものではないでしょうか?
知識の話とは変わりますが、現代文が出来るようになって英語の長文が読みやすくなったとか、
その逆もしかり、なんて事はよく言われます。
論理的な文章読解に英語も日本語も関係無いですから。
31 :
名無しさん@1周年:2000/08/23(水) 01:07
サルベージ
32 :
1:2000/08/24(木) 02:51
33 :
1:2000/08/24(木) 03:08
>32
「共同幻想」に関しては、文学部系の小論文書き(読み)やすくなるから、
知っとくと後々便利。
岸田秀『ものぐさ精神分析』(中公文庫)なら、
「性的唯幻論」「恋愛論」「国家論」「言語の起源」「現実と超現実」
の各項の論文を読むだけでも良い。
『性的唯幻論序説』(文春新書)は楽しく読めるし、オススメです(藁)。
吉本隆明『共同幻想論』(角川文庫ソフィア)は、
知識人っぽい文章でかなり読みにくいので、受験生にはオススメ出来ません。
が、スノビズム的な教養(藁)を欲している人にはオススメです。
34 :
:2000/08/24(木) 07:50
やっぱ現代文は背景知識か。
35 :
ナナ:2000/08/24(木) 07:56
論文や現代文は、たしかにセンスが大きい。でもセンスって言うけどさ、
それって結局読書量の多寡によって決まるんだよナ。
36 :
ヒロ:2000/08/25(金) 00:17
>1
今日『教養としての大学受験国語』を買いました。
あの本に書いてることは二項対立を常に考えて読むことを強調して
ましたが、それは代ゼミの酒井先生の考えと同じですね.
内容も主要大学の問題を載せてて受験向きなんじゃない?
公認会計士試験の問題もあったが・・・
37 :
1 :2000/08/26(土) 02:12
>36
酒井の言ってる事は良く分かりません(と言うか知りません)が、
あの本で書いてある二項対立は、思考方法についてではないでしょうか?
自分の中での「思考のための座標軸」を見定めるための、二極化、二項対立。
筆者も、「この(思考のための)座標軸をできるだけたくさん持つこと、
それが僕がこの本で言う『教養』なのだ」(P.14)と言っていますし。
38 :
理論上げ :2000/08/26(土) 09:30
現代文って、普通は小説とかと思いがちだけど(学校教育のお蔭で)、
大学入試ではその名の通り、現代の文(評論)なんだよな。
そこで、現代思想が流行るってのは当然と言えば当然だな。
しかし、受験生その他にとっては思考の転回が必要だろうけどさ。
39 :
高一 :2000/08/26(土) 19:12
テストや入試での現代文の成績UPを考えたとき、
今の時期に本を読みまくるという方法は有効でしょうか?
また有効ならどんな本がいいでしょうか?
(話の流れを切ってしまってごめんなさい)
40 :
名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 19:15
41 :
ヒロ :2000/08/27(日) 00:27
この本(37に書いた)は問題は載ってるが、解くことを重視してるのでは
なく、教養を身につけることが目的なので、解くことは過去問などで
やったほうがいいと思う.ただ、問題の解説も文章を解説した後なので
それなりに解る。
42 :
1 :2000/08/27(日) 00:46
>39
俺自身、大学に入ってから勉強を始めた方だから、
高校の時にどうすれば、というのは良く分からない。
それまでも比較的本は読んでいた方だったが、
小説などが中心で、理論的な蓄積はゼロだった。
そういう意味では厨房だったし、ドキュソだった。
まぁ、前置きはこれくらいにして、だ。
今(高一位くらい)の自分の時期は、自分の視野を広げる・増やす、
もしくはそう心がける事が大事。
そういう意味で、本を読みまくる、というのは有効だと思う。
それは、大学受験国語に限らず、様々な事に言えることだと思う(勿論、現代文にとっても)。
さて、有効ならどんな本がいいか、という事だが、こればっかりは何とも言いようが無い。
俺は39の事を良く知らないし、どんな事に興味を持っているのかも分からない(良かったら教えてくれ)。
ただ、このスレッドの文脈に則って言えば、
視野を増やす・広げる、自分の中の態度を見極める、という意味で、
『教養としての大学受験国語』は読む時期が早ければ早いほど良いと思う。
というか、この本はそういう使われ方をして良いものだと思う。
という事で、個人的な感情を差し引いても薦められる本は『教養としての〜』です。
43 :
1 :2000/08/27(日) 00:48
>41
文章についての解説は、それが主眼となっている為、
予備校講師の説明よりも分かりやすい(専門により近い人だし)。
小論文を書く準備段階としても、良いテクストだと思います。
44 :
ヒロ :2000/08/27(日) 00:54
あの本は現代文だけでなく、小論文や政経にも役に立つ
と思う。
>予備校講師の説明よりも分かりやすい(専門により近い人だし)。
そのとおりだね。問題を作る側の立場だろうから。
45 :
age :2000/08/27(日) 18:57
上げよう。
46 :
age :2000/08/28(月) 07:48
揚げよう。
47 :
西こうじ :2000/08/28(月) 07:53
『教養としての大学受験国語』は代ゼミ英語西きょうじもすすめてました。この西きょうじのハイパーイングリッシュって講座で。ハイパーイングリッシュはレベル高いがおもしろかった。
48 :
>47 :2000/08/28(月) 07:57
英語の勉強に役に立つか?
49 :
39 :2000/08/28(月) 13:56
>>42 レスありがとうございました。
『教養としての〜』ですか。買って読んでみたいと思います。
興味のあることについては・・・うーん、パソコンと某人気アイドル娘。ぐらいですね(汗)
あ、法学部に行きたいと思ってます!
50 :
ヒロ :2000/08/28(月) 23:52
あの本の太字になってる部分は小論文のフレーズに使えるな.
51 :
優良スレッド上げ :2000/09/04(月) 03:46
結構充実した良いスレッドだと思いまふ。
52 :
遅レス :2000/09/04(月) 08:34
「共同幻想論」は「For Biginners (32) 吉本隆明」で読むという手もある。
すごく邪道だと思うけど原著よりはわかりやすい。
ただしどれほど受験に貢献するかは定かではないけれど。
共同幻想なんて試験に出ればラッキー、という程度か。
小論文を書くのに本田勝一の「日本語の作文技術」はどうだろうか。
これは文章の書き方を考察してそれなりの定評を持つ本で、
背景知識とは別の小論文対策に役立つと思う。
(紹介するおまえの文章だって大したことないから、
どうせ本もその程度のものだろう、なんて思わないでね)
うーん、どっちも参考書じゃないなあ。
参考書だけで受験は乗り切れない、と言うことで。
53 :
>52 :2000/09/05(火) 00:49
このスレッドでは、所謂「参考書」以外で、
背景知識をつけるのに役立つ本なんかを紹介しても良いと思います。
実際、参考書や問題集だけじゃ、大学に入ってからの基礎知識なんかは絶対的に足りないと思いますし。
大学でのスタートラインを高く設定出来るように、って視点もアリだと思います。
受験がゴールじゃないんだし。
54 :
age :2000/09/05(火) 23:24
age
55 :
名無しさん :2000/09/06(水) 17:54
毎日新聞の夕刊いいよ。今週の橋本治が敬語について書いてるのとか、
俺が教師なら入試に使いたい。
56 :
受験生 :2000/09/07(木) 01:23
>55
うちも毎日だけど、その話は何日付に乗ってる?
57 :
a :2000/09/07(木) 04:05
橋本治ってクセがあるけど、うまくハマるとマジでいいね。
「ああでもなくこうでもなく」(マドラ出版)
「天使のウインク」(中央公論社)
この2つはいわゆる現代時評。
サカキバラ、タイタニック、サッチーあたりが載っている。
だから39のようにある程度教養のある文章を読みたいが、
どんな分野に興味をもっていいかわからないという人向け。
しつこいが文章にクセがあるから図書館で試し読みをすすめる。
「天使のウインク」の中で、映画「羊たちの沈黙」とからめて
連続猟奇殺人について述べた文章があるんだけど、
(タイトル「まだ『こわいもの』はあるのだろうか?」)
これを発表した直後にサカキバラの事件がシンクロした時は
マジで鳥肌が立った。
58 :
名無しさん>56 :2000/09/07(木) 07:53
たしか、5日付だった。鹿島茂とかの同じテーマのコラムがすぐ隣
に載る欄。
59 :
57 :2000/09/07(木) 23:11
>>58 オレ図書館で読んで来たけど、5日だった?
月曜夕刊だから4日じゃないかと思います。毎週月曜夕刊に
橋本氏の文章が載るみたいですね。
橋本治にしては(笑)読みやすい文章でした。新聞読者向けに
わかりやすくしているのかも。
60 :
>39(亀レス御免) :2000/09/08(金) 05:45
私もちょうど高1のこの時期から乱読を始めました。
特に入試を意識したわけではありませんが、
主に人文科学系の新書を月に15〜20冊ほど(ちなみに文学部志望)。
まる二年続けたらだいぶ現文は力がつきましたよ。
特にこの本、このジャンルというのではなく、
興味ある文野をとにかく多読することをお勧めします。
61 :
各科目揚げ :2000/09/14(木) 05:13
現代文はスレ多いな。誰でも参加できるからか。
62 :
>52 :2000/09/14(木) 06:11
これも遅レスだが・・・・・
FOR BEGINNERSのヨシモト本はいかにも古いなあ。
わし(30)が高校生のときに読んだ本じゃぞ。
というより、いまどきヨシモトが問題になるんじゃろうか?
『共同幻想論』なんぞ、現代の古典として読む分にはよいけど
それ以上の意味を期待するのはいかん。
63 :
CC名無したん :2000/09/17(日) 04:18
γ∞γ~ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人w/ 从从) )
ヽ | | l l |〃 さくらには難しいけど、あげ!
`wハ~ ーノ)
/ \`「 \_________________
64 :
受験生 :2000/09/17(日) 23:15
あげ
65 :
後期合格 :2000/09/18(月) 01:16
高校3年は浪人生は、そんな本読んでる暇ないだろうから
問題ときまくる方が早いと思う。参考書の解説でも中途半端だが多少は知ることができる。
予備校講師によってはそこらへんの思想背景を詳しく説明してくれる人もいるんじゃないの。
10年くらい前は鈴木孝夫あたりが推奨されてたね。今はどうだろ。
66 :
EBTG :2000/09/18(月) 01:36
『教養としての大学受験国語』は僕もいいと思う。
最近出た類書に、『辞書のウソ』辻本浩三(朝日出版社)なんてのもある。
辻本浩三は『MD』でも(入試問題キーワード)という、似たような企画を
やっていて、むしろこっちのほうが受験生にはいい。彼は、代ゼミの講師で、
参考書や『MD』はまっとうな本だと思うよ。石原千秋も誉めてたし。
人気はイマイチみたいだけど。
鈴木孝夫は以前に比べると、、という感じかなあ。池上嘉彦や中村雄二郎、
村上陽一郎、多木浩二、鷲田清一なんかはずっと定番だね。最近、加藤典洋
ごときまでよく出題されるようになってきた。これも、石原千秋が取り上げ
ていたことだけど。さらに加藤典洋の盟友、竹田青嗣は『陽水の快楽』が頻出ですね。
彼の『現代思想の冒険』なんかは、池上の『記号論への招待』と同じくらい、
わかりやすいから受験生にはいいと思う。まあ、浅田の『構造と力』が読めれば、
それが一番いいと思うけどね。
67 :
EBTG :2000/09/18(月) 01:41
一橋って福田恒存なんかを最近になってもまだ出すんだよな。
そう言えば。福田恒存なんてもはや大学生でも殆ど知らないだろうに。
68 :
名無し :2000/09/18(月) 04:48
長い本1冊読むのも悪くないが、新聞の夕刊文化欄に載る評論の方がいろいろな
分野に触れるという点でいい。とくに毎日新聞の夕刊の評論はなかなか高度。
69 :
EBTG :2000/09/18(月) 11:09
最近では宮崎哲弥の東京・中日新聞掲載の論壇時評を集めた『新世紀の美徳』なんか
いいかもね、ここ数年の論壇状況一望できるから。宮台の朝日夕刊「ウォッチ論潮」
を集めてある『世紀末の作法』はもうちょっと古いかな。松原隆一郎も「ウォッチ
論潮」を集めて本にしているけれど、これはあまりオススメできない出来だと
思った。古いけれど、見田宗介の朝日論壇時評を集めた『現代日本の感覚と思想』
(講談社学術文庫)は名著だと思うよ。あれは素晴らしい。
70 :
名無しさん@1周年 :2000/09/19(火) 18:19
『教養としての大学受験国語』は、「二項対立」など意識してなくてもなかなか
面白い。私大国語のテクニックとか、問題作成の裏話とか面白いよ。読み遂げれ
ば本当に教養もつくと思う。
71 :
名無しさん :2000/09/19(火) 23:44
65さんも言ってるように、受験生には今更
新書等を何冊も読めなどと言っても遅いですね。
せいぜい新聞の文化欄くらいかな。
つーか、読めと言われなきゃ新聞読まん奴なんか
大学生になる資格があるのかって問題もあるが。
明確な理由(思想的な理由とか、情報を取捨選択してるとか)
があってオレは新聞は読まん、という人は除くけど。
スレッドの内容はいいのに、タイトルで損してるね、ここ。
現代文の受験参考書スレッドと間違えてしまう。
72 :
>62 :2000/09/30(土) 00:31
遅レスです。
確かに共同幻想論それ自体は古い。
用語自体のインパクトはもう無いと思う。
しかし、共同幻想論という概念のもつインパクトは、
未知の者にとってはかなりなものがあると思う。
ただ、吉本で読む必要は無いと思う。
亜流でも、受験生には精神分析を齧っている岸田秀をオススメする(こちらの方がわかりやすいし)。
構造主義なんかも同様。
レヴィ=ストロースなんて、受験生は名前しか知らないんじゃないか?
ソシュールから始まる構造主義の流れを知れば、
レヴィ=ストロースの功績がいかに大きかったか、
またそれを乗り越える思想がいかに二項対立的な思考を克服しようとしたかが分かる。
この系統の思想(ソシュール〜構造主義〜ポスト構造主義)は、
専門以外の者にとっても魅力的なはずだし、知的衝撃も大きい。
また、記号論・ポスト構造主義(デリダなど)は現代文の文章の題材として取り上げられることもあるから、
知っておいて損は無いと思う(むしろ教養となりうる、という意味で「得」)。
73 :
72 :2000/09/30(土) 00:32
まぁ、確かに今から受験生(高3・浪人)が勉強するには、キツイか。
高2&大学1年向けだったかも。
74 :
1=72=トロ :2000/10/07(土) 23:23
上げる。
75 :
明治 :2000/10/07(土) 23:48
>74
君は早稲田二文生だろう?
76 :
トロ :2000/10/08(日) 00:00
>75
誰かと勘違いしてると思います。
あと、そういった馴れ合いレスは下げてやるか、他のスレッドでどうぞ。
77 :
40 :2000/10/08(日) 01:23
なんてゆーか、私偏差値低い学校いってるけど浪人時代は現代文は
偏差値75前後で70切ったことなかったです。私の偏差値がいきなり
あがったのは、太宰を読んだからだと自分では思ってます。
あと河合の天羽先生と平井先生の授業を受けたから。
ちなみに早稲田の現代文の問題を授業でいつも解いていましたが
いつも8割以上は取れてました。背景知識なんて要らないと思うよ。
78 :
40 :2000/10/08(日) 01:24
あ、二項対立は使えるなら使ったほうがいいよね。
79 :
ん〜、 :2000/10/08(日) 01:43
>>77 さんは太宰を読んだから、と言ってるけど、
どうして太宰だと成績が伸びるの?
その辺をわかるように説明してください。
純文学って下手に手を出すとかえって有害だと思うけど。
どうせ小説はセンターくらいしか出ないし。
80 :
40はただの名前 :2000/10/08(日) 02:05
>79
理由などありません。私がそう思っているからそうなのです。
これには深い理由があるのです。(なんだそりゃ)
81 :
79 :2000/10/08(日) 02:48
>>80 その答えでは読む人を納得させることはできません。残念。
『教養としての大学受験国語』のどこかのページにあったと
思うんだけど、小説は各々が好きなように読むことこそが
小説の醍醐味だ、みたいな記述があって(誰か間違ってたら
訂正して)、それゆえに独り善がりの読み方になりやすい。
そもそも純文学は万人に共感を呼ぶ書き方じゃないし。
それをふまえた上で「自分の読み方」と「他人の読み方」を
客観的に比べることができるというならそれはすごいと思うけど。
少なくとも半年後に受験する人へのアドバイスにはなりにくい。
あと、78の「二項対立は使えるなら使った方がいい」てのも
よくわからない。二項対立で書かれた文章なら二項対立で
読むのは当たり前のことで、しかもそれほど難しい作業ではない。
「AとBが対立関係にある」くらい読み取れなかったら
それこそヤバイだろう。
82 :
40はただの名前 :
別に読む人に納得してもらいたくて書いたんじゃないからね。笑
書きたいから書いただけだ。あははははー。
あんたは他人に納得してもらうことが文章を書く条件なのかな?
つまんなさそ。