【大学受験】 年々加速する一橋人気の低下で、「業界再編」の危機?(読売NEWS)[13/02/14]
文系の雄と呼ばれ、バブル時代にピークの人気を博した一橋大学の凋落が進んでいる。
今年度の一橋大学全体の受験者数は、前年度と比べ284人少ない2677人となった。受験者数の1割減は前代未聞と言えるだろう。
また、4年連続で受験者数は減少し、平成22年度の3332人と比べると、実に2割以上もの受験者数を失っている事になる。
こうした数字に対して、河合塾の安田尚孝氏はこう分析する。
「一橋の凋落は今に始まった事ではない。総合力が求められる時代で、文系の単科大学の需要はどんどん減退してきている。
文系人気は二極化し、旧帝国大学と呼ばれる7つの国立大学や、慶應早稲田といった有名総合大学は、依然として高い人気と就職率を誇っている。
人気下落の進む一橋が活路を見出すために、東工大や首都大東京などの都内国公立大学と合併し、総合大学化していくという案も浮上している。」
東工大側は一橋大学との合併を頑なに否定しているが、首都大東京との合併案は現実味を帯びてきているのではないだろうか。
今後の業界再編から目が離せない。