>>333 例えば以下のようなもの。
331:大学への名無しさん :2012/08/22(水) 19:43:26.69 ID:apg+jIdV0 [sage]
某例文集(注:ドライン&よくばり)にこんなことが書いてある。
「It cost me 数詞よりmeを省略したIt cost 数詞の方が自然である。何故ならmeを入れると『“私の場合は”○○円かかった』という意味になってしまうからだ」と。
しかしこれは嘘っぱちである。It cost me 数詞の方がはるかに自然で、It cost 数詞で言える方がレアだ。そもそも『“私の場合は”○○円かかった』という意味になって何が悪い。
電化製品を買うにしてもヤマダとヨドバシじゃ値段は全然違うし、同じヨドバシでも地方とアキバとでは違う。医療費だって診察する医師が違えば処方される薬もその量も違うから当然コストも違ってくる。
自転車を修理させても、修理の度合いで修理費は人それぞれだ。
It cost 数詞が使えるとしたら、全国どこでも変わらないコンビニの駄菓子くらいのスケールのものだ。これから先、この構文をわざわざ用いて言う必要があるであろう上記のような例(家電、医療費、修理費etc)では、It cost 数詞は不自然なんだ。
ちなみにGoogle先生曰く、“it cost me”は75,300,000 results、“it cost”は47,300,000 resultsと“it cost me”の方がはるかに多い。
この例文集の著者は、要するに「お前らが今まで学校で教わってきたものや、既存の参考書は不自然な英語なんだ。俺の教える英語こそ自然だ」と言いたいのだろう。
こういう塾講師の自己顕示欲が日本の英語力を衰退させる一番の原因となっているのではないだろうか。