「やるんじゃなかった」後悔した参考書7

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177大学への名無しさん
長文で御免。
手元に「英文解釈のトレーニングPLUS」(西田実・著)があるが、「本書の利用法」(p.6)に

「本書では原則としてすべての問題に全訳と要約を求めている」

と書いてある。「英文の読み方」ではなく「問題に対して求める能力」って点では、この本自体も
まがうことなき和訳主義時代の本。解答編で、SVOCと矢印で構文解析をしているところも、
ビジュアルや基礎精講等と大きく変わることはない。ちなみに、要約を要求しているのも、
それが読み方と言う点で効果的だからではなく、東大入試英語の1番が伝統的に(今裏が
取れる限りで、1976年から)要約問題だからではないか、と推測。

そもそもこの本、「初版・昭和55年(1980年)」で、92年の大改定でこのスタイルになったもの。
自分が知ってる/持ってた同タイトルの本は要約要素なしで、ただひたすら「全訳せよ」だったと
思う。昔のZ会A科・D科の出題スタイルね。

以上、自称技術者氏が言う「ガラパゴス」ってのが彼の脳内に描かれた虚像ではないか、この
人がやった学習も「今から見ればガラパゴス」視されうるもんじゃないか、というオハナシでした。
なお、同著自体はいい本だけど、今の受験生がわざわざ絶版本探して買うほどのことはないと思う。

もし、中澤幸夫著の同名書を意図してるんだったら、せめてそれが特定できるように書いてね。
>自称技術者