大阪大学と一橋大学

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918なぜ今、東大より医学部なのか
医学部に入れれば将来は安泰か?

医学部受験の倍率は、国公立大学前期日程で、平均およそ4.6倍。後期
日程でおよそ17.3倍。私立医学部で平均15倍と、高い競争率を誇っています。

依然として、“狭き門”の医学部。医学部に入学すればほぼ将来も約束
されたといって過言ではないというイメージもあります。

では医学部に入り、医者になれば本当に安泰なのでしょうか。講談社から
出版されている『子どもを医学部に合格させる父親はこうやっている』(松原
好之/著)に興味深い一文が載っていました。

「子どもを医学部へ進ませたい父親としては、子どもに話す際、とくに強調
してほしいことがある。自己破産した場合に、弁護士や司法書士、公認会計
士などは資格が剥奪されるが、医者は免許を剥奪されない、ということだ。
私の知人の医者で病院経営に失敗して自己破産した者がいる。彼は自己
破産直後に北海道の北見の過疎の無医村から誘いを受けて、破産の翌日
から早くも、年収4000万〜5000万円の生活に入った。それ以前に蓄えた
貯金はもちろん全て奪われ、手元のお金はいったんゼロになった。したが
ってもちろん、自己破産前後の生活は確かに困窮する。しかし、破産後に
稼いだお金は、すべて自分のものになる。働き口が確保できれば、不安を
抱く必要はない。医者の場合は資格が奪われないのだから、働き口がなく
なることはない。

うちの子は商売やビジネスの才覚がないどころか、取り得がなにもないと
思ったら、医者にさせるのが一番良いと思う」

一流大学を出たからといって、卒業後に高収入の仕事があるとは限りませ
んが、医学部は入学した瞬間、ほぼ医者になる将来が約束されるのです。
これは魅力的と言わざるを得ません。