【倫理政経】偏差値2からの公民vol.36【現代社会】
【1票の格差5倍超に】=千葉法相、最多69万票でも落選−参院選
参院選選挙区の落選者で最も多く得票したのは神奈川の千葉景子法相で、
69万6739票だった。
これに対し、当選者の中で最少は高知の広田一氏で13万7306票で勝利を収め
鳥取ではたったの15万票台の自民党候補がじつにらくらくと当選した。
「1票の重み」の格差はじつに5.07倍にとなり、2007年の前回選挙の4.16倍よりもさらに拡大した。
これが今回まさに国政を左右する重大な結果をもたらした。
定数是正の動きや、これまでいかなる格差(価値の不平等があっても合憲=それこそが正しいと判決してきた)司法判断に影響を与える可能性もありそうだ。
ttp://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2 【一票の格差―選挙結果ゆがめた深刻さ】
制度の欠陥が、ゆがんだ結果をまた生んだ。
参院選が今回改めて警告している。「一票の格差」があまりにも大きすぎる。
今回の選挙区での最大格差は、神奈川県と鳥取県の間の5・01倍だった。
神奈川では69万票を集めた民主党候補(千葉景子法相)が落選、
鳥取ではたったの15万票台の自民党候補が当選した。
大阪や北海道、東京、埼玉、愛知では50万票を超えた人たちが続々と敗れた。
最少の13万票台で勝てた高知や、20万票以下で楽勝で当選した徳島、山梨などとの
「一票の価値の不平等」はあまりに歴然だ。
全選挙区での総得票数と議席数を比べてみても、深刻さがさらに浮かぶ。
民主党は有権者から2270万票も得たのに、たったの28議席を得たのみ。
一方、39議席を獲得した自民党は、じつはたったの約1950万票を得たにすぎなかった。
(つまりずっと少ない投票数ではるかに多くの議席を獲得して”選挙で圧勝した”のである。)
つづき
民主党は人口が多いのに議席が僅かしかない「軽い一票」の都市部での得票が多く、
自民党は人口が少ないのに議席が多い「重い一票」の1人区で議席をガンガン積み上げた。
このような一人一人が主権者として平等の価値を持たねばならない有権者の票数と、じっさい獲得した議席数の関係のゆがみは
「一票の格差の弊害そのもの」だ。
選挙区でも比例区でもいずれにおいても民主党をはるかに下回る票しか集められなかった自民党は、
しかしはるかに多くの議席を得て、今回参議院第一党となったが、果たしてこんなのが本当に勝者と言えるのか。
ひらたく言えば(無党派層がおおくうつろい易い)都市部の国民なぞは、
(地盤・看板・鞄が強固な旧来の自民ボスがいる)地方の国民に対し、
おまえらおよそ”五分の一程度しか人間としての価値を認めない”のが、いまの選挙なのである。
いったいこんな選挙のどこに正当性があるのか?これはこれは主権者たる国民へのまさに詐欺ではないか
そんな疑問すら抱かせる結果である。
参院は、いつまでこんな欠陥を放置するのか。しかし、従来、わが国の裁判所は
「このような格差すら合憲(つまり都市部の国民など1/5程度の価値もなく、それこそまさに正しいのだ)」と判決してきた。
しかし、こんな格差は一刻も早く是正すべきである。
38 :
大学への名無しさん:2010/07/15(木) 23:02:36 ID:FaXgyYyP0
現社っていちぶ私大だけしか二次に使えないんだね
39 :
大学への名無しさん:2010/07/15(木) 23:40:32 ID:T4a34LfI0
立命、中央ぐらいか?
40 :
大学への名無しさん:2010/07/16(金) 09:35:42 ID:wNgmVHnd0
>>36-47 千葉ちゃん可哀相だな・・
ほぼ70万票も獲得してるのに、一票の価値が五分の一未満で落選
片や自民党議員は10万台や20万台で地方の地盤看板かばんで楽勝で続々当選かあ
さすがに古い自民党ってスゴイわw
最低のアホ池沼の集まりの性情大の金持ちボンボン世襲バカが千葉ちゃん責めて吠えてたけど
ちゃんと理解してるんかねw、いや偏差値ゼロの池沼の成土成だから理解するのは無理かw
ここみると、もっと分かりやすく具体的に分析してあるよw
ttp://kasakoblog.exblog.jp/12941651/ 《参議院一票の格差 》
今回行われた選挙の一票の格差は5倍以上という、
もはや民主主義国家とは言いがたい、イカサマ選挙が行われたわけですが、
では一票の格差がなかったらどんな結果になったのか。
選挙区の得票数ランキングを並び替え、
上位73人を当選させるとこうなります。
《民主46、自民40、みんな16、公明9、共産6、社民2、改革1、たち日1》
増減の内訳は、
民主+2、自民−11、みんな+6、共産3 という結果に。
つまり一票の格差のおかげで自民党は11議席もインチキで取得し、
みんなの党は6議席、共産は3議席、民主は2議席、本来受かるべき得票を得ていながら落とされた
ことになります。
《参議院一票の格差 》
<当選したけど、得票数なら落選すべき人>
広田 一 民主党▽ 137,306
中西 祐介 自民党▼ 142,763
浜田 和幸 自民党▼ 158,445
輿石 東 民主党▽ 187,010
山崎 正昭 自民党▼ 212,605
青木 一彦 自民党▼ 222,448
小見山 幸治 民主党▽ 229,225
磯崎 仁彦 自民党▼ 236,134
桜井 充 民主党▽ 241,460
福岡 資麿 自民党▼ 256,673
島尻 安伊子 自民党▼ 258,946
岸 宏一 自民党▼ 263,987
熊谷 大 自民党▼ 265,343
鶴保 庸介 自民党▼ 273,960
山崎 力 自民党▼ 287,385
北沢 俊美 民主党▽ 290,027
若林 健太 自民党▼ 293,539
足立 信也 民主党▽ 294,286
柳田 稔 民主党▽ 295,276
松下 新平 自民党▼ 303,711
ttp://kasakoblog.exblog.jp/12941651/
<落選したけど、得票数で行けば当選すべき人>
千葉 景子 民主党△696,739
岡部 まり 民主党△ 617,932
藤川 雅司 民主党△ 567,167
小池 晃 共産党◇ 552,187
島田 智哉子 民主党△ 544,381
薬師寺 道代 みんなの党○ 529,130
-----------50万票---------------
道 あゆみ 民主党△ 463,648
小林 司 みんなの党△ 416,663
井坂 信彦 みんなの党○ 414,910
三橋 真記 民主党△ 409,190
----------40万票---------------
椎名 一保 自民党▲ 395,746
川平 泰三 みんなの党○ 389,445
清水 忠史 共産党◇ 366,105
河合 純一 みんなの党○ 359,983
本田 浩一 民主党△ 349,398
山田 美香 自民党▲ 325,143
中川 賢一 みんなの党○ 320,992
簗瀬 進 民主党△ 319,898
柿内 弘一郎 民主党△ 306,183
畑野 君枝 共産党◇ 304,059
69万票(というか約70万)とって落選してるのに、
13万票〜15万票ほっちとって当選とかどう考えてもおかしいから!
この頭おかしい選挙制度すら改革しない、
日本の政治や司法(「憲法や平等に適合した正しい選挙で、合憲」と最高裁は繰り返す)って、
どうなっているのでしょうか?
頭おかしいとしかいいようがない。
ttp://kasakoblog.exblog.jp/12941651/
>>40 でも、都市に人口が集中してる状況で一票の格差を本当になくしちゃうと
都市圏選出の議員ばかりになるいう別の問題も生じるんだよね
だからといって、今のままでいいとは思わんけど
日本と、国民主権、民主主義、国土の大きさ、人口といった制度が類似す西側先進国の場合を見てみよう
《ドイツ 》
総選挙があるたびに、1年以内に一票の格差を是正する。
全人口を選挙区数で割り、1議席あたりの人口の平均値を求め、原則としてこの+25%から-25%に収まるように厳密に区割りがなされる。
ただし、州境を超えないようにするためにやむを得ない場合など例外的な場合は+33%から-33%まで許容される。このために、最大格差はちょうど2倍までは発生し得る。
比例ブロックは、開票後、”実際に投票した者”の数に比例して定数を配分する。このため、
実際になされた投票率の低いブロックの有権者一人当たりの議員数は減少し、逆に観念上の一票の格差が生じる。
(あくまで実際になされた投票率に基づく一票の価値の平等の実現との考えに基づくため)
《イギリス》(日本がお手本にする二大政党制・議院内閣制、議会制の母国)
イギリスでは、裁判官などからなりイングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの各地域に設置された“境界委員会”が、
10年程度に1度、有権者数に応じて選挙区の区割りを見直し、選挙区の分割や合併などの再編成が行われる。
現在は各選挙区の有権者がおおむね5万人-7万5000人になるようにきちんと調整されている。
しかし、離島の選挙区のみが例外になっており、ここに限って最大の格差は有権者が約2万2000人のアウターヘブリディーズ諸島の選挙区と、
約11万人のワイト島選挙区の5倍程度になる。ただし、これはワイト島の住民が意図的に、2つの選挙区に分割されることを拒否しているためである。
かつてはスコットランドは多くの定数が配分され、意図的に議員数を多くしていたが、
スコットランド議会の設置による自治権の拡大により国政上の優遇の必要がなくなったことから、
スコットランドの定数は削減された。
現在では、平均してイングランドに比べてスコットランドが1.1倍、ウェールズが1.2倍程度の優遇になっている程度の格差しか
存在しない。
日本と、国民主権、民主主義、国土の大きさ、人口といった制度が類似す西側先進国の場合を見てみよう
《フランス》
原則1.50倍以内でフランス全土において一票の格差を厳密に調整することになっている。
しかし、実際には農村部などに人口の少ない選挙区が存在し、1999年の国勢調査では
ヴァル=ドワーズ県第2区とロゼール県第2区の間に、5倍以上の格差が確認された。
《イタリア》
1.22倍以内で必ず調整する。
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やや小さな議会制民主主義国
《イスラエル》
全国一区の比例代表制のため、議席は投票者数に比例して配分される。
区割りそのものが存在しないため、徹底した投票価値の平等が実現されており、
そもそも一票の格差の問題自体が起こらない。
《オランダ》
全国一区の比例代表制のため、議席は投票者数に比例して配分される。
区割りそのものが存在しないため、徹底した投票価値の平等が実現されており、
一票の格差の問題自体が起こらない。
47 :
大学への名無しさん:2010/07/16(金) 15:53:28 ID:8YQ/ymZL0
日本と、国民主権、民主主義、議会制は同じだが、
国土の大きさ、各州ごと人種構成、各州の統治制度がそもそも違い・もともと各州が極めて高い独立性を持つアメリカの場合
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アメリカ合衆国 (巨大な国土をもつ大陸国家&各州の独立性が強い連邦制国家)
下院は10年ごとの国勢調査に基づき、州ごとにヒル方式で議席を配分したうえ、州内において完全に均等に区割りをする。
この方式が、出来うる限りで一票の格差はもっとも少なくなる方法である。
現状では、格差はほぼ1.4倍以下である。ただし、10年以内に各州の人口の格差が広がれば、一票の格差は増加してしまうが、
他に方法があるわけではない。
他方、もともと建国の歴史から独立性が強く各州がそれぞれ独立憲法と法典を持ち裁判制度も異なる連邦制ゆえ
(イギリス以下〜オランダまではおよそ単独の法域を構成する単一国家であるのに対し、
アメリカには51個を超える法域が存在している。すなわち、アメリカの司法制度の第一の特色は、
連邦法(国法)の規律することのできる事項が連邦憲法に限定列挙されていることである。
それゆえ日本における民法や刑法に当たるような一般的な法律は州法として定められている。
第二の特色は、このように州ごとに異なる法を運用する裁判所も各州ごとに存在することである。これは、
たとえば日本において地方裁判所が地域ごとに存在するのとは意味が異なり、各州が州憲法を有し、その憲法によって
裏打ちされた統治機構を有し、その一部として裁判所が存在するのである。
日本においては最高裁が一切の訴訟の終審となり、イギリスにおいては2008年現在、貴族院が司法の頂点に立っているのと対照的に、
アメリカでは各州ごとに、各州の最高裁判所が終審となるのである)
このようなすぐれて連邦国家の特徴として、「上院」は連邦憲法に保証された各州平等の原則に基づき、各州2議席である。
これを格差に換算すると70倍を超えるという、稀有な制度である。
ついでに
ttp://opinion.infoseek.co.jp/article/938 【参院選】サルでもわかる一票の格差
「一人一票」の問題点?
「一人一票になると、人口が多い都市部の意見が有利になり、人口が少ない地方の意見は相対的に軽く見られる」
という意見があります。(だから、地方で大物ボスのいる選挙区だけ5倍の価値を持たせ、都市は5分の一にしとけ)
果たして本当にそうでしょうか。
東京都民は1,300万人で、日本の人口の10.2%を占めます。
都市部として、大阪、神奈川、福岡など各政令指定都市を全部足すと、2,630万人。
東京都と足しても人口の30.9%に過ぎません。
つまり、都市部を全部取っても(ぜんぜん)過半数は取れないのです。
いまの選挙制度は政党による選挙を前提としています。
(たとえ憲法上保障された、”完全な”)一人一票になっても、地方の意見を顧みない政党は(ぜんぜん)過半数は取れないのです。
なお、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア・・・など先進民主主義国も都市部は人口が過密、地方は人口は少ないことに何ら違いはない。
では何が違うの?、これらの国は選挙ごと政策ごとに、各政党の得票数・獲得議席が入れ替わり
政権交代が起こるという、民主主義国家としていわば当然のことが営まれてきただけ。
日本のような一党独裁の政治体制≠民主主義国という、体制ではなかったから、
地方のボスの地盤、看板、鞄に特権的に有利な格差を恒常化するなど起こり得なかったし、それを憲法適合的と認める腐敗した裁判所が存在しなかっただけ
>イギリスの場合
>10年程度に1度、有権者数に応じて選挙区の区割りを見直し、選挙区の分割や合併などの再編成が行われる。
>現在は各選挙区の有権者がおおむね5万人-7万5000人になるようにきちんと調整されている。
ここから、最大7万5000人 ÷最少 5万人 = 1.25倍以下(最大格差)になりますね
封建的な身分制やそれ伴う等級選挙、制限選挙を
近代革命で打破した欧米の真の民主主義の下では
民主主義の根幹をなす「投票価値の平等」に対する国民の視線は厳しく
それを護らずに時の為政者にへつらうと裁判所もたちまち信頼を無くし存在を否定されます
やはり敗戦でしぶしぶ押しつけられたものでなく、
自ら血を流し多大な犠牲の下にたたかって真の民主主義を勝ち取った国というのは
全然違いますね、国民もそうだし、裁判所も、議会もすべて
こんなんじゃ日本はまだまだ近代国家として胸を張れない
×ここから、最大7万5000人 ÷最少 5万人 = 1.25倍以下(最大格差)になりますね
正) ここから、最大7万5000人 ÷最少 5万人 = 1.5倍以下(最大格差)になりますね
面白いほど使ってるんだけど、教科書と併用するべきですか?面白いほどだけで十分ですかね?