1 :
大学への名無しさん:
大学一年の頃、下宿先のアパートの僕の部屋に数人の人が訪ねてきた。
サークルの勧誘だった。大学から5分という近くに住んでいた僕は、
友達も欲しいし入ろうかなと思って車に乗せられてついていった。
やがてそのうちの一人のアパートに寄った。
四畳半くらいの小さな部屋を半分くらい占める大きな仏壇が有った。
その人は何やらお経を唱え始めた。
その前後どっちだったか記憶が薄いが、
広ーい道場みたいな部屋が有る建物に連れていかれた。
そこで僕は
人人人
人 人
人 人 人
人 人
人 僕 人
人 人
人人人
こういう風に囲まれ1対1の問答をやらされた。まわりにはヤジを飛ばす人が。
「それで良いのか」とか「何の為に生きているのか」とか。
よくは覚えていないがそんな感じだったかと。
僕は意味が分からなかった。
そして最初に言っていたサークルとは程遠いものだった。
2 :
大学への名無しさん:2010/03/30(火) 23:31:10 ID:I0p3g6h60
やがて解放されてアパートに帰ったら
先輩が「それは新興宗教の創価学会だよ」と教えてくれた。
その後もその人達は僕のアパートへ来て
ドアをノックして僕の名前を大声で呼ぶのだった。
田舎から出てきたウブな僕が初めて感じる都会の恐怖であった。
僕は宗教には入るつもりは無かったので、
居留守を使うことにした。出ていって断る勇気がない。
5分くらいノックと声は続いたであろうか、
やがて帰っていったようなのでドアを開けて見ると、
みかんが数個置いて有った。悪い人ではないようだ。
しかし、まるで借金取りのような勧誘はその後も数日続いた。
それからの僕はサークルに入る事も無く講義に出る事も無く
無気力になって中途退学に至るのであった。
昔、
僕の街には「創価学会は出ていけ」とかいう大きな看板が有った。
でも今ではその看板が有った街には公明党の選挙ポスターが大きく。
3 :
大学への名無しさん:
VIPでやれ