/  ̄`Y  ̄ ヽ 3科目の素点合計で 「88点」の受験生が
/ / ヽ
,i / // / i i l ヽ 大学公表の合格最低点「85.0」を
| // / l | | | | ト、 |
| || i/ ヽ、 ノ | | 3点も 上回って いたのに・・・
(S|| | (●) (●) |
| || | .ノ )| 不合格だったらしいの。 なんでこんな事が
| || |ヽ、_ 〜'_/| |
. /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ 起こるの? おかしいわっ! おせ〜て!
| ,___゙___、rヾイソ⊃
| `l ̄ トゥット ルッ トゥットゥー
. |. ・ ・ |
>>94 回答・1
簡単に言えば、大学が発表する「合格最低点」は、「標準化後の数値
だから」ということになる。つまり、このケースは、標準化後の3科目の
合計点が85.0を上回れなかったということだ。では、どうしてこのよう
な事が起こるのか、後ほど、成績開示を受けた受験生の報告事例から
検証したい。その前に先ず、大学が採用している「標準化数値算出の
数式」にどのような性質があるのかを分析しなくてはならない。つまり、
どのような条件があると標準化後の数値がどのように増減をするのか
という分析が必要になる。
素点を標準化する時、自分が選択した科目の「受験者平均点」が、
配点の半分以上か、半分以下かによって大きく変化する。一番有利に
標準化後の数字が稼げるのは、受験者平均点が配点の半分より低くて
その科目で高得点を取った時だ。これと反対に、よく勘違いがあるのが、
平均点が高い科目で高得点を取って満足してしまう時だ。このときは
標準化後の数値が思ったほど伸びず、素点より大きく減る時があり、
罠にはまる時がある。この数式の本質は下記のA方式、B方式に素点
や平均点等を入れて計算すれば簡単に判明する。 ( 続く )
>>94 回答・2
いずれにしても、以下の「標準化数値算出の数式」にいろいろな素点や
平均点を代入して、標準化後の数値を実際に出して見ることを進める。
大学当局はどこの大学も、採用している数式を公式に公表してないが、
以下のB方式に、「標準偏差」というまた別の数式を盛り込んだものを実際
に採用していると推定する。つまりC方式だ(私見)。標準偏差については
説明すると2,3時間かかるので省略する。はっきり言って俺もよく分から
ない。www。以下、今年2009年の人科の入試で、実際に受験し、成績
開示を受けた受験生のデータをコピペし、この事例を検証したい。
【A】方式:(素点x配点の半分)÷平均点=標準化後の得点
【B】方式:(素点ー平均点)+配点の半分=標準化後の得点
【C】方式:(素点ー平均点)÷標準偏差×10+配点の半分=標準化後の得点
注1・・・C方式で「標準偏差×10」が「1.00」になった時、B方式=C方式となる
注2・・・C方式で「標準偏差×10」は代入する数値により「1±0.5」で動くらしい。
注2・・・標準偏差については、以下を参照(俺は途中で3回ほど発狂した!)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%99%E6%BA%96%E5%81%8F%E5%B7%AE
>>94 回答・4
このデータ申告が正しいものとして、簡単に説明すると・・・、
英語で20点(素点)取ったものが、標準化後に「21.244」となり
国語で32点(素点)取ったものが、標準化後に「21.118」となり
日本史で36点(素点)取ったものが、標準化後に「32.676」に
なったという報告だった。
ここで、国語(50満点)で32点(素点)を取りながら、標準化後に
なんと「21.118」に下落してしまうという点に着目したい。受験者
平均点をみたら、「35.961」とあり、配点の半分をはるかに上回
っている。そのために標準化後の数値が大幅(10.882)に落ち
込んだという経過が実証できた。 この受験者は、素点合計(20
+32+36=88)が「88」のため、大学が発表した合格最低点
「85.0」を上回っていることをもって合格だろうと思っていたと思う。
しかし、この受験生の標準化後の合計点は「75.038」となり、
実際は「85.0」を「9.962」も下回っての不合格だったという結論
になった。 「成績標準化」とはざっとこんなものだろう。 以上。