■企業系大学の「底力」
不況でも就職に強い大学 AERA(09.10.12号)
15歳の一人息子が腸チフスで死んだ。悲嘆にくれた両親は、カリフォルニアの広大な敷地に、
最愛の息子「リーランド・スタンフォード・ジュニア」の名を冠した大学を設立する。
鳩山由紀夫首相の母校、スタンフォード大学はこうして誕生した。
父リーランド・スタンフォードは、大陸横断鉄道を建設した鉄道王。
米国にはこのほかにも、実業家が設立した有名大学が数多く存在する。
◆日本版スタンフォード
日本にも、「企業系」と呼ばれる大学がいくつかある。
東京都練馬区の武蔵大学は、東武鉄道を中心とする東武グループの創業者根津嘉一郎が
1922(大正11)年に創設した旧制7年制の武蔵高等学校がルーツ。いわば「日本版鉄道王」がつくった大学だ。
大学が個々の学生の面倒をしっかり見ることと、企業と長年の信頼関係を築いてきたことが強みだという。
http://www.aera-net.jp/summary/091004_001186.html