◎ 傷害:愛知学院大学ハンド部で後輩いじめ 焼き肉押し付け、書類送検
(毎日新聞 2008年11月30日 中部朝刊)
愛知学院大学(愛知県日進市)の男子ハンドボール部で昨年、先輩部員が後輩部員にやけどを負わせ、傷害容疑で書類送検されていたことが分かった。
事件を受け、同部は活動停止していた。
大学によると、昨年6月、同部の4年生の先輩部員(当時21歳)が福井県の同じ高校出身の1年生の後輩部員(同18歳)に対し、焼き肉店で肉を胸などに押し当てやけどを負わせた。
後輩部員から被害届を受けた県警愛知署は同7月、先輩部員を傷害容疑で書類送検。
先輩部員はその後、無期停学になり、今年2月に解除された。
同部はこの事件を受け、活動を今年3月まで停止。
所属する東海学生リーグでは1部から4部に降格し、当時の監督が昨年12月に引責辞任した。
同大学では今月、男子バレーボール部の元部員が後輩部員から計約150万円を脅し取ったとして恐喝容疑で逮捕された。
黒神聡学生部長は「クラブを教育の一つの柱に置きながら、重ね重ね問題を起こして申し訳ない」と陳謝している。