大学生就活「氷河期」へ 売り手市場一転、内定取り消しも
▼金融危機の余波
10日、明治大(本部・東京都千代田区)の就職キャリア形成支援事務室に
3年生たちが続々と企業研究にやってきた。
こうした光景は11月に入ってから続いているという。
「夏までは『売り手市場』といわれ心に余裕があったけど…。不況でつぶれてしまう会社も出るだろうから、簡単には志望企業を決められない」。
商学部女子学生(20)は、そうため息をついた。
今回の金融危機で、今後は企業が採用数を絞り込むのは必至。情報コミュニケーション学部の男子学生(21)は「企業に採用人数を聞いたら『減る』と言っているところもあった」と話す。
明大の杉林宏茂・就職キャリア形成支援事務長は
「世界のトヨタですら業績を下方修正している。業種で差はあれ、就職が厳しくなるのは確実」という。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/081111/trd0811110033000-n1.htm