元井先生ですか・・・
選択肢を切る方法論はいいと思うんですよ
実際,要領よく点のとれる人はあれに似たことをやってると思います.
ただ,参考書では選択肢問題しかなく,その方法のみに頼ってしまうと,
記述問題や「傍線部を訳せ」という問題が自分の力でできなくなってしまう気がします.
指示語に着目,敬語に注意,前後の対応などは,
突飛な方法論ではなく,用語は違えど土屋先生なども強調されており,読解の正道です.
なので,これらは長文を読む際に常に気をつけたいところです.
(続く)
で,僕は実は代ゼミでバイトしてたことがあります.
ある時,元井先生に習っている現役生が質問しに来たんです
「現代語訳をどんどん見て,量をこなしなさいって言われたけど,それでいいんでしょうか?」と.
僕は元井先生に直接習ったことはありません.
で,その子にもどう答えたらいいかちょっと困りましたね.
結局,「最初は訳を参考にしてもいいけど,慣れてきたらじょじょに訳を見ないように」と答えました.
古文自体を読まずに現代語訳に頼りきってしまうと,本番で古文が全く読めないということになりますから.
もちろん元井先生の意図は違うのでしょうが,
先生の方法論を誤解している生徒さんも結構いるようでした.
(続く)
彼の言う「ざっと読む」ことの出来る生徒は,すでにかなりの力があるわけです.
古文に慣れてない人は,「ざっと」どころか,全部がわからない状態だと思うので,
「緻密に読み,全訳して全て理解する」ことを第一目標としたほうが力がつきます.
で,だんだんポイントがつかめてくるので,そうしたら重要なところは頭で訳して
重要じゃないところ・自分がわからないところは気にせず無視すると.
語学には段階があるので,古文学習も自分の実力によって学習方法を変えていくのがよいと思います.
僕は元井先生を批判するつもりは毛頭ありません.
しかし一ついえるのは,あの参考書のみでは足りないです
(元井先生も過去問などで演習をするように言ってると思います).
実際問題,過去問は解説が悪かったりして利用しづらいので,
Z会の本などを適宜併用すると良いように思います.長文すみません