アフマディネジャド大統領がアメリカで批判されているのは必ずしも
イランの核開発疑惑だけが理由ではなく、本人がホロコーストを否定
したり、「イスラエルは地図上から消されるべき」といった反ユダヤ
主義的な見解を披露したと伝えられていることも大きいと思われます。
"Ahmadinejad Hitler" でgoogleを検索してみても、彼を現代のヒトラー
になぞらえる意見は、特にアメリカではそう珍しいものではないよう
です。主に保守派と目される人々の意見でしょうけど。
稲丸氏にとっては「吐き気」を覚えることかも知れませんが、
>>715で
紹介させて頂いたコロンビア大学学長のステートメントにもあります
ように、大学には大学の役割があり、様々な異なる意見を対峙させ議論
を深める場を提供するというものもその中の一つに含まれるのであって、
例えヒトラーのような意見の持ち主であっても大学という場で自分の
思想信条を明らかにすることを妨げられるものではないという意見も
存在しうることはご理解頂けますでしょうか。
仮に「ヒトラー氏来日。早大で講演」などということが実現していれば、
後世になって稲丸氏のように「絶句」したり「アッチャ〜!」と言っ
たりする方も出てこられたかも知れませんが、何にせよ大学側がその
ような意見に左右される必要はないのではないでしょうか。後世から
見ればそれもまた大学史の一ページを構成するに過ぎないのであり、
ドイツのニュルンベルク市にとってナチ党大会やヒトラーの演説が、
負の歴史とは言えども今となっては歴史の一ページという以上のもの
ではないのと同様であると考えます。
ちなみに、「本学職員ちゃんは、派遣やバイトを除けば漏れなくOB
だもんね〜」とのことですが、少し前に朝日新聞の夕刊で埼玉大学卒
だという早稲田大学職員が自らの業務内容を紹介していました。
従って稲丸氏の認識は明らかに誤りです。