数学の参考書★問題集☆勉強の仕方 Part86

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13大学への名無しさん
Q.「白チャートは教科書レベル、その他のチャートは網羅系のところに分類されていますが、『白』→『赤』のようにやるのはかまわないのでしょうか?」

かまいません。やるなら、『白』→『青』または『白』→『赤』がいいでしょう。
あるいは、『白』をマスターした後なら、1対1か標準問題精講に進むのも可能です。

チャートシリーズの色別特徴。
『赤』
基礎をさらっとおさらいしつつ、入試上級レベルの知識まで学べる。
例題と練習だけならそれほど難しくはないので、教科書の後に始めることも可能。
関連事項の解説が充実しているので、『青』よりも本質がつかみやすいといえる。
収録問題のパターンは『青』より絞られていて、網羅度は『青』よりもやや低い。
なお、先輩や先生の「赤はやめとけ。青で十分」という発言は、新課程版の現状を知らずになされている可能性が高いので、
「新課程版の赤チャート・青チャートをよく調べられた上でおっしゃっているのですか?」と確認した方がいいかも。

『青』
旧課程からの定評があるため学校や塾で採用されることが多いが、新課程版は問題選定と配列が雑で旧課程版より
出来が悪くなっているという意見が多い。
例題や練習に突如として難しい(or 解答の理解しがたい)問題が出てくることがあるので、
途中でどうしようもなく行き詰まる可能性がある。
網羅度は高く、多種多様な問題パターンが載っているので、解法事典的な価値はある。

『黄』
教科書の復習レベルから入試標準レベルまでカバー。
掲載問題は典型的かつ標準的なものばかりで、全問題完璧に覚える価値がある。
東大・京大・一橋を除く文系志望者に最適なレベル。
理系でも苦手な人は下手に『青』に手を出さずに『黄』を確実にこなした方がよい。

『白』
教科書レベルで解説も丁寧。
用語の定義や基本事項の解説から載っているので、まったくの初学者でも使用可能。
例題をすべてやれば教科書の章末問題レベルまでカバーできる。
EXERCISESには入試頻出パターンが多少入っているため、突然難しくなることもあるので注意。