Q解釈と長文読解の違いて何ですか
A解釈→構文を取って文を読むこと
長文読解→文以上の段落構成やパラグラフ同士のつながりから文や段落の内容
語句の意味を把握しながら読むこと
Q電話帳て何ですか
A旺文社やたちばな出版(旧版は研究社)から出ているその年主要大学で出題された問題が
ひととおり掲載されている電話帳のように分厚い本です
Q赤本(過去問)て最後の総仕上げって感じで使うものですか
網羅系じゃなくてもどれかひとつの本を仕上げたらまた新しいのを買うんじゃなくて
その本をベースにしながら赤本(併願を含む)を問題集にして力をつけるってのもありかな?
志望校と同じレベルの問題だし入試問題である以上良問だと思うんだけど・・・
しかもそれより簡単な問題は併願のがあるわけだし問題数もけっこうある
A赤本(過去問)を総仕上げにするともし実力が志望レベルに達してない場合泡食うよ
書いてあるように適度な本1冊やるごとに随時確認した方がよい
過去問やってできなかった弱点や分野が出てきたら復習なり、新しい本で補強
あと入試問題だからって良問とは限らない
一部の大学はわざと時間のかかる問題をいれてトラップ作ってる
その辺を見極める作業も重要なわけだが
Qパラグラフリーディングの本をやると長文が速く読めるようになりますか
Aある程度の読解能力がないとパラリーをやるどころじゃないと思われ
パラリーというのは「補助」くらいのもの
読解力が上がれば方法論身につけなくてもハイレベルの英文は読めるようになります
またパラリー系の本をやると方法論を問題に適用させようとする癖がつくため
パラリー前よりも読解速度が落ちるケースが一時的に見られます
こういった現象は多量の演習により改善されます
Q最近の入試では出題される英文が長文化していると聞きますが対処する方法はありますか?
A確かに一時期そういった傾向がありました。ただここのところは、無意味に長い英文の出題に対して一定の
歯止めがかかってきました。大変喜ばしいことです
センター試験も初期の頃と比べると全体の語数は大幅に伸びているものの
所謂「長文問題」と言われる「総合問題」の長さ自体はそれほど変わっていません
個々の大学について分析するときりがないので止めますが
文章は一文ずつしか読めないのであって、速く読めるような方法などないと心得てください。
例えば日本語の新聞を読む速度を考えてみましょう
小学生の時に比べると新聞を読むのが速くなっているはずです
それは速く読む訓練をしたからではなく日本語の文章に接しているうちに
知らない単語が減っていき・・・という具合に読むための障害が
ひとつひとつ取り除かれていったからに過ぎません。
同じ新聞でも例えばプロ野球に興味がある人はスポーツ欄の記事は速く読めるが
そうでない人は遅い。政治面でも同じことが言えます
この現象はただ興味の有無だけではなく興味がない分野には知らない単語があるということが多いから
だと思われます。日本語ですらそうなのですから、まして英語ではやはり単語の知識が大切なのだ
ということも改めて思い知らされます
Q英文を速く読んだり全体の意味を即座に把握するような方法はありますか?
Aありません
繰り返しますが基本は一文一文読み進むことなのです
“全体”を眺めつつ“部分”を観ることはもちろん大切なのですが
このことは一文がきちんと読めないのに全体が読めるはずはない
という自明の理を否定することにはならないのです
長文〜解釈と読解、速読〜
解釈=文の構造から文の意味を把握
読解=文以上の単位で文やパラグラフの意味を把握
解釈は300語程度の長文を50〜60題解釈していけば
入試に十分な解釈力はつく
読解は何らかの参考書を片手に100題ほどやれば身につく
文を読むのが遅いから速読といっている人間が多いが
基本的にそれは解釈や読解のレベルが低い
即ち、読んだり解釈したりした文章の経験値が低いことに依存していることが多い
まずは自分の解釈力と読解力を鍛えよう
問題も過去問等で十分に解いて対策しておくと良い