関西から本社機能を東京へ移す企業が増加し、関西の魅力の低下が懸念されて
います。また、失業率、倒産件数の増加、りそな銀行の実質国有化など、関西経
済の不安材料には事欠きません。
・平成13年の事業所・企業統計によると、近畿2府5県の事業所数は5年間で7.3%
減少しています。企業倒産件数は高水準で推移しており、大阪の失業率の高さは
沖縄に続く第2位と関西の地盤沈下は進む一方です。
・「関西経済低迷の要因は何によるところが大きいと考えますか」という質問に
対し、70.4%の企業が「産業空洞化」と回答し、「金融・工業等の地盤沈下」
42.7%、「本部機能を東京へ移転する企業が増加」23.5%と続いています。
大阪信用金庫 総合研究センター
(
ttp://www.osaka-shinkin.co.jp/report.htm)