●英語長文読解問題の解き方(旺文社)
中級者向けで、標準的な受験生に入試に出やすいテーマを演習させるのに向いている。
設問に節の書き換えなど若干古いところがあり、長文問題精講より若干レベルが落ちるが難易度はそれなりに高い。
●基礎英語長文問題精講(旺文社)
対象は短大入試から下位国立程度
長文問題精講の基礎としても有効
●長文問題精講(旺文社)
対象は上位国立脂肪ぐらい。下位旧帝も可。
扱っている英文の質は高い。語句の説明は丁寧。設問に関する解説が足りないと感じるなら、
この本をやるレベルには達していないと思ったほうが良い。
●必修英語長文問題精講
基礎精講と違って解説が詳しい(構文が完全にとってある)
レベルは中堅大・センターレベル。高2生向け。
●英文必修問題精講(旺文社)
難易度は基礎。一通りの文法を勉強したら無理なく出来るレベル
基礎構文は網羅されている。これが終わったら基礎長文へ
●西英文読解講義の実況中継(語学春秋社)
難関大学向けではなく、読解のみで問題や問題の解法についての解説はないが、
英文レベルは、高校2年生から大学受験生まで、幅広くカバーできる内容。
●旧版英文解釈のトレーニング(Z会出版)
絶版になってしまった東大京大受験者に向いた本。
基本的には全訳+要約用の本なので、全訳や要約を紙に書き出して添削を行わないと効果は薄い。冬休み前くらいまでには終わらせたい。
●英文解釈のトレーニング実戦編(Z会出版)
難関国公立2次の受験者を対象 創作問題も含む総合問題形式
予備編16問本編19問から構成 英文のテーマは文系から理系(特に医学系が目立つ)まで幅広い
全編通して100文字から200文字の説明問題や長い和訳問題が中心で難度は高い
基礎力は前提としてある程度記述力がある人向け
この本に入る前に要約説明問題の練習として同出版社のディスコースマーカなどをやった方がよい
●速読英単語(Z会出版)入門編 必修編 上級編
必修編は、覚えるべき単語レベルは最低限この本くらいが必要であろうというレベル。
上級編は早慶ぐらいで、良質な文章が多く、長文読み込みに良い。
●英語長文読解頻出問題選(Z会出版)
11月とか12月に確認テストとしてつかう、私立向けの本。
英文の長さは200語程度から800語を超えるものまで多様で、
空所補充・長文内の語順整序・下線部の書き換えなどオーソドックスな問題構成である。
●出る!出た!英語長文シリーズ(河合出版)
30選は中堅〜上位国立志望者を対象とする本。解釈、要約対策用で客観問題がないので国立向け。
22選は30選の上位問題集で和訳・要約中心で長めの和訳が多い
●速読のプラチカ(河合出版)
難易度は標準からやや難 内容一致・空所補充など客観問題を中心とした総合問題 私立向きだが国立も可
500単語から800単語の英文が20題あり、中堅以上の大学問題が掲載されている
●精読のプラチカ(河合出版)
難易度は標準からやや難 説明問題・和訳を中心とした総合問題 国立向きだが私立も可
300単語から500単語の英文が27題
●英語総合問題演習(駿台文庫)入門編 基礎編 中級編 上級編
選択問題・内容一致・説明問題・和訳などの問題形式がそろっており解説も充実している。
東大や旧帝大受験者には中級編以上が向いており、入門編や基礎編もレベルは高い。
基礎編は地方国立 中級編は旧帝・MARCH 上級編は東大 早慶を対象とする。
●英文和訳演習(駿台文庫)入門編 基礎編 中級編 上級編
10行程度の英文で和訳に重点を置いた問題集で、誤答例や採点基準が明確にされている。
模試や過去問の和訳問題の成績が安定しないとき正確な和訳を身につけるのに有効。
基礎編は地方国立・MARCH、中級編は旧帝・早慶MARCH上位、上級編は東大・京大を対象とする。
●英語要旨大意問題演習(駿台出版)
東大の要約問題対策本
紙に書き出して添削を行わないなら効果が薄い。冬休み前くらいまでに終わらせたい。
●英文速読のナビゲーター(研究社)
問題を解くというより、速読の方法論について書いてある本。
基本構文・文法全体をある程度わかっている人が速読の方法を知るのに適している。
夏休み中に終わらせたい。
●テーマ別英文解釈(研究社)
和訳問題を中心とした国立型の問題を出してくる受験生を対象とし、様々な英文が全44編収録されている。
精読能力向上を目的とする本で、掲載英文のレベルは入試標準以上のものが多い。
●やっておきたい長文(河合出版)
300、500、700と単語数と難易度に応じて3冊分かれている
問題形式は総合問題形式。内容一致、空所補充、和訳問題、説明問題など
難関国立大などで出題される形式と傾向があっている。要約と数段落ごとの訳がある。
300に関しては解釈上の注意点をまとめたポイントが掲載されている。
500に関しては問題別の解法やディスコースマーカーについても簡単に触れている。
700に関しては各英文のテーマを掘り下げるようなコラムが掲載されている。
●坂本英知の「英文読解がおもしろいほどできる本」
文型理解と構文把握を基礎から指導。冒頭の英語勉強法も読むべきである。
文法の基礎さえあれば読み進められる。
これ一冊でセンターはおろか日東駒専レベルまでならなんなくこなせるばかりか、
MARCHレベルの勉強に上手く乗り移せる。
●英語長文読解の王道(河合出版)***現在改定されています。改訂版のテンプレ募集中です***
1はパラグラフリーディングについて。2は内容一致問題、3は空所補充・パラフレーズ問題を対象とし、
4は記述(要約・説明)問題に対応している。演習は少なめだが、パラリーをしっかりやりたい人に適している。
まず1をやり志望校の出題形式にあわせて2,3,4をやるとよい。
●横山ロジカル・リーディング講義の実況中継(語学春秋社)
1冊目はロジカルリーディングの基本、2冊目は演習として私立の問題、3冊目は国立の問題を扱い、MARCH以上を対象とする。
英語圏における言語体型のあり方やロジックの形式、本人のディベートの修行経験などから自ずと導かれた読み方を学べる。
1冊目は軽い文章で説明が行われているが、2、3冊目はわりと難しい文章で演習が行われるので、
夏休みの中頃〜9月終わりには始めるのが好ましいが、基本事項の学習(1冊目)だけならいつでも使える。
●中澤の難関大攻略 徹底英語長文読解講義(桐原書店)
早慶旧帝受験者を対象としたパラグラフリーディング系の本。解釈までが出来る事を前提とする。
英文を論理的に読めるようになる。英文解釈の技術100の後にやる人も多い
●ディスコースマーカー英文読解(Z会出版)
パラグラフリーディング系の本。対象は、単語も構文も理解でき、訳出も問題ない基礎が出来たレベルだが、
問題は解けず、文全体の趣旨がわからないので読むうちに初めのほうの内容は忘れてしまっている、という中級者向け。
課題英文は難関大学の入試問題から選んだ22題である。
ディスコースマーカと呼ばれる一連の信号語句を中心とした長文での論理展開を述べている
国立型の要約・内容説明問題対策は充実している
●今井の英文読解パラグラフリーディング(代々木ライブラリー)
全3冊。文字通りパラグラフリーディング本。掲載英文レベルは早慶レベルで高い
使用して成績が上がったという人もおり賛否の分かれる本
他のパラグラフリーディング本を使った人の演習用としてなら有効との声も
上級長文参考書
●入試英文精読の極意―読み込むための10の軸(AXIS) 丹羽裕子 (研究社出版)
現代の参考書が英語そのものについての知識を重視しているのに対し、
本書は能動的に読む態度つまりどのように英文を読み進めて行くかを重視した本と言える。
スキーマ、パラグラフリーディングと言った現代的な読解法が出てくる中で
飽くまで本書は英文を読み込み、筆者の意図や趣旨を真に理解するという事を教えてくれる、内容の充実した本。
●英語のセンスを磨く―実践英語への誘い 行方 昭夫 (著)(岩波書店)
極めて高度な内容。多ジャンルの英文を基に、文脈や英語の常識、文法知識、論理等を駆使し、
その文章の本当の内容を、裏まで正確に理解する。まさに「英語のセンスを磨く本」である。
受験レベルには必要ないかもしれないが、余裕があるなら是非手にとって頂きたい。
●思考訓練の場としての英文解釈(育文社)
現在1と2あわせて6章分出ており、第一章が英文解釈。それ以降は読解、和訳に必要な技能を磨くために有る。
英文は小説から哲学まで多彩で、受験生の英語力を営む様な配置になっている。
難解ではあるが、その対価に見合う以上の能力を見につけられるだろう。
●英文解釈考(金子書房)
英文を、本当に読み込んで、それを感性で味わう楽しさを実感したい人向け。
英文を読む力をつけていなければその真価は分からないかもしれない。
●The Universe of English(東京大学出版)
様々な種類があり、どれも受験レベルを超える。
テーマは学問として興味深いものが多く、長い間使えるだろう。
東大の教養教科書の原型。
長文学習の一例
長文を解く
↓
答え合わせ
↓
単語・語句の確認(市販の単語帳で確認もしくは別ノートやカードに抜き出しまとめる)
↓
長文で意味の取りづらかった英文を抜き出し別にノートにまとめる
↓
週末やった問題を本番風に時間をはかって演習(30分で4問とか)
この辺の割合は適当に調節してください
↓
出来れば音読も
直前期には自作の語句帳や和訳演習をして復習
大学によっては要約や長文問題対策のため
○パラグラフ内構成を見る
○要約をする
○使った問題の解法を見直す
などをすることが効果的であると思われる
またこれらは文脈から解く問題がある場合も同様に効果的である
長文本難易度表Ver5
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□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■□□□□□□□□□□河合王道1
□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□河合王道2
□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□河合王道3
□□□□□□□□□■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□河合王道4
□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□河合300
□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□河合500
□□□□□□□■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□河合700
□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□ロジリー1
□□□□□□□□□■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□ロジリー演1
□□□□□□■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ロジリー演2
□□□□□□■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□中澤徹底
□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□今井パラ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■■□□□□□出る出た30
□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□出る出た22
□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□精プラチカ
□□□□□□□□□■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□速プラチカ
数字は目安です。
←80←←←←75←←←←70←←←←65←←←←60←←←←55←←←←50←←←←45
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■必修長文
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■■■□□□□□基礎長文
□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□長文解き方
□□□□□□□■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□長文精講
□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□富田長文
□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□速読即解
□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□西情報
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■□総合入門
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■□□□□□□□□総合基礎
□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□総合中級
□□□□□□□■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□総合上級
□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□Z頻出
□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□解釈トレ必
□□□□□■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□解釈トレ実
□□□□■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□旧解釈トレ
□□□□□□■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□テーマ別
□□□□□□■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ディスコ
□□□□□□■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□要旨大意
□□□□□■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□長文教室
■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□英語のセンス
■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□思考訓練
■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□Universe
数字は目安です。