キノコの力広く伝えたい
「日本きのこセンター」 菌蕈研究所副所長
福政 幸隆さん 56 (鳥取市服部)
――月刊誌「菌蕈(きんじん)」が9月号で創刊50周年を迎え
ました
1955年10月、当時としては珍しいキノコの専門誌として創刊
しました。
生産者に最新の栽培技術や市況などを伝え続けた結果、600号に
達することができました。
記念号にはいつも以上に多数の声が寄せられ、生産者とともに歩んだ
歴史を改めて感じました。
――菌蕈研究所は現在、どのような研究をしていますか
近年、食用にとどまらないキノコの有用な機能が注目されています。
免疫力を増大させたり、血液をさらさらにしたりする成分は健康増進
に役立ちます。ダイオキシンを分解する菌類の実用化に向けた研究も
進んでいます。鳥取大に4月設置された「菌類きのこ遺伝資源研究
センター」との共同研究も始めました。この世界は奥深く、未知の
分野はたくさんあります。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news001.htm