【新入生を襲う】便所飯について【悪魔】

便所飯。。。。。俺３年間やってたよ。

俺の便所飯ヒストリーをここに記しておこう。
入学時、一応隣の席のやつとかに話しかけたり、
話しかけられたりして、流れで初めの一週間とかは
一緒に飯が食えた。

しかしそいつらとは外国語や、授業がいくつか違うのがあるのがわかり
だんだん疎遠になる。
そして俺違うやつに今度は同じクラスとか同じ授業を取ってるやつを
見定めて声をかけ始める。
なんとか３〜４人と番号を交換する。

しかし、全ての授業が同じヤツがいなかった。
かならず外国語や名前順でクラスが違い、
全部の授業で同じヤツは既にグループになっていたので
この時点で半分終わったなと頭によぎる。
４月下旬のこと。

なんとか知り合ったやつとつなぎとめておきたいと思い
俺はその４人がバラバラになる授業とかで
俺の授業で新しく知り合ったやつに飯いこうと誘われるが
ごめんと断り４人と合流しようとする。
しかし３人しか集まらない。

携帯にかけてもつながらない。というか電波が入ってなかった。
しょうがなく食堂へ行くとそいつが飯を違うやつと食っていた。
ショックだった。
とりあえずあいさつだけはして３人で食うことにした。

そして自然と３人行動が始まるが一人が大学をサボるようになる。
そしてもう一人も違う授業のやつと仲良くなってきている。
もう仲が微妙に崩れ始めてるのがわかった。

だから俺も他授業で知り合ったやつと仲良くしようと思ったが
もう遅かった。グループになってた。

大学サボってたやつはほんとにサボりまくりなので
俺も手を切るしかないと思った。
おれ自身もいくつか授業をさぼったりしてたから
ちゃんとこいとは言えなかったし　言いづらかった。
ましてやメシ一人になるからこいなんてね。

おれはもう一人ですごしていくんだなと思った。
でもなぜかそんなに欝にはならなかった。６月のこと。

大学で、４月〜６月に知り合ったやつらはもう他のグループで
仲良くやっていた。
授業でそいつらと顔合わせるのもイヤだった。
中途半端なあいさつ。

教室に来て、そいつの隣に座るべきかどうか悩む。
俺が先に座ってて後からそいつが教室に到着したとき、
そいつは俺の横に座る。一応。
そしたらそいつのグループのやつらが回りに座りだす。
そこで一緒に話したらよかったのかもしれないけど
そんなことできないし　したとしてもこの授業だけの仲。
次の教室行くときや飯行くときなんて誘ってくれるわけないし
向こうも俺が一人でいるから同情して誘うとかは
俺に迷惑だからしなかったんだろう。

案の定その場だけの友達。
だんだん俺の周りにすら誰も座らなくなる。
時々話しかけてくれるやつもいたがね。
あれってなんだったんだ？同情だったのかな？
席が遠いのにわざわざ話しかけに来てくれたりしたんだよ。

その辺から毎回の授業が欝になる。

授業のプリントが部数足んなくて回ってこなかったり、
２人組になんなきゃいけないときとか恥かいたり
忘れ物したときとか困ったり　先生がなかなか授業に来ないときは
ひたっすらうるさい教室で携帯や本を見てるフリをしたり
普通に授業についていけなくなったり
掲示板見てなかったせいで情報が回ってこなかったり
辛いことばっかりだった。
ほんと皆が俺を哀れんでるように思えて仕方なかった。

ちなみに俺のスペックは一応ファッションも気使ってるし
見た目は悪くないと思う。高校時代までは友達もたくさんいた。
今でもそいつらとは付き合ってるけど、高校時代から
友達ってなんだ？って思うようなことがあったのは事実。
友達はいたけど　人付き合いには悩んでたタイプ。
高校でできた友達は班とか部活で知り合った
いわゆる強制的な「きっかけ」で知り合えたやつらだった。
あれに恵まれてなかったら俺は....orz

で、一人になってからの飯だけど
授業を午前、午後で区切るようにした。もう単位捨て覚悟で。
それが悪循環だったな。たぶん。

でもどうしても一日かかる日は図書館へ逃げ込んだりしてた。
図書館だから飯はばれないように食うしかなかったけど
時々昼に同じ学科のやつが図書館に着たりして
そこで「あいつ　こんなとこで時間つぶしてたんだ　かわいそうなやつ」って
思われるのがイヤだった。ちなみに外に食いに行く時間なんて
５０分の休みじゃ全然たんないし
次の教室で食うのも何回もやったけど
教室は既に同じように飯を食うやつらがいて
ポツンと一人で食うのが寂しくてイヤだった。
でも時々話しかけられたけどね。あれは同情だな。
他にも一人で食ってるやついたけど
必死で一緒に飯食うやつ探してるように思われるがイヤで
話しかけられなかったし
もし話しかけて一緒に食えたとしても
周りのヤツに「あいつようやく友達できたのかよ」と
思われるのがいやだった。
なんでこんな人目を気にするようになったんだろ。

で、授業は席を取るのも結構神経使う行事になってた。
遅く行くと席空いてないから
仲良しグループのハザマで授業をうけたりしなきゃなんないし。
授業終わっても両端のやつがどいてくんないと
抜け出せないし。

毎回の授業が欝だった。

食堂なんて初めの２週間しか行っていない。
それ以来は昼休み食堂の前を通ることすら恐くなってた。
皆が帰った後とか　空いてる時間帯だと
一人で食ってるやつも見かけた。

でもやつらにほんとのひとりのやつは何人いることか。
だから一人で食えるんだよ。
俺は空いてる時間でさえ、もしかしたら
誰か知ってるやつらが通って「あいつ一人で飯食ってるよ」と
思われるんじゃないかと思われるのが辛くて
食う勇気がなかった。

ある日、コンビニで買ったおにぎりをバッグに入れたまま
昼の時間、同じ学科の人の利用の少ない愛用している
トイレにしょんべんへ向かった。
「あ〜　飯どこで食おう。」

ふと横を見ると　綺麗な空間があった。 迷いもなくそこに決めた。
教室で食って同情されるくらいなら....
俺は洋式便器に腰掛け、人がいつ入ってくるかもしれない
恐怖に耐えながら静かに静かにバッグを開き
おにぎりを取り出し、ノリをしずかにまく、 そして食う。
「パリッ」
乾燥したノリの音が意外と大きかったのでご飯で湿らせてそれを防いだ。
そして下に焼きタラコをこぼさないように食い始めた頃
俺は情けなくもトイレの中で号泣してしまった。

こんな姿、誰が想像しただろう。
妹がお兄ちゃんがこんなことしてるのしったら嘆くだろうな。
朝「行ってらっしゃい　今日はバイトだから遅いの？」って
送ってくれたお母さんが知ったらきっと泣くだろうなと思った。
俺は楽しい学校生活を送ってると思ってるんだろうな。

鼻水が止まらない。食うのを止めた。
トイレットペーパーで涙と鼻水を拭った。
そして残りのおにぎりも食い　お茶でのどを潤した。
途中しょんべんに入ってくる学生が友達同士でツレションしてるのを
息を潜めながら　うらやみながら。

俺はタイミングを見計らってトイレから出た。俺は思った。
「今度からはパンにしよう」と。


人の視線逃れにはかなり良いよ。ここ。

今はね　ゼミに入ったのと授業がないおかげで便所飯は卒業した。
今思い出しただけで涙がでてくる。

ゼミ楽しいよ。皆やっぱいいやつだったよ。ゼミ室で皆で飯食ってるんだ。
食堂３年ぶりに使い始めたんだ。

でも実は何回か食堂一人で食ったことあるんだ。
それはね　ゼミに入って皆が仲良くなり始めた頃俺は食堂に誘われる予感がしてた。

だから恥かかないように　食堂の自然な買い方の練習しに一人で食った。

あと、俺は一人じゃなくなった余裕ができたのか
昼休みとかでも食堂で一人で飯食えるようになった。
でも騒がしいグループとかから離れてだけどね。

でも....俺は大学生活３年間が空白なんだ。
今が楽しいだけにそれをほんとに悔やんでるよ。
悔し涙がでまくるよ　マジで。やりなおしたい。

以上便所飯男ストーリーでした。

ちなみに俺片親だから奨学金借りてるし
バイトしなきゃなんなかったからサークルとか入れなかったんだよね。
というか正直いうと初めから入る気なかった。
今考えたら、あんまり活動しないサークルとかでもいから
はいっときゃよかったって思ってるよ。
お金と時間かからないサ参加を強要しないークルなんてたくさんあるもんね。