おい、馬、おまえ何泣いてんじゃ2

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87大学への名無しさん
「A 都を出たときから苦しい旅路をともにしてきた馬を、大切な仲間として扱い続けてきたこと」

Aの致命的なキズ:「都を出てきたときから苦しい旅路をともにしてきた」

「してきた」とあるから、これは、現在完了形で、苦しい旅路の期間は、
6年間(リード文より)の全部、あるいは、そのほとんどと述べていることになる。
ところが、陸奥までの旅路は、どう長く見ても1ヶ月に満たない程度であったろう。
(注)には、下野国(栃木県)までが、7日と書いてある。
都(京都)から下野国(栃木)までの距離より、栃木から陸奥国(この物語の
場合、福島県)までの距離の方が短いことは、地図を見ればすぐに分かる。
リード文でも、6年のほとんどが、朝日の君との幸福な生活であったと読みとれる。
昼寝できるほど、経済的に豊かでもあった。

とすれば、一緒に都を出た馬も、のんびりと優雅な生活をしていたと推測できる。
よって、「都を出たときから苦しい旅路をともにしてきた馬」は、明らかに
致命的なキズである。「都を出るとき、ともに苦しい旅をした馬」とか何か
だったらOKだっただろうが。