・逮捕監禁致傷容疑で逮捕されたのは、埼玉県八潮市の元「少年B」、神作譲
容疑者(33)。5月19日未明、「テメェ、オレの女を取ったな」と知人男性(27)に
因縁をつけ、母親がママを勤める埼玉県三郷市内のスナックに監禁し、暴行した疑い。
神作容疑者は、コンクリ事件を反省するどころか、“虚勢の道具”に使っていたようだ。
「被害男性に『コンクリ事件の犯人だ』と“自慢”していた。暴行時も『人を殺しても
屁でもない』『1人殺しても2人殺しても一緒だ』と開き直っていた」(関係者)
同じ過ちを2度も繰り返した神作容疑者は、どんな生い立ちだったのか…。
神作容疑者の両親は小学校就学前から別居状態。中学では「父がいないから
弱いと思われたくなかった」(公判記録より)ともっぱらケンカが本業となる。
女関係は早熟。中3で初体験を済ませ次々と交際相手を替える。高校の時、年上の
恋人を自宅へ上げた。ここで母親はカノジョに「あばずれ」「殺してやる」と激怒する。
初めて母を恨んでからは転落の人生がスタートし、家庭内で大暴れ。最後は家出
してゴロツキと知り合い、狂気の事件へと発展していった。
「『オレは殺人犯だ』とうそぶいていた」と証言するのは、フリージャーナリストの
片岡亨氏。片岡氏は「八潮市内のキャバクラに運転手つきのベンツで乗り付け
平気で事件のことをキャバ嬢に話していた」。
片岡氏は続けて「少年刑務所内では『何で捕まったのかわからない』『シャバに
出たらチクった奴に報復する』と反省の色は皆無」。しかも、「オレは弁護士や
裁判官に泣いて見せ、減刑ができる」とまで断言していたというのだ。
片岡氏は「八潮の関係者の間では『あのコンクリが戻ってきた』と非常に話題に
なり、次の出所を恐れ、この件には口を閉ざしている」と語る。
板倉宏・日大法科大学院教授は「逮捕監禁致傷は最高で懲役10年。コンクリート
殺人も裁判所は重く見るはずで、6−7年の実刑がつくのではないか」。(一部略)
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_07/t2004070915.html