受験生なら怪談話好きだろ?

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1大学への名無しさん
父・母・長男・次男の四人家族であった。次男が生まれる前、長男は大変かわいがられた。
母親に、それは大変かわいがられた。そう、次男が生まれるまでは・・・・


次男が生まれた日、母親はうれしさのあまり泣き出した。
そのとき、確かに長男は嬉しかった。母親の喜ぶ顔がやたら嬉しかった。しかし・・・・

その日を境に母親は長男を顧みなくなった・・・と、長男は感じた。何かにつけて次男ばかり。
次男は赤ん坊だ、それは仕方ない、と頭で割り切れなかった。
そう、長男は次男に嫉妬していたのである。
「あいつは邪魔だ・・・・」


長男は次男を殺すことに決めた。次男はまだ母乳を飲む赤子。
「そうだ、乳首に毒を塗ろう!」
かれは母親が寝たのを見計らって計画を実行した。罪悪感は無かった・・・
「コレデジャマナアイツガイナクナル・・オ母サンヲヒトリジメデキル!」・・・・・




翌日、長男はおそるおそる母親の寝室に足を運んだ、すると・・・
「・・!」


父親が死んでいた。

2大学への名無しさん:04/03/25 01:18 ID:0N2sKXc7
uhoxtu
3大学への名無しさん:04/03/25 01:18 ID:nATgE9Bt
( ´_ゝ`)
4度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/25 01:18 ID:D0WHmSet

         糸冬
5大学への名無しさん:04/03/25 01:20 ID:0N2sKXc7
ちょっと笑った
ほんのちょっと
6メロディック本能寺 ◆Iam/CHoCHo :04/03/25 01:20 ID:Nnk0rOOb
>>1
全然
7大学への名無しさん:04/03/25 01:20 ID:29F4zy6Q
おばあちゃんの事とか考えると、
やっぱ段差は小さい方が良いよね

これがバリアフリーって奴か
8大学への名無しさん:04/03/25 01:41 ID:CUlFRQvv
S子は一人暮らしをしている女子大生。その日は友人のKが遊びに来た。
K「わりといい部屋だね。洋室か〜」
S子「でしょ?ベッドがあるけど小さく感じないよう配置にもいろいろ苦労したし、
   このカーペットなんかふわふわで気持ちいいでしょ?」
K「どれどれ〜」
Kはカーペットに横になった。
するといきなりKは
「私散歩したくなっちゃった。外にでない?」
もう深夜。S子はとまどったがKがあまりに強引なので仕方なく承諾した。
S子(何なのよもう!)
二人で部屋の外にでるや否や、KはS子の腕を強引につかみ、公園に連れて行った・・

公園でS子は公衆電話を見つけるとどこかに電話をかけ始めた。
S子はとまどっていた。
S子「どこに電話をかけたの?」
K「警察よ!」・・・・

なんと、S子の部屋のベッドの下に男が隠れていたのであった。手には包丁。Kは機転を利かせて
男を刺激しないように気づかない振りをして、うまくS子を連れだし、すぐに警察に連絡をしたのである。
男はすぐに警察につかまった。話によると男はS子のストーカーで、三日間部屋に住んでいた。S子は
知らずに三日間すごしていたというのである。薬物反応もあり、いつ殺されてもおかしくなかった。
Kがそこで機転をきかせなかったとしたら・・・・・・

携帯がないらへんをみると結構昔の話のようです。これ、怪談じゃないっすね
9大学への名無しさん:04/03/25 01:46 ID:gq21Td5v
>>8
ガクガクブルブルブル
10『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 01:52 ID:ac8mYzTk
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
11大学への名無しさん:04/03/25 01:58 ID:gq21Td5v
ひとりぐらしこわくなったよウワァーン
12メロディック本能寺 ◆Iam/CHoCHo :04/03/25 02:01 ID:Nnk0rOOb
まえにガキの使いで松本が言ってた話が一番怖い
13度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/25 02:01 ID:D0WHmSet
昨日、お風呂に入っていた時の話し。
私は入浴劑を入れた浴槽に浸かっていた。
數分後、何者かに脚を掴まれた。
14『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 02:04 ID:ac8mYzTk
一人暮らしに怪談は禁物。
実家なら家族が居るけど、アパートだとそうはいきません
15『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 02:08 ID:ac8mYzTk
転載

ちょっと前ゴキブリを食べるとかばかげた番組があったんだよね。
食べた男はなんとも無いっていってたんだけど
その男は1ヵ月後に急死した。死因を調べるために体を解剖してみると
そこには信じられない光景が。なんと数百匹のゴキブリが内臓の中に
いたのだ。
その理由は、食べたゴキブリはメスで、しかも卵を持っていた。
そして産んだ卵からどんどんゴキブリが繁殖した。
結構怖かったですw
16大学への名無しさん:04/03/25 02:08 ID:JukRq5L+
鹿児島県沖の鮫島での事件。
当時、遊び半分で鮫島に探検に行った2ちゃんねら5人が行方不明に。
通報したのは、彼らに島への往復を依頼されていた漁師で
迎えに行ったものの、予定時刻を2時間過ぎても戻らないため
地元の警察署に通報。
不明者のうち、1人は公安関係者の身内A氏。
通報のあった2日後、捜索隊が鮫島へ入ったが、
3日間の念入りな捜索にも関わらず不明者の荷物すら発見できなかった。
半年ほどしてから、5人のうち3人は実家、1人は行方不明以前に住んでいた
地域の役所に宅急便で白骨死体として帰りついた。
しかし、A氏の骨だけは何処にも届けられることは無かった。
骨はいずれも砕かれており、肉や軟骨が少量こびり付いていた。
翌日、「2ちゃんねる」内にA氏を名乗る者によって以下の書き込みがされる。
尚、投稿者名はAに変換してある。

13 名前:A 投稿日:00/11/17 02:12

    鮫島にいる

残念ながら、当時の「2ちゃんねる」のシステムではIPを収集していなかったため
書き込みをした人物を特定できなかった。
この書き込みを見た人物の通報により、翌週、再度鮫島へ入った捜索隊によって
A氏と思われる遺体が発見されるが 、全裸で目玉と腹部の辺りを中心に動物に食い荒らされていた。
但し、両腕・両太腿には明らかに人間のものと思われる歯形がついていた。
また、損傷は酷かったが頚部に圧迫されたような痕跡があった。

この謎だらけの事件で判明している事実は以上。

鮫島スレのガイドライン U
http://that2.2ch.net/test/read.cgi/gline/1065990888/
17度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/25 02:11 ID:D0WHmSet
机の下に白髪の老婆が居るんですが、どうしましょうか。
18『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 02:12 ID:ac8mYzTk
机の下の鏡をどけて下さい。
19大学への名無しさん:04/03/25 02:13 ID:Vgd+n3ee
電気をつけなくてよかったな
20大学への名無しさん:04/03/25 02:14 ID:CUlFRQvv
>>16
不思議なきぶんになった
21度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/25 02:17 ID:D0WHmSet
>>18
私は老婆じゃないので意味無いです。
22大学への名無しさん:04/03/25 02:19 ID:gq21Td5v
ウウ、今だに>>8が尾を引いてまつ。恐すぎでつ。すぐにベッドの下はチェックしますた。ウウウウ誰かに見られてる気がする・・・・・
23大学への名無しさん:04/03/25 02:22 ID:O5KCjRxF
>>22
クローゼットや押入れは調べた?
扉の向こうから見つめてるかもしれないよ?
24『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 02:23 ID:ac8mYzTk
>>21
50年後からやって来たあなた自身です。
あなたに言いたいことがあってやって来たのです。
25大学への名無しさん:04/03/25 02:29 ID:CUlFRQvv
誰か「キャサリン」って話しらない?すごくこわいらしいんだけど・・聞いてみたい
26『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 02:30 ID:ac8mYzTk
>>25
マリオUSA
27大学への名無しさん:04/03/25 02:35 ID:CUlFRQvv
日本一怖いらしい・・
28大学への名無しさん:04/03/25 02:47 ID:O5KCjRxF
昔ガソスタでバイトしている時、霊が憑いていた?車を目撃しました
日曜の朝の話なんだけど、いつものようにその車(セダン)に接客→給油設定にし灰皿を清掃していて
何か視線が感じるな・・・と思い、ふと見てみると
トランクの上で巨大な顔だけの女が、私を上目使いで睨みつけていたのです。

黒いワンレンの長髪で、顔の大きさは約1メートル×1メートルくらいで透けてました

私とその女の距離は約4メートルくらいで、見えていた時間は約2〜3分かな(自信ナイけど)

見えている時は頭の中が真っ白で口が
(゚о゚)ポカーン
になり、まさに金縛り状態で立ちつくしていました。

いつのまにか巨大顔は消え、灰皿を返して一通りの仕事をし、車を送り出しました

快晴の朝に目撃したので、その時は恐怖感はなかったのですが
・・・時々あの恨めしそうな上目遣いにを思い出すとゾッとします。

ちなみに車の持ち主は初老の夫婦でイイ人そうでした。
その車、中古?事故車?とかは推測できませんでしたが
『中古車を買う時はよーく調べて購入した方が良い』という話は、あながち嘘ではないと納得しますた
29度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/25 02:55 ID:D0WHmSet
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
30大学への名無しさん:04/03/25 03:01 ID:O5KCjRxF
私は、夢をみていました。昔から私は夢をみている時に、たまに自分は今、夢を
みているんだと自覚する事がありました。この時もそうです。何故か私は薄暗い
無人駅に一人いました。ずいぶん陰気臭いを夢だなぁと思いました。
すると急に駅に精気の無い男の人の声でアナウンスが流れました。 それは
「 まもなく、電車が来ます。その電車に乗るとあなたは恐い目に遇いますよ〜」
と意味不明なものでした。 まもなく駅に電車が入ってきました。それは電車というより、
よく遊園地などにあるお猿さん電車のようなもので数人の顔色の悪い男女が一列に
座ってました。

私はどうも変な夢だなと思いつつも、自分の夢がどれだけ自分自身に恐怖心を与え
られるか試してみたくなりその電車に乗る事に決めました。本当に恐くて堪られなければ、
目を覚ませばいいと思ったからです。私は自分が夢をみていると自覚している時に限って、
自由に夢から覚める事が出来ました。

つづく
31大学への名無しさん:04/03/25 03:05 ID:O5KCjRxF
私は電車の後ろから3番目の席に座りました。辺りには生温かい空気が流れていて、
本当に夢なのかと疑うぐらいリアルな臨場感がありました。
「 出発します〜」とアナウンスが流れ、電車は動き始めました。これから何が起こるのだろ
うと私は不安と期待でどきどきしていました。電車は ホームを出るとすぐにトンネルに入りま
した。紫色ぽっい明かりがトンネルの中を怪しく照らしていました。

私は思いました。(このトンネルの景色は子供の頃に遊園地で乗った、スリラーカーの景色だ。
この電車だってお猿さん電車だし結局過去の私の記憶にある映像を持ってきているだけでちっとも
恐くなんかないな。)

とその時、またアナウンスが流れました。「 次は活けづくり〜活けづくりです。」
活けづくり?魚の?などと考えていると、急に後ろからけたたましい悲鳴が聞こえてきました。
振り向くと、電車の一番後ろに座っていた男の人の周りに四人のぼろきれのような物をまとった
小人がむらがっていました。よく見ると、男は刃物で体を裂かれ、本当に魚の活けづくりの様に
なっていました。強烈な臭気が辺りをつつみ、耳が痛くなるほどの大声で男は悲鳴をあげつづけました。
男の体からは次々と内臓がとり出され血まみれの臓器が散らばっています。

私のすぐ後ろには髪の長い顔色の悪い女性が座っていましたが、彼女はすぐ後で大騒ぎしてい
るのに黙って前をを向いたまま気にもとめていない様子でした。私はさすがに、想像を超える展開に
驚き、本当にこれは夢なのかと思いはじめ恐くなりもう少し様子をみてから目を覚まそうと思いました。

気が付くと、一番後ろの席の男はいなくなっていました。しかし赤黒い、血と肉の固まりのような
ものは残っていました。うしろの女性は相変わらず、無表情に一点をみつめていました。
32大学への名無しさん:04/03/25 03:08 ID:O5KCjRxF
「 次はえぐり出し〜えぐり出しです。」とアナウンスが流れました。
すると今度は二人の小人が現れ、ぎざぎざスプーンの様な物でうしろの女性の目をえぐり出し始めました。
さっきまで、無表情だった彼女の顔は、痛みの為ものすごい形相に変わり、私のすぐ後ろで鼓膜が
破れるぐらい大きな声で悲鳴をあげました。眼かから眼球が飛び出しています。血と汗の匂いがたまり
ません。私は恐くなり震えながら、前を向き体をかがめていました。ここらが潮時だと思いました。
これ以上付き合いきれません。しかも、順番からいくと次は3番目に座っている私の番です。私は夢から
覚めようとしましたが、自分には一体どんなアナウンスが流れるのだろうと思い、それを確認してからそ
の場から逃げる事にしました。

「次は挽肉〜挽肉です〜」とアナウンスが流れました。最悪です。どうなるか、容易に想像が出来た
ので神経を集中させ、夢から覚めようとしました。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)いつもはこう強く念じる
事で成功します。急に「ウイーン」という機会の音が聞こえてきました。今度は小人が私の膝に乗り変な
機会みたいな物を近づけてきました。たぶん私をミンチにする道具だと思うと恐くなり、
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)と目を固くつぶり一生懸命に念じました。
「 ウイーン 」という音がだんだんと大きくなってきて、顔に風圧を感じ、もうだめだと思った瞬間に静かに
なりました。

なんとか、悪夢から抜け出す事ができました。全身汗でびしょびしょになっていて、目からは涙が流れ
ていました。私は、寝床から台所に向、水を大量に飲んだところで、やっと落ち着いてきました。恐ろしく
リアルだったけど所詮は夢だったのだからと自分に言い聞かせました。
33大学への名無しさん:04/03/25 03:09 ID:O5KCjRxF
次の日、学校で会う友達全員にこの夢の話をしました。でも皆は面白がるだけでした。所詮は夢だからです。
それから4年間が過ぎました。大学生になった私はすっかりこの出来事を忘れバイトなんぞに勤しんでいました。
そしてある晩、急に始まったのです。
「 次はえぐり出し〜えぐり出しです。」あの場面からでした。私はあっ、あの夢だとすぐに思いだしました。
すると前回と全く同じで二人の小人があの女性の眼球をえぐり出しています。
やばいと思い (夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)とすぐに念じ始めました。。。。。。
今回はなかなか目が覚めません。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)。。。。。。。。
「次は挽肉〜挽肉です〜」
いよいよやばくなってきました。「 ウイーン 」と近づいてきます。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ、覚めてくれ)
ふっと静かになりました。どうやら何とか逃げられたと思い、目をあけようとしたその時
「 また逃げるんですか〜次に来た時は最後ですよ〜」とあのアナウンスの声がはっきりと聞こえました。
目を開けるとやはり、もう夢からは完全に覚めており自分の部屋にいました。最後に聞いたアナウンスは
絶対に夢ではありません。現実の世界で確かに聞きました。私がいったい何をしたと言うのでしょうか?

それから、現在までまだあの夢は見ていませんが次に見た時にはきっと心臓麻痺か何かで死ぬと覚悟しています。
こっちの世界では心臓麻痺でも、あっちの世界は挽肉です。
34度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/25 03:54 ID:D0WHmSet
中學生の時の話し。
寢てゐる時に変質者が侵入してきたことがある。
結構恐かったのでここに記しておく。
35『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 03:56 ID:ac8mYzTk
>結構恐かった
結構どころじゃない気がするんですが。。。
36大学への名無しさん:04/03/25 04:02 ID:O5KCjRxF
これはOLとして働きながら、ひとり暮らしをしていた数年前の夏の夜の話です。

私が当時住んでいた1DKは、トイレと浴槽が一緒になったユニットバスでした。
ある夜、沸いた頃を見計らって、お風呂に入ろうと浴槽のフタを開くと、
人の頭のような影が見えました。
頭部の上半分が浴槽の真ん中にポッコリと浮き、
鼻の付け根から下は沈んでいました。
それは女の人でした。
見開いた両目は正面の浴槽の壁を見つめ、長い髪が海藻のように揺れて広がり、
浮力でふわりと持ちあげられた白く細い両腕が、黒髪の間に見え隠れしてました。
どんな姿勢をとっても、狭い浴槽にこんなふうに入れるはずがありません。
人間でないことは、あきらかでした。
突然の出来事に、私はフタを手にしたまま、裸で立ちつくしてしまいました。
女の人は、呆然とする私に気づいたようでした。
目だけを動かして私を見すえると、ニタっと笑った口元は、お湯の中、
黒く長い髪の合間で、真っ赤に開きました。
(あっ、だめだっ!)
次の瞬間、私は浴槽にフタをしました。フタの下からゴボゴボという音に混ざって
笑い声が聞こえてきました。
と同時に、閉じたフタを下から引っ掻くような音が・・・。
私は洗面器やブラシやシャンプーやら、そのあたりにあるものを、わざと大きな音を
立てながら手当たり次第にフタの上へ乗せ、慌てて浴室を飛び出ました。
浴室の扉の向こうでは、フタの下から聞こえる引っ掻く音が
掌で叩く音に変わっていました。

私は脱いだばかりのTシャツとGパンを身につけ、部屋を飛び出ると
タクシーを拾い、一番近くに住む女友達のところへ逃げ込んだのです。
37大学への名無しさん:04/03/25 04:03 ID:O5KCjRxF
数時間後……深夜十二時を回っていたと思います。
カギもかけず、また何も持たず飛び出たこともあり、友人に付き添ってもらい、部屋へ戻りました。
友人は、今回のような話を笑い飛ばすタイプで、好奇心旺盛な彼女が、
浴室の扉を開けてくれる事になりました。
浴室は、とても静かでした。フタの上に載せたいろんなものは全部、床に落ちていました。
お湯の中からの笑い声も、フタを叩く音もしていません。
友人が浴槽のフタを開きました。しかし、湯気が立つだけで、
女の人どころか髪の毛の一本もありません。
お湯もキレイなものでした。それでも気味が悪いので、
友人に頼んで、お湯を落としてもらいました。

その時、まったく別のところで嫌なものを見つけたのです。

私の身体は固まりました。
洋式便器の、閉じたフタと便座の間から、長い髪がゾロリとはみ出ているのです。
友人も、それに気付きました。

剛胆な友人は、私が止めるのも聞かず、便器のフタを開きました。
その中には、女の人の顔だけが上を向いて入っていました。
まるでお面のようなその女の人は、目だけを動かすと、
竦んでいる友人を見、次に私を見ました。
38大学への名無しさん:04/03/25 04:06 ID:O5KCjRxF
わたしと視線が合った途端、女の人はまた口をぱっくりと開き、今度はハッキリと聞こえる甲高い声で笑い始めました。

はははははは…ははははははは…。

笑い声にあわせて、女の人の顔がゼンマイ仕掛けのように小刻みに震え、はみ出た黒髪がぞぞぞぞっ…っと
便器の中に引き込まれました。顔を引きつらせた友人は、叩きつけるように便器のフタを閉じました。
そしてそのまま片手でフタを押さえ、もう片方の手で水洗のレバーをひねりました。
耳障りな笑い声が、水の流れる音と、無理矢理飲み込もうとする吸引音にかき消されました。
その後は無我夢中だったせいか、よく覚えていません。気が付くと、簡単な着替えと貴重品だけを持って、
私と友人は友人の部屋の前にいました。部屋に入った友人は、まず最初にトイレと浴槽のフタを開き、
「絶対に閉じないでね」と言いました。

翌日の早朝、嫌がる友人に頼み込んでもう一度付き添ってもらい、自分の部屋へ戻りました。
しかしそこにはもう何もありませんでした。それでも私はアパートを引き払い、
実家に帰ることにしました。通勤時間は長くなるなどと言っていられません。
今でもお風呂に入るときは母か妹が入っているタイミングを見計らって入るようにしています。
トイレのフタは、家族に了解をもらって、ずっと外したままにしてあります。
39度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/25 04:07 ID:D0WHmSet
正直なところ、かなり恐かった。
ちょっと触られたくらいで濟んだので助かったが。
其の後も2、3度進入してきたので警察に通報。
犯人は捕まらなかったが、それ以來こなくなった。
犯人は作業服みたいな服を着ていたような氣がする。
其れ以來、肉体勞働者に偏見を持つようになった。
40大学への名無しさん:04/03/25 04:09 ID:Y+rIQx5W
厨房なら体力余ってるだろ。変質者くらいボコれよ。
って突っ込んじゃいけないくらいヤバい相手だったのか…
41神学者パピ:04/03/25 04:12 ID:LYEfJSyO
2,3度進入ってww
ヲマエがバカなんじゃないかとw
42リッチ:04/03/25 04:14 ID:0N2sKXc7
肉体に進入されなくてなにより。
43『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 04:16 ID:ac8mYzTk
配管工
44度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/25 04:19 ID:D0WHmSet
私が馬鹿なんじゃなくて、親が馬鹿なんだよ。
お風呂の窓は換氣のために開けておく、とか言いながら
開けっ放しで寐る。
一回、完全に戸締りした時にも進入してきたが、何故進入できたのか
今でも分からない。
45『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 04:19 ID:ac8mYzTk
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ネタじゃないんですか?
46神学者パピ:04/03/25 04:22 ID:LYEfJSyO
つーか、やっぱりオマエはオモシロイww
気に入ったw
47度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/25 04:24 ID:D0WHmSet
ネタじゃないですよ。
實際変質者と遭遇すると、声も出ない。
あの時の変質者の感触とか臭いとかは今でも忘れてません。
48神学者パピ:04/03/25 04:28 ID:LYEfJSyO
つーか、進入されたときの
親の様子ってドンナ感じなんだ?w
あら、困ったわねー
じゃ、ないでしょ?ww
49『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 04:29 ID:ac8mYzTk
どうやって撃退したんですか?
にしても蕪辞でよかったですね。
50神学者パピ:04/03/25 04:31 ID:LYEfJSyO
警察に通報って書いてあるだろ
51度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/25 04:33 ID:D0WHmSet
「どんな顔やったか憶えてへんか?」
「警察に言うたほうがええんやろか・・・」
「まさかお風呂の窓から入ってくるとは思わへんかったわ」

といった感じ。
近所に住む學生を疑ったりもしてましたね。
52神学者パピ:04/03/25 04:35 ID:LYEfJSyO
警察通報に疑問を持つのかw
なんか受けるわww
つーか、モーネミーよ
53度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/25 04:37 ID:D0WHmSet
>>49
しばらく恐いから寢たふりをしていたのだが、
なんかヤバい状況になりかけたので眼を開けて
手とか動かしたら逃げて行った。
54『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 04:40 ID:ac8mYzTk
すぐに逃げてくれて良かったですね。。。
55神学者パピ:04/03/25 04:42 ID:LYEfJSyO
Did he run away from bathroom?
56空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 04:44 ID:UV6bkEXi
このスレのせいで今からドラクエ買いにいけなくなったじゃないか。

オカ板の怖い話のまとめサイトあったよね?前全部見た。
57『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 04:45 ID:ac8mYzTk
この時間に開いてるゲームショップってあるんですか?
58神学者パピ:04/03/25 04:47 ID:LYEfJSyO
菅氏が抜けたか
59度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/25 04:48 ID:D0WHmSet
ドアを開ける音とかしなかったから
恐らくバスルームから逃亡したのだろう。
60大学への名無しさん:04/03/25 04:49 ID:O5KCjRxF
  ┏┳┳┓     ハイ.     ┏┳┳┓
┏┫┃┃┃     雑談は   ┃┃┃┣┓
┃┃┃┃┣┓   ここまで ┏┫┃┃┃┃
┃      ┃┃┏━━━┓┃┃      ┃
┃ 雑談   ┣┫ . ・∀・ ┣┫. STOP!┃
┗━━━━┛┗┳━┳┛┗━━━━┛
            ┏┻┓┃
        ┏━┛  ┣┻┓
        ┗━━━┫  ┗━┓ ここからは怖い話!
.             ┗━━━┛
61リッチ:04/03/25 04:50 ID:0N2sKXc7
受験を控えた貧乏な少年が夜蝋燭の灯りで勉強してたら火事になって死んじゃったって
新聞に載ってたのを見たことがある。

怪談じゃないけどね。
62神学者パピ:04/03/25 04:53 ID:LYEfJSyO
この間から
粘着に絡まれている
ふと、気が付くとスレに大量の痕跡が!
63大学への名無しさん:04/03/25 05:03 ID:O5KCjRxF
ある森に正直者の木こりが住んでいました。
毎日毎日、朝から晩までコーン、コーン。
汗水たらして働いていましたが、
「俺の人生これでいいのかな・・・・。」
ちょっぴり寂しい気持ちになったので、彼女でも作ろうと思いました。
久しぶりに街に降り、手当たりしだい声をかけましたが、
想ったような娘は引っかかりません。
しょうがないので性欲だけは満たせそうな、
ちょっと魚顔の娘を山小屋に連れ帰ることにしました。
正直、自分で作ったほうが美味しいような娘の手料理を食べた後、
すぐに情事へと向かいましたが、いざコンドームを装着しようとしたとき、
コンドームは手からコロリとこぼれ、
そのまま森の奥の泉へ転がり落ちてしまいました。
「ああ、どうしよう。このままではSEXできないよ。」
木こりが困った様子で立っていると、泉の底から、
『スッスッハー・・スッスッハー・・』
森の泉の妖精、妊婦が現れ言いました。
「あなたが落としたのはこの和紙のコンドームですか?
 それともこちらのパピルスのコンドームですか?」
木こりは答えました。
「いえ、私が落としたのは普通のゴムのコンドームです。」
妊婦はニコリと微笑み、
「あなたは正直者ですね。ご褒美にこの和紙のコンドームと、
 パピルスのコンドームをあげましょう。」
そう言うと、和紙のコンドームとパピルスのコンドームを木こりに手渡し、
泉の中へと帰って行きました。
木こりは、今夜はよそうと思いました。
64空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:03 ID:UV6bkEXi
>>57
コンビニ。

http://kowai.sub.jp/
ここから怖い話持ってくる?
全部読めるかな?ウヒヒ
65空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:04 ID:UV6bkEXi
他板でみつけた
ある医者のHP掲示板でのやりとり。
オカルトではないが(サイコか?)
文字通り死ぬほど洒落になってなかった。
出だしがこれ。

お名前: 悩む母親
3才の息子のオチンチンを切り取って女の子にしたいのですが、良い方法を教えて下さい。
[2000年12月27日 5時59分32秒]

過去ログにありましたか?
66空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:05 ID:UV6bkEXi
でもってレス。

お名前: 恭子
まさに世紀末といった相談ですね。
どうして、そんなに女の子に変えたいんですか。
理由を教えてくれたら、安全で簡単で確実な方法を教えますよ。
[2000年12月29日 21時7分43秒]

お名前: 悩む母親
恭子さんへ。
息子はもう女の子として育てています。夫の浮気が原因で離婚しました。
あんなふうな男になるのは許せない。ちょうど女の子のような名前なので
離婚して2人で住むようになってからは、女の子の服を着せて
女の子として育てています。早くオチンチンを切り取ってあげないと困るのです。
安全で確実な方法を教えてください。すぐ実行します。
[2001年1月3日 7時46分24秒]

お名前: 恭子
悩める母親さんへ。
お気持ち、よくわかりました。
男の子を女の子に変える安全で簡単で確実な方法を教えます。
オチンチンを切り取るのではありません。
タマタマを潰すのです。
オチンチンはお医者にあとで切り取ってもらいます。
お母さんの手で潰せますか?
潰せるのなら、場面設定とやり方を教えます。
[2001年1月6日 19時56分39秒]
67『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 05:06 ID:ac8mYzTk
((((;゚Д゚)))
68空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:06 ID:UV6bkEXi
恭子さん、メッセージを待ってました。
私の手で息子のタマタマを潰せばいいんですね。できますよ。
カンタンです。ウズラの卵のゆで卵で何度も練習したことあります。
場面設定とやり方を教えて下さい。

この後、自分の息子も性転換させたいという「あき」が登場する。一方でこの頃起こっていた新生児連れ去り事件を憂いている。

お名前: 恭子
(略)
さて、タマタマ潰しの場面設定とやり方を説明します。
まずはいつものように夕方頃お風呂に入って下さい。
息子さんにとっては男性として最後になるので、念入りにオチンチンを洗ってあげて下さいね。
いよいよです。息子さんを浴槽のヘリのところに座らせ、左右のタマタマを両手で握って、
浴槽のヘリと手の間で一気に押し潰します。思い切り体重をかけるようにすれば必ず潰れます。
ツルンと逃げてしまいやすいので、引きちぎる方向へ引きちぎるつもりで力を入れましょう。
一気に2個とも潰さないと1個ずつだと可哀想ですよ。
かなり痛いらしいので(女にはわかんないけど)、息子さんは倒れ込むように苦しみます。
息子さんの頭をぶつけないように、タマタマを潰したらすぐに抱きかかえてあげて下さい。
すぐに体の水分を拭いてパジャマなどを掛け、自分も服を着込んで119番します。
救急隊の人には、浴槽のヘリに乗って遊んでいて足が滑り股間を激打したことにするのです。
事故ということにしないと、あとあと面倒なので、この方法がベストです。
悩む母親さん、あきさん、できますか。
できるのなら、病院に着いてからの対応を、また書きます。
[2001年1月10日 23時31分51秒]
69空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:08 ID:UV6bkEXi
その後、ちょっとした煽りが入る。男性から、もう一度考え直して欲しいというレスも入るが、「悩む母親」の決心は固い。

お名前: 恭子
(略)
タマタマが潰れていれば、すぐに摘出手術がおこなわれるでしょう。
潰れが不完全だと摘出してもらえないので、確実に2つとも完全に潰すことが大切ですよ。
医者は、偽のタマタマを陰嚢に入れて、将来子供は作れないが、
思春期に男性ホルモンを投与して男として生きていくことをすすめると思います。
お母さんはすぐに「だったら女の子にしてほしい!!!」と強く訴えてください。
(略)
担当医が女性の場合、強く強く訴えれば、これで8割ぐらいの確率で性転換してもらえます。
担当医が男性だと、抵抗があるのかな、3割ぐらいしか性転換してもらえる可能性はありません。
性転換してもらえなかった場合は最後の手段です。
病室で寝ている(寝ているときにしてあげてくださいね)息子さんのオチンチンを、
カッターナイフで切断してください。
オチンチンを引っ張るようにしながら小刻みに早くナイフを動かして、一気に切り取ります。
病院ですから、すぐに処置してもらえるので大丈夫です。
病院側はスキャンダルな事件を嫌うので表沙汰にはならないでしょう。
タマタマを摘出し、オチンチンまで切断され、母親の希望が強いわけですから、
ほぼ100パーセント、息子さんは女の子にしてもらえます。
実行できますか。
[2001年1月18日 23時6分27秒]
70空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:08 ID:UV6bkEXi
お名前: 悩む母親
(略)
病院での対応方法、よくわかりました。いざとなったら、私の手で切り取ってあげる
のですね。担当医が女性だといいな。さっそく今晩、実行しようかしら。
(略)
[2001年1月19日 18時17分22秒]

ここから次々と反対意見が出てくる。しかし、

お名前: 悩む母親
(略)
私と一緒に、息子さんのオチンチン切断を実行しませんか。
私は必ず実行するつもりでいます。
お名前: もう悩まない母親
(略)
私はこの掲示板で賛否を聞いているわけではありません。良い方法の情報を
求めているのです。
今から、息子とお風呂に入ります。本当にありがとうございました。
[2001年2月10日 19時16分6秒]

お名前: 悩んでいた母親
お久しぶりです。本当にご心配をおかけしてごめんなさい。
運命の決行から1週間たちました。娘(もう息子ではありません)は元気にしています。(略)
本当に皆さん、お世話になりありがとうございました。心配をかけてごめんなさい。
これから娘と苦労をともにして私も幸せになりたいです。

お名前: 悩んでいた母親

もしも将来、娘が自殺するようなことがあったら、私も一緒に死にます
71空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:10 ID:UV6bkEXi
691〜700の転載者です。
この話自体の顛末結末は>>729にあるね。
これを初めて見たのは5月の末だった。余りのことに言葉を失った。
その後上記のスレをみて落ち着いたのだが、
考えてみると、一連の掲示板内容の中に、「自分も息子を女の子にしたい」
という第3者の書き込みがあった事の方が数段恐ろしく感じた。
「悩む母親」と違い、第3者は他者からの説得や干渉を受けない。
もしかしたら、今この時点で決行しているかもしれない。
私は、ある小児科医院で働く友人の看護婦に電話をかけてみた。
掲示板での内容を話した上で、こういうことを聞いたことはないかと訪ねてみた。
すると、彼女は暫く黙った後、「この間その手術をして、そのまま母親は警察に行った」
と言いだした。
私は会って詳しい話が聞きたいと懇願した。彼女は守秘義務があるといって渋っていたが、
世間話として聞いてもらいたいとなんとか承諾してくれた。
72『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 05:10 ID:ac8mYzTk
ネ、ネタですよね?
73空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:11 ID:UV6bkEXi
子供は急に熱を出したりすることも多いため、そこの医院では深夜診療も行ってる。
彼女の勤めている医院に患者がやってきたのは夜10時過ぎだった。
28歳(保険証で確認)の女性が毛布に5歳の息子をくるんで車でやってきた。
子供は時々痙攣を繰り返し完全に意識を失った状態であったという。
ただごとではないと感じた関係者はすぐに服を脱がせた。
彼女は今でもたまに夢に見るという。
子供の陰嚢がグレープフルーツ大に腫れ上がり、鬱血して真っ黒になっていたのだ。
医者は母親に何があったのか問いただしたが、母親は
「室内滑り台から落ちて、テーブルの角にぶつけた」と繰り返した。
母親の目が完全に座っていたのが怖かったという。
治療の準備をする際に、母親から保険証を受け取ったのだが、その住所は
医院から3つも離れた町だったそうだ。この母親はわざわざ遠い医院まで
自家用車で運んできたのだ。
74空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:11 ID:UV6bkEXi
医者が、ここでは専門の設備がないので救急治療をした後
設備のある病院へ搬送して人工の睾丸を入れるという旨を
母親に伝えたところ、母親は血相を変えて「ここで切り取って女の子にして下さい。
できないのなら自分で他の病院に連れて行く」といった。
医者は、救急治療だけでもさせて欲しいとなんとか説得した。
治療の間彼女が母親の側にいたのだが、緊張の糸が切れたのか急に本当の経緯を話し始めた。
名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/07/27(金) 13:52
どうしても女の子が欲しかった母親は息子を女の子のように育てていたのだが、裸になれば男の子だとすぐにわかる。
完璧主義の自分にはそれが耐えられなかったという。
何度も包丁で切り落とそうとしたのだが、血が出るのを見ると
子供がかわいそうでどうしてもやめてしまっていたのだという。(実際、男の子の竿の根本には何本も躊躇い傷のようなものがあったそうだ)
その後、あるHPで安全に女の子にする方法をみて
その通りに実行してみた。
竿部分は女性器を形成するのに使うため傷つけないようにする。またここはちょっと切っただけでも大量に出血し、命の危険性が高い。男性ホルモンや精子をつくる睾丸のみを手早く一気に潰してしまえば安全だし、今後声変わりしたりすることもなくなる。
汗などで滑らないようにベビーパウダーをはたいたあと、
万が一破裂して汚さないようにラップでくるみ、なるべく痛みを感じないように酔い止め薬を飲ませて眠らせた。
そして、すりこぎを寝かせて陰嚢にあてがい、体重をかけて一気に押し潰した。
潰す手応えが軽かったので失敗したのかなと思ったが、子供が大声で叫んで嘔吐し痙攣し始めたので成功したと思ったそうだ。
夜なのであまり騒がないようにまた痙攣で舌を噛まないように口にタオルを入れ、保険証を持って車に乗った。
近くの病院に連れて行って近所の人に男の子だとばれては困るので、遠く離れたこの医院まで連れてきたのだという。
75空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:12 ID:UV6bkEXi
看護婦であることも忘れて友人は母親に
「これは虐待ですよ!」と言った。
(本当は、余計に追い込んでしまうためそういうことを言ってはいけないそうだ)
虐待なんてこれっぽっちも思わなかったらしく、母親は驚いて
「自分は子供を可愛がって手をあげたこともないし、
子供も大人になったらおちんちんがなくなってお母さんみたいになるんだと思っていた。
大きくなったら身体検査などで裸になるし、虐められるかもしれない。
早くやっておいたほうがいいとHPにも書いてあった」といった。
しかし、「虐待」という客観的な言葉にショックを受け、
「ごめんなさい。ごめんなさい」とな泣きだしたそうだ。

その後母親は医師と児童相談所を通して警察に出頭した。
子供は幸い一命を取り留め、親戚の家で「息子」として暮らしている。
ただし、陰嚢に入っているのは人工の睾丸であり、
またその時のショックで重度のチック症になってしまったため、
手放しで喜ぶことはでき彼女の医院から時々主治医の元に連絡して経過を聞いているとのことだ。
また、この件に関しては、母親が精神的に追い込まれた一種の心身喪失状態であっただろうこと、
そして何より、子供の将来を考えると公にすべきではないだろうということで
表には一切出ていないし今後も出ることはないだろう。
だが、最近こういう事例が確実に増えているという。
死亡事故として報道されることがない事を願う。

医者の立場からも短編小説が書けるね。
「息子を女にしたい母親の書き込み」をネタだと思って軽いキモチで
「やりかた」のレスをつけた医師。
しかしその夜の急患は・・・。

または、家に帰ってみたら、妻が青い顔で医師に言う。
「あなた、うちの子がお風呂で滑って・・・」
76大学への名無しさん:04/03/25 05:13 ID:Kqlm6ye1
>>12
どんな話?
77空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:13 ID:UV6bkEXi
以上。これ読んだ男は


  股  間  が  痛  く  な  っ  て  き  た  だ  ろ  ?
78『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 05:14 ID:ac8mYzTk
>>77
ヽ(´Д`;)ノアゥア...
79空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:14 ID:UV6bkEXi
>>76
今から探してくる。
80『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 05:16 ID:ac8mYzTk
痛い話じゃなくて怖い話をおながいしますYo
81空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:17 ID:UV6bkEXi
>>76
どんな話かはわかってるんだけど見つからないから時間かかるかも。
見つかるまで他のコピペ張ってく。
82空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:18 ID:UV6bkEXi
そんなに怖くないのですがきいてください
私がまだ4〜5歳の頃の話です。
当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。
まだ小さかったので母と女湯に入っていました。
或る日のこと、身体を洗った後飽きてしまった私は、湯船の
中でプールよろしく遊んでいました。
今迄気付かなかったのですが、湯船の横から階段状になりドア
が付いているんですね(何処もそうなのかも知れません)
私はふとそのドアが気になって段々を昇りドアの前まで行った。
ドアノブの直下に大きな鍵穴があるのです。
ワクワクして覗きました。・・・・・向こう側は何かに覆われて見えない。
なんだ、ツマらない。いったん顔をあげました。
何を思ったかもう一度鍵穴を覗き込んだのです。
ぼんやりとした明かりの中、ボイラーとおぼしき器械が見えました
おわースゴい。夢中になって覗いていました。
ドアの向こうの気配、それとも何かが知らせてくれたのか
突然、私は目を離し身を引いたのです。
そして次の瞬間、鍵穴からはマイナスドライバーの先端が狂ったように
乱舞していました。・・・・・・
私は息を呑みそこを離れ、コワくて母親にさえ話すことが出来ませんでした。
83大学への名無しさん:04/03/25 05:18 ID:tZSyYfV7
無理w途中まで読んで恐くなってやめたw
84空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:20 ID:UV6bkEXi
ある病院に残り三ヶ月の命と診断されている女の子がいました。
友達が二人お見舞いに来た時に、その子のお母さんはまだ、
その子の体がベットの上で起こせるうちに最後に写真を撮ろう
とおもい、病気の子を真ん中にして三人の写真を撮りました。

結局それから一週間ほどで急に容体が悪くなり、三ヶ月ともたずに
その子はなくなってしまいました。
葬式も終わり、多少落ち着きを取り戻したお母さんはある日、
病院で撮った写真の事を思い出しました。それを現像に出し取りにいって
見てみると、その写真が見つかりません。写真屋さんに聞いてみると、
「いや、現像に失敗して、、、」というそうです。不審に思ったお母さんは
娘の生前の最後の写真だからとしつこく写真屋さんに迫ったそうです。
写真屋さんもしぶしぶ写真をとりだし、「見ない方がいいと思いますけれど、
驚かないで下さいね。」と写真を見せてくれました。

そこには、三人の女の子が写ってましたが、真ん中の亡くなった女の子だけが
ミイラのような状態で写っていたそうです。

続きます。
85空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:20 ID:UV6bkEXi
続き

それを見たお母さんはとても驚きましたが、供養して
もらうといい写真を持ち帰りました。それにしても恐ろしい
写真だったため霊能者のところに供養してもらう時に
これは何かを暗示してしているのではないかとたずねました。
すると、霊能者は言いたがりません。やはり無理に頼み込んで
話を聞ける事になりました。その霊能者が言うには、

「残念ですが、あなたの娘さんは地獄に落ちました。」

今まで聞いた中で一番恐かった話です。
86『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 05:21 ID:ac8mYzTk
82の意味が分からないのですが
87大学への名無しさん:04/03/25 05:25 ID:Kqlm6ye1
>>81
もしかして寝ていて目をあけたら・・・
っていう話?
それだったら知ってるんだけど
88空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:26 ID:UV6bkEXi
>>86
覗き込もうとしたら向こうからマイナスドライバーで
目を突かれそうになったってことじゃない?
89大学への名無しさん:04/03/25 05:26 ID:6OQDhgfF
>>76
あれだよ。
犯人が警官になりすまして目撃者の自宅を訪れる話

違った?
90空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:26 ID:UV6bkEXi
>>89
正解。
91大学への名無しさん:04/03/25 05:27 ID:Kqlm6ye1
知らないなぁ
92空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:29 ID:UV6bkEXi
タイトルがわかればコピペしてくるんだが…
93空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:30 ID:UV6bkEXi
幼い頃に体験した、とても恐ろしい出来事について話します。

その当時私は小学生で、妹、姉、母親と一緒に、どこにでもあるような小さい
アパートに住んでいました。夜になったらいつも畳の部屋で、家族揃って枕を並べて
寝ていました。ある夜、母親が体調を崩し、母に頼まれて私が消灯をすることになったのです。
洗面所と居間の電気を消し、テレビ等も消して、それから畳の部屋に行き、母に家中の電気を
全て消した事を伝えてから、自分も布団に潜りました。横では既に妹が寝ています。
普段よりずっと早い就寝だったので、その時私はなかなか眠れず、
しばらくの間ぼーっと天井を眺めていました。
すると突然、静まり返った部屋で、「カン、カン」という変な音が響いだのです。
私は布団からガバッと起き、暗い部屋を見回しました。しかし、そこには何もない。
「カン、カン」
少しして、さっきと同じ音がまた聞こえました。どうやら居間の方から鳴ったようです。
隣にいた姉が「今の聞こえた?」と訊いてきました。空耳などではなかったようです。
もう一度部屋の中を見渡してみましたが、妹と母が寝ているだけで、部屋には何もありません。
94『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/25 05:30 ID:ac8mYzTk
マイナスドライバーとか痛そうな話はやめてください
95空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:30 ID:UV6bkEXi
おかしい・・・確かに金属のような音で、それもかなり近くで聞こえた。
姉もさっきの音が気になったらしく、「居間を見てみる」と言いました。私も姉と一緒に寝室から出て、
真っ暗な居間の中に入りました。そしてキッチンの近くからそっと居間を見ました。
そこで私達は見てしまったのです。
居間の中央にあるテーブル。いつも私達が食事を取ったり団欒したりするところ。
そのテーブルの上に人が座っているのです。こちらに背を向けているので
顔までは判りません。でも、腰の辺りまで伸びている長い髪の毛、ほっそりとした体格、
身につけている白い浴衣のような着物から、女であるということは判りました。
私はぞっとして姉の方を見ました。姉は私の視線には少しも気付かず、その女に見入っていました。
その女は真っ暗な居間の中で、背筋をまっすぐに伸ばしたままテーブルの上で正座をしているようで、
ぴくりとも動きません。私は恐ろしさのあまり、足をガクガク震わせていました。
声を出してはいけない、もし出せば恐ろしい事になる。その女はこちらには全く振り向く気配もなく、
ただ正座をしながら私達にその白い背中を向けているだけだった。
私はとうとう耐え切れず、「わぁーーーーーっ!!」と大声で何か叫びながら寝室に飛び込んだ。
母を叩き起こし、「居間に人がいる!」と泣き喚いた。
「どうしたの、こんな夜中に」そういう母を引っ張って、居間に連れていった。居間の明りを付けると、
姉がテーブルの側に立っていた。さっきの女はどこにも居ません。テーブルの上もきちんと
片付けられていて何もありません。しかしそこにいた姉の目は虚ろでした。今でもはっきりと
その時の姉の表情を覚えています。私と違って、彼女は何かに怯えている様子は微塵もなく、
テーブルの上だけをじっと見ていたのです。
96空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:31 ID:UV6bkEXi
母が姉に何があったのか尋ねてみたところ、「あそこに女の人がいた」とだけ言いました。
母は不思議そうな顔をしてテーブルを見ていましたが、「早く寝なさい」と言って3人で寝室に
戻りました。私は布団の中で考えました。アレを見て叫び、寝室に行って母を起こして居間に
連れてきたちょっとの間、姉は居間でずっとアレを見ていたんだろうか?
姉の様子は普通じゃなかった。何か恐ろしいものを見たのでは?そう思っていました。
そして次の日、姉に尋ねてみたのです。「お姉ちゃん、昨日のことなんだけど・・・」
そう訊いても姉は何も答えません。下を向いて、沈黙するばかり。私はしつこく質問しました。
すると姉は小さな声でぼそっとつぶやきました。
「あんたが大きな声を出したから・・・」

それ以来、姉は私に対して冷たくなりました。話し掛ければいつも明るく反応してくれていたのに、
無視される事が多くなりました。そして、あの時の事を再び口にすることはありませんでした。
あの時私の発した大声で、あの女はたぶん、姉の方を振り向いたのです。
姉は女と目が合ってしまったんだ。きっと、想像出来ない程恐ろしいものを見てしまったのだ。
そう確信していましたが、時が経つにつれて次第にそのことも忘れていきました。
97大学への名無しさん:04/03/25 05:32 ID:6OQDhgfF
■DTの「ガキの使い」より〜(うろ覚え)

松本:オマエ、このハナシ恐いでぇ〜
浜田:え、どんなん?
松本:俺も今田と飯食うてる時に聞いてんけどな。

Aさん(←※ピー入った。芸能人らしい)が仕事終わってマンションに帰ったんやて。
エレベーターの扉開いたら、帽子目深に被って、俯き加減で顔もよう分からん奴がジーっと立っとったんですよ。
Aさんも「何か気味悪い奴やな…」と思ったみたいやねん。
で、すれ違いざまにドンって腕にぶつかった。
Aさん咄嗟に「あ、すいません」言うたけど、その男さっさと行ってもーた。
で、ぶつかった所見てみると、服に血ぃ付いてるんですよ。
「うわ、なんや、これ」言うて部屋に戻った。
次の日、(←※何日か後だったかも知れません)ドアの向こうから呼ばれたから「誰やろ?」思て覗き窓から見たら、警官立っとっるんですよ。
「昨晩、このマンションで殺人あったんですけど、何か御存知ありませんか?」言うんです。
昨日の男のこと思い出したけど、下手に知っとる言うて事情聴取やらに時間取られたらかなんでしょ?
仕事も忙しいし。
で、その時は知らん言うことにしといたんですって。
数日後にテレビ見たら、そのマンションのことやっとるんですよ。
「ほんまにこのマンションなんや」とか思いながら見てたら、テレビで「犯人は捕まりました」って。
写真見たら、この前来た警官やったんですよ。
(観客、どよめく)

浜田:え、それどういうこと?
松本:顔見られた思て消しに来たんですよ。

この後、「警官やったら普通開けてまうよな」「事情聴取って二人ほど来おへん?」「住人調査とか一人やで?」などと話が続いた。

98空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:32 ID:UV6bkEXi
中学校に上がって受験生になった私は、毎日決まって自分の部屋で勉強するようになりました。
姉は県外の高校に進学し、寮で生活して、家に帰ってくることは滅多にありませんでした。
ある夜、遅くまで机に向かっていると、扉の方からノックとは違う、何かの音が聞こえました。
「カン、カン」
かなり微かな音です。金属っぽい音。それが何なのか思い出した私は、全身にどっと冷や汗が
吹き出ました。これはアレだ。小さい頃、母が風邪をひいて、私が代わって消灯をした時の・・・
「カン、カン」
また鳴りました。扉の向こうから、さっきと全く同じ金属音。
私はいよいよ怖くなり、妹の部屋の壁を叩いて、「ちょっと、起きて!」と叫びました。
しかし妹はもう寝てしまっているのか、何の反応もありません。母は最近ずっと早寝している。
とすれば、家の中でこの音に気付いているのは私だけ・・・。独りだけ取り残されたような
気分になりました。そしてもう1度あの音が。「カン、カン」
私はついにその音がどこで鳴っているのか分かってしまいました。
そっと部屋の扉を開けました。真っ暗な短い廊下の向こう側にある居間。そこはカーテンから漏れる
青白い外の光でぼんやりと照らし出されていた。
99大学への名無しさん:04/03/25 05:33 ID:tZSyYfV7
>>89-90
あれはガチで恐かった
100空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:33 ID:UV6bkEXi
キッチンの側から居間を覗くと、テーブルの上にあの女がいた。幼い頃、姉と共に見た記憶が
急速に蘇ってきました。あの時と同じ姿で、女は白い着物を着て、すらっとした背筋をピンと立て、
テーブルの上できちんと正座し、その後姿だけを私に見せていました。
「カン、カン」
今度は、はっきりとその女から聞こえました。
その時私は声を出してしまいました。何と言ったかは覚えていませんが、またも声を出して
しまったのです。すると、女は私を振り返りました。女の顔と向き合った瞬間、私はもう
気がおかしくなりそうでした。
その女の両目には、ちょうど目の中にぴったり収まる大きさの鉄釘が刺さっていた。
よく見ると、両手には鈍器のようなものが握られている。そして口だけで笑いながらこう言った。
「あなたも・・・あなた達家族もお終いね。ふふふ」

次の日、気がつくと私は自分の部屋のベッドで寝ていました。私は少しして昨日何があったのか
思い出し、母に居間で寝ていた私を部屋まで運んでくれたのか、と聞いてみましたが、
何のことだと言うのです。妹に聞いても同じで、「どーせ寝ぼけてたんでしょーが」とけらけら笑われた。
しかも私が部屋の壁を叩いた時には妹は既に熟睡してたとのことでした。そんなはずない。
私は確かに居間でアレを見て、そこで意識を失ったはずです。誰かが居間で倒れてる私を見つけて、
ベッドに運んだとしか考えられない。でも改めて思い出そうとしても頭がモヤモヤしていました。
ただ、最後のあのおぞましい表情と、ニヤリと笑った口から出た言葉ははっきり覚えていた。
私と、家族がお終いだと。
101空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:34 ID:UV6bkEXi
異変はその日のうちに起こりました。
私が夕方頃、学校から帰ってきて、玄関のドアを開けた時です。いつもなら居間には母がいて、
キッチンで夕食を作っているはずであるのに、居間の方は真っ暗でした。電気が消えています。
「お母さん、どこにいるのー?」
私は玄関からそう言いましたが、家の中はしんと静まりかえって、まるで人の気配がしません。
カギは開いているのに・・・掛け忘れて買い物にでも行ったのだろうか。のんきな母なので、
たまにこういう事もあるのです。やれやれと思いながら、靴を脱いで家に上がろうとしたその瞬間。
「カン、カン」
居間の方で何かの音がしました。
私は全身の血という血が、一気に凍りついたような気がしました。数年前と、そして昨日と
全く同じあの音。ダメだ。これ以上ここに居てはいけない。恐怖への本能が理性をかき消しました。
ドアを乱暴に開け、無我夢中でアパートの階段を駆け下りました。
一体、何があったのだろうか?お母さんは何処にいるの?妹は?
家族の事を考えて、さっきの音を何とかして忘れようとしました。これ以上アレの事を考えていると
気が狂ってしまいそうだったのです。すっかり暗くなった路地を走りに走った挙句、私は近くのスーパーに
来ていました。「お母さん、きっと買い物してるよね」一人で呟き、切れた息を取り戻しながら中に入りました。
時間帯が時間帯なので、店の中に人はあまりいなかった。私と同じくらいの中学生らしき人もいれば、
夕食の材料を調達しに来たと見える、主婦っぽい人もいた。その至って通常の光景を見て、
少しだけ気分が落ち着いてきたので、私は先ほど家で起こった事を
102空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:35 ID:UV6bkEXi
真っ暗な居間、開いていたカギ、そしてあの金属音。家の中には誰もいなかったはず。アレ以外は。
私が玄関先で母を呼んだ時の、あの家の異様な静けさ。あの状態で人なんかいるはずがない・・・。
でも、もし居たら?私は玄関までしか入っていないので、ちゃんと中を見ていない。ただ電気が消えていただけ。
もしかすると母はどこかの部屋で寝ていて、私の声に気付かなかっただけかもしれない。
何とかして確かめたい。そう思い、私は家に電話を掛けてみることにしたのです。
スーパーの脇にある公衆電話。お金を入れて、震える指で慎重に番号を押していきました。
受話器を持つ手の震えが止まりません。1回、2回、3回・・・・コール音が頭の奥まで響いてきます。
「ガチャ」誰かが電話を取りました。私は息を呑んだ。耐え難い瞬間。
「もしもし、どなたですか」
その声は母だった。その穏やかな声を聞いて私は少しほっとしました・・・が、この時、一瞬でも
安心してしまった私は愚かでした。
「もしもし、お母さん?」
「あら、どうしたの。今日は随分と遅いじゃない。何かあったの?」
私の手は再び震え始めました。手だけじゃない。足もガクガク震え出して、立っているのがやっとだった。
あまりにもおかしいです。いくら冷静さを失っていた私でも、この異常には気付きました。
「なんで・・・お母さ・・・」
「え?なんでって何が・・・ちょっと、大丈夫?本当にどうしたの?」
お母さんが、今、こうやって電話に出れるはずはない。私の家には居間にしか電話がないのです。
さっき居間にいたのはお母さんではなく、あのバケモノだったのに。なのにどうして、この人は平然と
電話に出ているのだろう。それに。今日は随分と遅いじゃない、と。まるで最初から
今までずっと家にいたかのような言い方。私は、電話の向こうで何気なく私と話をしている人物が、
得体の知れないもののようにしか思えなかった。
そして、乾ききった口から、何とかしぼって出した声がこれだった。
「あなたは、誰なの?」

「え?誰って・・・」
少しの間を置いて、返事が聞こえた。
「あなたのお母さんよ。ふふふ」
103大学への名無しさん:04/03/25 05:35 ID:6OQDhgfF
長すぎ
104空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:36 ID:UV6bkEXi
まっちゃんの話は>>97さんが張ってくれました。
105空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:37 ID:UV6bkEXi
ごめんね。短いのもってくるよ。
106空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:39 ID:UV6bkEXi
/08/06(日) 04:04
ジェリーが大人になった頃トムはもうこの世にいませんでした。トムは自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知ったとき、
こっそりジェリーの前から姿を消しました。ジェリーの前で弱って涙もろくなった自分を見せたくなかったのです。
トムはジェリーの心の中ではずっと喧嘩相手として生きつづけたかったのです。
トムがいなくなったのに気づいたときジェリーは悲しみはしませんでしたが、退屈になるなと思いました。
トムとの喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから。胸の奥が不思議にチクチクはするのですが、それが何なのか、
ジェリーにはよくはわかりませんでした。トムの願い通り、ジェリーの心の中でトムはいつまでも仲の悪い喧嘩相手でした。
そんなある日ジェリーの前に一匹の猫が現れました。トムよりのろまで体も小さい猫です。喧嘩相手のトムがいなくなって寂しかったジェリーは、
今度はこの猫を喧嘩相手にしようと考えました。そこでジェリーは、穴のあいた三角チーズが仕掛けられたねずみ取りを利用して、
その猫に罠をかけることにしました。いつもトムにしていたように。
ジェリーは物陰に隠れて、ねずみを求めて猫がねずみ取りの近くに来るのを待っていました。そして思惑通り猫が罠に向かって近づいてきます。
ジェリーはしめしめと思いました。いつものように、自分がねずみ取りにひっかかるふりをして、逆に猫をねずみ取りにかけてやるんだ。
うふふ。手か尻尾を挟んだ猫の飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です。
107空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:40 ID:UV6bkEXi
でも、その猫はトムではありません。猫はチーズの近くまで来たとき、ジェリーが出てくるより早く美味しそうなねずみの匂いに気づき、
目にもとまらぬ速さで隠れていたジェリーに襲いかかってきました。ジェリーはいつもトムから逃げていたように逃げましたが、
トムよりのろまなはずの猫にすぐに追いつかれてしまい、体をガブリと噛まれました。ジェリーも噛みつき返しましたが、
トムより体が小さいはずの猫は平気です。
血まみれのジェリーは薄れ行く意識の中で、本当は鼠が猫と喧嘩して勝てるわけがないことと、いつもトムはジェリーに「してやられた」ふりをして、
わざとジェリーを捕まえないでいたことを、そのとき始めて知ったのです。トムの大きな優しさと友情に気づいたのです。
そしてトムがいなくなった時の胸の奥のチクチクの正体にも気づきました。かけがえのない友を無くした悲しみでした。
ジェリーの魂が体を抜けた時、空の上には優しく微笑みジェリーを待っているトムがいました。
「また喧嘩ができるね」
「のぞむところさ、今度こそは捕まえてやるぞ」
108大学への名無しさん:04/03/25 05:41 ID:rfXzCjLr
こえぇ〜〜〜〜〜〜!!
109空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:41 ID:UV6bkEXi
小学生の頃、クラスにWさんという女子がいた。彼女は先天的な病で体がただれていて、声もうまく発声できなかった。
大人しい子でいつも本を読んでいた。
男子の友人はいなかったが、女子の友人は不思議と多いようだった。

修学旅行で旅館に泊まった時、友人が女子の部屋に遊びに行こうと言い出した。
俺も同意して、どうせだからこっそり行って驚かせてやろうってことになった。
そしてクラスで一番人気のあった女子のいる部屋に行く事となった。
こっそりドアを開けると(どのように鍵を開けたかは忘れた)恐ろしい光景が。

体育座りで座り込むWさんを円になって囲むようにクラスの女子全員が立っていた。
そして、Wさんに対して「豚」「焼けど野郎」などと罵声を浴びせていた。
さらにクラスで最もかわいかった子が「じゃあ、カツラはずしまーす」と笑いながら言ってWさんの頭に手を伸ばした。
次の瞬間、Wさんの髪の毛が全部その女の手にあった。Wさんは頭皮も病気で、髪の毛が生えないためカツラをしていたのだ。
男子は誰もそれを知らなかった。ショックで何が何だかわからない俺の前で女子はWさんを蹴飛ばしたりカツラをライターであぶったり。
Wさんはかすれた声でうめく。助けを呼びたくても呼べないのだ。
俺と友人は無性に怖くなって見つからないように逃げた。
110空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:42 ID:UV6bkEXi
次の日、Wさんもクラスの女子も何事も無かったように京都を観光していた。
それが一番怖かった。

時がたって同窓会が開かれた。Wさんはすでに亡くなっていた。
俺は思い切って女達に修学旅行でのことを聞いてみた。
すると例の一番かわいかった女の子が「あんなの別に死んだっていいじゃん」といった。

趣旨がちょっと違うかもしれないが、これが俺の経験した最も怖い話です。
111大学への名無しさん:04/03/25 05:43 ID:Kqlm6ye1
>>97
結構怖いな
知ってる言うたら殺されてしまったかもしれへんのか
112大学への名無しさん:04/03/25 05:44 ID:6OQDhgfF
>>93-102
で、最後どうなったんだ?
113空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:45 ID:UV6bkEXi
飲み会終わって終電に乗った時の話。
帰宅ラッシュとは逆方向だったんで、めちゃめちゃ空いてた。
しばらくしたら車両に俺とくたびれたサラリーマン風おっさんの二人だけになった。
俺とそのおっさんはお互いそれぞれ車両の両端のシートに座ってた。
おっさんは気持ち良さそうに居眠りしてた。
相当疲れてるか、酔っ払ってたんだろう。
おれもちょっと眠かったから目を閉じた。
そしてモノの5〜6秒経っただけで目を開けた。
おっさんの姿が目に入った。
おっさん、シートを俺の方へ一列移動してるように思えた。
結構酔ってたからかそんなことどーでも良かったんで、また俺は目を閉じた。
また数秒でなんか嫌な感じがして、目を開いた。
今度は確かにおっさんがまた一列こっちの方へ移動してた。
ちょっとやばいかもしれないと思って、
スリでもやらかしたらとっ捕まえて駅員に引き渡してやろうと思い、
俺は半目を開けて寝たフリをしてみた。
案の定、おっさんは俺が目を閉じたのを確認して立ち上がった。
こっちへ来るか?と思ったが、そうじゃなかった。
おっさん、そのまま車両の真ん中でクルクル回り始めたんだ。
で、回りながら
「騙されないぞ〜騙されないぞ〜狸寝入りなんかに騙されないぞ〜」
ってつぶやき始めた。
さすがに俺もビビって、そのまま寝たフリをし続けて、次の停車駅で、
ドアが閉まる直前にすばやく立ち上がって逃げるように電車を降りた。
おっさんは追っては来なかった。
ただ、タクシー代も無くて2時間以上歩いて帰宅した。
最悪だった。
114空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:47 ID:UV6bkEXi
俺が小学生の頃の話。

俺が住んでいた町に廃墟があった。
2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートでできていた。
ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、
地元の人間でも、あまりこの場所に近づくことはなかったらしい。
ある日俺は、友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。
まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。
そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。
友人と近づいて確認してみると、扉の前に
「わたしは このさきの へやに いるよ」
と書いてあった。
俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。
歩いて行くと分かれ道に突き当たって 、壁に
「わたしは ひだり に いるよ」
と書いてあった。
少し怖くなったけれど、俺と友人はそのまま左に進むことにした。
すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に
「あたまは ひだり からだは みぎ」
と書いてあった。
友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げだした。
でも俺はその場所にとどまって、勇気を出して右の部屋に行くことにした。
部屋に入り進んでいくと、突き当たりの壁に
「わたしの からだは このしたにいるよ」
と書いてあった。下を見ると
「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」
俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。
それからはもう、その場所には近づいていない。

115空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:48 ID:UV6bkEXi
これは、私が小学生の頃の話です。学校からの帰り道、真っ黒な髪を腰まで
のばした女の子が、公衆電話の前に立っていました。その子が振り向いて
話かけて来た時に、その目が白く濁っていた事から、私は彼女が盲目である事
を知ったのです。その子は透き通った声で言いました「美加ちゃん、お葬式の
最中に悪いんだけど、私の代わりに電話をかけてくれる?」わたしは(何か
誤解されてるな)と思い乍らも、そこは突っ込まずに、それよりも彼女が何故
まよう事なく私の名前を言い当てたのか、知りたいと思いました。「どこか
で、会ったかしら?」すると彼女はクスクスと可笑しそうに笑い、本を
読むように饒舌に語り始めたのです。「クラスが違うから、知らなくても
無理はないけど、アナタの同級生よ。貴方は一組で私は六組。廊下の端
と端ですものね。でも私は、ずっと前からアナタを知っていた・・・。
目の悪い人間ほど、声には敏感なものよ。アナタはとても綺麗な声で、クラス
の人望も厚くて、よく皆の話題になってた・・・。だってアナタは優等生の
見本のような人ですものね。きっと私の頼みを聞いてくれると思ったの。
エゴイスティックな他の人たちとは大違い・・・・・・」
116大学への名無しさん:04/03/25 05:49 ID:WXziYP4s
「カンカン」の老婆の話、あれで終わりなの?
続きが気になる・・・・
117大学への名無しさん:04/03/25 05:49 ID:6OQDhgfF
>>114
こわーー

さっき長すぎとか言ったが、怖かったら長文でもいいです。
スマソ
118空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:49 ID:UV6bkEXi
なにかが狂ってるような気がしました。それでも私は、その少女の
いう通りに、ダイヤルを回し(当時はまだダイヤル式の公衆電話でした)、
少女のいう通りに、受話器を渡したのです。

女の子は、電話の向こうの誰かと声を潜めて話しては、時々こちらを見て、
にっこりと笑いました。その電話が終り、少女が去った直後でした。私が、
途方も無くおそろしいものに取り憑かれていた事に気付いたのは。

理由を詳しく説明する事はできません。私の
つまらない文章の意味を理解した者だけが、とり
かれる。そ
れが、この少女の呪いの
ルールなのですから。
119空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:51 ID:UV6bkEXi
「カン、カン」の話はあれで終わりみたいです。
120空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:52 ID:UV6bkEXi
860 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/02/28(水) 20:59
僕はいつも学校に行くためにバスに乗ってるんですけど、
そのバスは右に曲がった
そのいつも乗ってるバスで、ある日おかしな事があったんです。
だって、いつものような、おばあさんもがいるから、
最後まで行ったんです。痛いから。
それで、そこまでは別に良かったんですけど、めちゃくちゃ
大きい紙袋の紙じゃない版みたいなのがあって、
ボールみたいなのもあって、シルクハットをかぶってる人も
いっぱいいたんです。
おかしいですよね?普通の道を通ってるのに。
それでもバスはずうっと普通に進んでたんですけど、
ある道を左に曲がった所で、いきなり急ブレーキをしたんですよ。
それで、本当に急にキー−−−って止まったんで、
中に乗ってた人が、バランスを崩してこけそうになったんです。
僕は席に座ってたんで大丈夫だったんですけど。
121空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:53 ID:UV6bkEXi
でも、本当におかしい事は、学校に行く直前に起こったんです。
そのバスはいつも、大きな公園の横を通って行くんですけど、
その頃、ちょうどそのいつもの道は工事してたんで、
ちょっと遠回りして、トンネルがある方の道から行ってたんです。
それで、そのトンネルのちょうど真中ぐらいまで通ったところで、
そのバスが”ガチャ”とか言いながら止まったんです。
僕はもちろんおかしいな、と思いました。
で、気づくと、バスは既に学校前のバス停に着いてました。
僕は、あれ?おかしいなぁ?とか思いながらバスを降りて、
その日も普通に学校に行きました。
そのバスに乗ってた人はもうみんな死んだんですけど。



861 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/02/28(水) 21:30
>860
あなたの文章、とても恐いです。
意味が全然わかりません。
このスレで一番こわい・・・・・・・。
122大学への名無しさん:04/03/25 05:54 ID:WXziYP4s
>>119
すまん、オチがよくわからんのだが。
途中まではとてもよくできた怪談だったのに。
結局電話に出たのはあの老婆だったの?
そうだとして、じゃあ母親はどうなったの?
家族はその後何もなかったの?
123空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:57 ID:UV6bkEXi
後輩は、某ソンの深夜バイトをしていた。
そのコンビニは、深夜になるとかなり暇になるらしい。
後輩はいっしょにバイトしている先輩と、いつもバックルームでのんびり漫画など
読んで過ごしていた。


ある日のこと。
いつもと同じようにバックルームでお菓子を食べながら、
後輩は先輩と駄弁っていた。
仕事と言えばたまにモニターをチェックするくらいである。
モニターは画面が4分割されていて、レジ2箇所、食料品棚、本棚を映しているのだが、
ふと見ると、本棚のところに女の人が立っているのを後輩は見つけた。
腰まである異様に長い髪をした女の人だ。

「おかしいな、チャイム鳴らなかったぞ」と先輩はいぶかしむが、
たまに鳴らない事もあるので、さして深く考えず二人はまたしゃべり始めた。


しかし、である。
いつまで経っても女の人は動く気配を見せない。
本を読んでいるのかと思えば、何も手にしていない。
ひたすらじっと本棚を見つめているだけである。

「おい、こいつ万引きするつもりなんじゃないか」

先輩が言った。どことなくおかしな雰囲気のする女の人である。
後輩もその考えが浮かんだところだったので、頷いた。
二人で挟み撃ちすることにして、バックルームを出る。
先輩はレジ側から、後輩はバックルームへの出入り口から本棚へ向かう。
124大学への名無しさん:04/03/25 05:59 ID:6OQDhgfF
>>122
真相を全て話さず謎にしたままにするのがまた怖いんじゃないの?
125空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 05:59 ID:UV6bkEXi
いざ本棚へ到着してみて、二人は首をかしげた。
そこには誰もいなかったのだ。
おかしい。絶対挟み撃ちにしたのに…。
すると、トイレのほうから水を流す音が聞こえてきた。
何だ、トイレに入っていたのか。
おかしな人だな、と思いつつ、二人はすぐバックルームへと戻った。

しかしモニターを見て、二人は初めてぞっとした。
さっきと全く変わらない立ち位置で、女の人が本棚を見つめていたのだ。
早い。早すぎる。

トイレからそこへ向かうのと、バックルームへ戻るのとでは、
明らかにこっちの方が早いはずなのだ。

しかも、なんで同じ格好で本棚に向かってるんだ?

もしかして、モニターの故障では。
顔を見合わせ、頷きあって二人はもう一度、バックルームから挟み撃ちの隊形で
本棚へと向かった。

すると、また女の人はいない。
冷や汗がにじむのを感じながら、今度は何も言わずに二人はバックルームへと戻った。
無言で、しかし真っ先にモニターを確認する。

「あ、いなくなってるぞ…」

先輩が呟いた通り、モニターからは女の人の姿は消えていた。
後輩の心中にほっとしたものが広がる。
よく確認しようと、先輩の横に顔を乗り出した。その時。

「待て、動くな」
126大学への名無しさん:04/03/25 06:02 ID:Kqlm6ye1
なに コンビニ強盗?
127空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:02 ID:UV6bkEXi
先輩が突如、押し殺した声を出した。
は?と思ったが反射的に従う。
二人、モニターを覗き込んだ格好のまま固まっている。
「いいか、絶対に今振り向くなよ」
やはり先輩が押し殺した声で言った。
何でだろう、と思った後輩だが、モニターをじっと見てそれを理解した。
画面の反射で、自分の顔と先輩の顔が映っている。
しかし、その真ん中。
もう一つ、女の人の顔が覗き込んでいたのだ。
悲鳴をこらえ、後輩はまさしく硬直した。
じっと耐えること数分、その女は
「…………」
と何事か呟くと、すっと離れた。
そしてさらに1分。
もういいぞ、と言われて後輩はやっと息をついた。
恐る恐る振り向いても、誰もいない。
どくどく脈打つ心臓を押さえ、後輩はモニターから離れた。
「ここって、なんかでるんやなぁ〜」
先輩は感慨深げに呟き、後輩のほうに同意を求めた。
「そうですね」
と、先輩を振り向いて、後輩は再び硬直した。
その視線をたどったか、先輩もモニターのほうへ向き直る。
そこには、さっきの女の人が。しかも今度は、
カメラの方を向いて大口を開けて笑っている!!
もう二人は何も言わなかった。
何も言わず、某ソンを裏口から飛び出したと言う…。
128空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:04 ID:UV6bkEXi
やっぱり「カン、カン」の話はこれだけみたいです。
129大学への名無しさん:04/03/25 06:05 ID:O5KCjRxF
当たりつきの自販機でポカリ買いました。
真冬でしたけど、部活で汗かいた後でしたから、やっぱポカリでしょう!

…なんか、当たったみたい。
慌てて(時間切れになると権利消滅だからね!)一番高そうなステビアGET!

…うわっ!また当たった!
自分の強運に怖くなりながらもステビアGET!

…ひぃー!また当たったッ!
俺、明日死ぬんじゃないかと思いながらもステビアGET!



…ちゃりちゃりちゃりーんとお釣りが40円出て来ました。
ええ、110円入れたつもりが510円入れていたみたいですよ。

とりあえずポカリ飲みました。
やっぱ寒いなぁ。
あったかい飲み物にしておけば良かったかな。
130大学への名無しさん:04/03/25 06:05 ID:WXziYP4s
>>127
女優霊みたいで怖いね(・∀・)イイ!!
131空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:06 ID:UV6bkEXi
みんな一度はきいたことのあるコレを書いときます。
さっきこれを見つけて、シャレにならないくらい怖かったので。。
これで何かあったらここに書いてね。>ALL

時は第二次世界大戦の日本敗戦直後、日本はアメリカ軍の支配下に置かれ各都市では多くの米兵が行き交う時代でした。
ある夜、地元でも有名な美女(23歳の方)が一人、加古川駅付近を歩いていた時 不幸にも数人の米兵にレイプされその後殺すにも苦しみながら死んでいくのを楽しむため体の両腕・両足の付け根の部分に銃弾を叩き込み道路上に放置したまま立ち去りました。
瀕死の状態をさまよっていた時、運良くその場を通りがかった地元でも有名な医者に発見され腐敗していた両腕・両足を切り落とすことを代償に一命を取りとめました。
しかし、自分の美しさにプライドを持っていた女は生きることに希望が持てず国鉄(当時)加古川線の鉄橋上へ車椅子で散歩につれられているスキをみて車椅子を倒し、両腕・両足のない体で体をよじらせ鉄橋の上から走ってきた列車へ身投げし自殺しました。
警察、国鉄から多くの方が線路中で肉片の収集をしましたが、不思議なことに首から上の部分の肉片は全くみつからなっかたとのことです。
しかし時代が時代だったもので数日経過すると、その事件を覚えている者はほとんど居なくなりました。
事件が起こったのは、数ヶ月後のある日です。
朝は元気だった者がなぜか変死を遂げるようになってきました。
132空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:07 ID:UV6bkEXi
それも一軒の家庭で起こるとその近所で事件が起こるといった具合です。
警察も本格的に動き出し、事件が起こった家庭への聞き込みではなぜか共通点がありました。
それは死亡者は必ず、死亡日の朝に「昨日、夜におかしな光を見た」というのです。
実際に当時の新聞にも記載された事件であり加古川市では皆がパニックになりました。
加古川所では事件対策本部がおかれ事件解決に本腰が入りました。
 そこである警察官が事件が起こった家庭を地図上で結んでみると、あることに気がつきました。
なんとその曲線は手足のない、しかも首もない胴体の形になりつつあったのです。
こうなると当然 次はどのあたりの者が事件に遭うか予測がつきます。
そこで前例にあった「光」を見た者は警察に届け出るように住民に知らせました。
やはり、曲線上の家庭では「光」を見たといい死んでいきました。
しかし、実は「光」ではなかったのです。
 死者の死亡日の朝の告白はこうでした「夜、なぜか突然目が覚めました。
するとかすかな光が見え、見ているとそれはますます大きな光となります。
目を凝らしてみると何かが光の中で動いているのが見えます。
物体はだんだん大きくなりこちらへ近づいてきます。
その物体とはなんと、首もない両腕・両足のない血塗れの胴体が肩を左右に動かしながら這ってくる肉片だった。
133空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:08 ID:UV6bkEXi
ますます近づいてくるので怖くて目を閉じました」というのです。
 次からも、その同じ肉片を見た者は必ず死にました。
そこで次は自分だと予想した者が恐ろしさのあまり加古川市と高砂市(隣の市)の間にある鹿島神社(地元では受験前など多くの人が参拝する)でお払いをしてもらいました。
すると「暗闇のむこうに恐ろしい恨みがあなたを狙っているのが見えます。
お払いで拭いきれない恨みです。
どうしようもありません。
唯一貴方を守る手段があるとするならば、夜、肉片が這ってきても絶対目を閉じずに口で鹿島さん、鹿島さん、鹿島さんと3回叫んでこの神社の神を呼びなさい」といわれました。
 その夜、やはり肉片は這ってきましたが恐怖に耐え必死に目を開いて「鹿島さん」を 3回唱えました。
すると肉片はその男の周りをぐるぐる這った後、消えてしまいました。
通常、話はこれで終わりますが、やはり恨みは非常に強く、その男が旅へ出てもその先にて現れました。
その後、その方がどうなったかは知りません。
ただ非常にやっかいなことにこの話は、もし知ってしまうと肉片がいつかはその話を知ってしまった人のところにも現れるということです。
 私(兵庫県出身)が知ったのは、高校時代ですが私の高校ではこの話は人を恐怖に与えるためか、迷信を恐れるためか口に出すことが校則で禁止されました。
皆さんはインターネットで知ったので鹿島さん(地元では幽霊の肉片を鹿島さんと呼ぶ)を見ないことに期待します。
もし現れたら必ず目を閉じず「鹿島さん」を3回唱えてください。・・・・
134空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:10 ID:UV6bkEXi
今住んでるマンションから徒歩十数分のところにハンバーガー屋が
ある。フランチャイズ店ではなく、手作りの味を売りにしている店
だ。セット(バーガー+ポテト+ドリンク)で頼むと800円以上
はするし、すごく美味いってわけでもないせいか、いつ行っても
客がいない。店内はそのくせわりと広いので、ちょっと寂しささえ
感じるほどだ。

店は中年男性がレジと厨房、その奥さんらしき女性が
ウェイトレスや雑用を担当している。店の奥は彼らの住居に直接
繋がっている作りで、よく言えばアットホーム、悪くいえば生活感
があり飲食店としてはだらしない感じ。店も店の二人も70年代を
感じさせるスタイル。それもオシャレな感じじゃなく、ちょっと
陰気な、貧乏臭い感じのものだ。

フロアの中央には各種調味料が置いてある。おれの好きなサルサソース
も置いてあるので、他に食べたいものがない時に消去法でここに来る
ことがたまにあった。

調味料置き場には、「当店のハンバーガーには独自の味付けを
しております。調味料の類は一度召し上がってからお付け下さい」
というメッセージが書かれている。独自の味付けっていっても
ケチャップとフレンチドレッシングがかかっているだけだ(たぶん)。
おれは最初からサルサソースをドバドバかけて食っていた。
135ハルウララ ◆9drhOEhvzw :04/03/25 06:10 ID:OFgdS6td
いや、途中でやめるなよw
お母さんはなんだったんだ_| ̄|○
136空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:11 ID:UV6bkEXi
確か3度目にこの店を訪れた時だったと思う。レジでの注文時に
「うちのハンバーガーはそのまま食べてみて下さいね。あまり
調味料を使うと味がわからなくなりますからね」
と言われた。おせっかいだなぁと思いながらも、「ええ」と
だけ無難な返事をしておいた。

その日も結局いきなりサルサソースどばどばで食べた。

それからなんとはなしにその店に行かなかったのだが、
2,3ヶ月は経ってからふとまた食べたくなり、久しぶりに
店を訪れた。

「うちのハンバーガーはそのまま食べてみて下さいね。あまり
調味料を使うと味がわからなくなりますからね」
はっきりと覚えているわけではないのだが、前回と同じセリフを
そっくりそのまま言われた。で、今回はおっさんの顔がちょっと
引き攣っていて、口調も何か感情を押し殺した様に、変に棒読み
なんだ。口元なんかちょっとプルプル震えて、どもりをすれすれ
で免れた感じ。

ここに至って初めてちょっと不審に思った。この店はレジが
一階にあり、客が飲食するフロアは階段を上ったところにある。
ウェイトレスの奥さんも注文した品を席まで届けると、飲食
フロアの奥にある自宅へと引っ込んでしまうので、おれが
ハンバーガーを食べているところを彼らに直接見られた記憶が
ないのだ。でも、さっきの口調は通り一遍の説明ではなく、
はっきりとおれへの非難が感じられるもの。いつもおれが
サルサソースどばどばやってるのを見られていたのかな。
137大学への名無しさん:04/03/25 06:11 ID:WXziYP4s
「鹿島さん」はあまりにも有名な都市伝説だよ
ババサレとか、その手の
「聞いたら最後、必ず今夜あなたの枕元に・・・」系の話は
数十話以上聞いてきたが、未だに訪問をうけたことなしw
鹿島さんにも色々バリエーションがあるんだよね
3パターンくらい聞いたことある
138空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:12 ID:UV6bkEXi
まあでも、客がどんな食い方をしようと勝手だ。奥さんが
注文したセットを置いてフロアの奥の方へ向かったのを確認して
おれはまた調味料コーナーへ向かい、バーガーのバンズを取り、
サルサをどばどばかけた。

なんかおっさんが押し付けがましいのがムカつくけど、
たまに食うとわりと美味いなーと思いながらむしゃむしゃ
やっていた。

半分くらい食べたところだったか、不意にガシャンという
ガラスの割れる大きな音がした。驚いて音のする方を反射的に
振り返ると、それはフロアの奥の店主達の住居の入り口。

そこから半身だけのぞかせ、店主と奥さんがこちらを凝視していた。

店主は何かを床に叩きつけた直後の様な姿勢で、顔だけこちらを
向いている。一瞬だけ視線が合ったが、すぐに目を逸らせて
小走りに店を出た。ただただ、怖かった。

彼の表情はおれに暴力的な危害を加えようというような、つまり
殺気を感じさせるようなものではなかった。自我の崩壊という
ものが表情に表れるとしたら、ああいう感じではなかろうか
と思わせるものだった。

さらに数ヵ月後、店の前を通りかかった。

店は売りに出されていた。貼り紙から察するに、最後に店を
訪れてからほどなくのことのようだった。
139大学への名無しさん:04/03/25 06:14 ID:Kqlm6ye1
>>129
わらたw
140空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:15 ID:UV6bkEXi
ある日、私は夏休み中の高校に忘れ物を取りに行きました。
机の中とロッカーを探したのですが、目的の物はありません。
あてもなく人気のない校舎内をウロウロするうちに視聴覚室の前まで来ました。
視聴覚室は廊下側に窓が無く、スライド式のドアに縦長の小窓が付いていました。
そこにモニターの光が青っぽく映り込んでチラチラと揺らいでいます。
中から数人が話しをしているような音がしていました。
耳を澄ますと、小さく笑い合うような声も聞こえてきます。
中でテレビでも見ているんだな。そう思いました。なら少し脅かしてやろう・・・
「オラッ!」
大声でそう叫ぶと声がフッと止みました。光は変わらずゆらゆらと揺れています。
私は足音を忍ばせてドアの前を離れました。その時、後ろでドアが開く音がしました。
振り向くと、誰かが廊下に頭だけを突きだしてこっちを見ています。
坊主頭の女の子。眉毛も剃っているのかツルリとした印象の顔でした。
ガラス玉のような目に大きな口。見るほどに気味が悪いくらい無表情です。
「見た?」
「何を?」
「中を覗いた?」
私が首を横に振りました。
「動かないでね、死ぬから。」
頭が一旦引っ込みました。
1分ほどそのまま待たされて、また女の子が顔を出しました。
「帰っていいって。よかったね。」
そう言って、口元だけで笑いました。
結局、忘れ物は見つからず、その日から私は入院させられました。
141空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:17 ID:UV6bkEXi


  ド  ラ  ク  エ  買  っ  て  く  る  。 

142大学への名無しさん:04/03/25 06:18 ID:WXziYP4s
>>140
こえええええ・・・・
自分的にはこれが一番怖いかも
143大学への名無しさん:04/03/25 06:25 ID:6OQDhgfF
>>141
144空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:27 ID:UV6bkEXi


  売  っ  て  な  か  っ  た  。

145ハルウララ ◆9drhOEhvzw :04/03/25 06:27 ID:OFgdS6td
>>144
146大学への名無しさん:04/03/25 06:30 ID:6OQDhgfF
どう考えても早いだろw
そんなに近くにコンビニあるのか?w
147空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:30 ID:UV6bkEXi
小学校のころ、俺のクラスにユキオ(どんな漢字かは忘れた)っていう奴が転校してきた。
小柄でハーフっぽい顔で、どことなくオドオドした感じの奴だった。
ユキオには両親がいなくて、爺ちゃん婆ちゃんと一緒に暮らしていた。
その辺の事情を、先生は教えてくれなかったが、ユキオ本人から聞いた。

俺たちは、最初のうち、ユキオをイジメた。
と言っても、金脅し取ったりとかじゃなくて、すれ違いざま背中にエルボーしたり、
筆箱をカッターで切ったり、集会の時にオナラをしたと騒ぎ立ててみたり、
まぁ他愛もないものだったと思う。それでも、本人には辛かったかもしれんけど。
だけど、ユキオは普段オドオドしてるくせに、そんな時は妙に根性を見せて、
泣いたりムキになったりすることが無かった。先生に告げ口もしなかった。
だから、あまり面白くなくて、そのうち俺らもイジメたりしなくなった。

ただ、ユキオは良く学校を休んだ。
月にどれくらい休んだのかは忘れたけど、しょっちゅう休んでたっていう印象は残ってる。

その頃、うちの学校では、給食のパンを休んだ奴のところへ、
同じクラスで近所の奴が届けるっていうルールがあった。
ユキオの家にパンを届けるのは俺の役目だった。
家はけっこう離れていたけど、同級では一番近かったし、良く通る帰り道の途中だったし。

ユキオの家は木造の文化住宅で、いかにも爺ちゃん婆ちゃんが住んでそうな家だった。
中に入ったことは無かった。何となく暗い感じで、俺的に嫌な雰囲気の家だった。
パンを届ける時は、いつも婆ちゃんにパンを渡してそそくさと帰った。
ある日、またユキオが休んだので、俺はパンを届けに行った。
148空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:33 ID:UV6bkEXi
玄関で呼ぶと、珍しくユキオ本人が出てきた。風邪でもひいているのか、顔色が悪い。
ユキオは俺に、家の中に入るように誘った。
「××××があるから、やろうよ。」とか言って。
そのオモチャは俺の欲しかったヤツだったんで、嫌な感じを振り払って、家の中に入った。

ユキオの部屋に入って、ちょっと驚いた。
そこら中にシールやステッカーがベタベタと貼ってあって、
その中には神社のお札みたいなのも混ざっていた。
俺らが入ってきた襖にも隙間がないくらい貼ってある。
「・・・なんだ、これ。」
「おじいちゃんとおばあちゃんがお札を貼るんだけど、
それだけだと何となく怖いからシールも貼るんだ。」
ユキオが自分で書いたようなお札もあった。
「お札破ったらいいじゃん。」
「そんなことしたら、おじいちゃんに怒られるし・・・」
ユキオは口籠もってしまった。その日は、ユキオの部屋で1時間ぐらい遊んで帰った。
149空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:34 ID:UV6bkEXi
次の日も、ユキオは学校を休んだ。

先生が俺にユキオの様子を聞いてきた。
なんか調子悪そうだった、と言うと
「そうか・・・休むっていう電話も掛かってこないから、どんな様子なのかと思ってな。」
「電話したら?」
「いや、したんだけど誰も出ないんだ。おじいさんかおばあさんは、居たか?」
「昨日は見なかった。」
「うーん、休むんだったら電話してくれって、ユキオにでもいいから言っといてくれ。」

その日もユキオの部屋で遊んだ。ユキオはオモチャを沢山持っていた。
少しうらやましくなって聞くと、お父さんとお母さんが買ってくれた、と答えた。
「お前のお父さんとお母さんってドコにいるんだよ?」
「死んだ。」ユキオはあっさりとそう言った。
「なんで?」
「交通事故。」
オモチャをいじりながら俯いて答えるユキオを見て、
さすがに、これ以上は悪い気がして、話を変えた。
150空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:35 ID:UV6bkEXi
「明日は学校行く?」
「わかんない。」
「お前、大丈夫かよ。」
「・・・・・」
「休む時は電話しろって先生言ってたぞ。」
「・・・ゴメン。」
「俺に言ってもしょーがないよ。おじいちゃんとおばあちゃんは?」
「奥の部屋にいるよ。」
「じゃあ、そう言っとけよな。」
「・・・眠れないんだ。」
「はぁ?」
「お父さんとお母さんが夢に出てきて、僕のことを呼ぶんだ。」
「・・・・」
「ユキオ、ユキオって僕のことを何度も呼ぶんだ。それが怖くて、だから眠れないんだ。」
「・・・・」
「昨日は、腕をつかまれた、僕を連れて行くつもりなんだ。」
俺はだんだん怖くなってきて、もう帰る、と言うと、ユキオはやけにしつこく引き留めた。
「お前が怖いのはわかるけど、俺がここに泊まるわけにいかねーだろ?」
「なんで?」
「俺ん家はお母さんが心配するから・・」
そこまで言って、「ヤバ!」って思った。
ユキオは俯いて何も言わなくなってしまった。

俺は、居たたまれなくなって、ユキオの家を半ば飛び出すように出ていった。
151大学への名無しさん:04/03/25 06:36 ID:6OQDhgfF
             
152空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:36 ID:UV6bkEXi
次の日もユキオは学校を休んだ。
先生は、一緒に行くと言って、帰りに俺を車に乗せてユキオの家に向かった。

先生が玄関で呼んでも、何の返事もなかった。玄関を開けると先生が顔をしかめた。
靴を脱いで家に上がった。台所やユキオの部屋には誰もいなかった。

ユキオの部屋を出ると右手に部屋があった。
ユキオが昨日言っていた奥の部屋というのはそこなんだろう、と俺は思った。
先生がそこの襖を開けた。
そのとたん、先生は立ちすくんで、すぐに襖を閉めた。
その一瞬の間に、先生の体ごしに部屋の中が見えた。
ユキオの血塗れの顔が見えた。

それから、先生が警察を呼んだんだと思う。
その日の、そこから先のことはほとんど憶えていないけれど、警察は来ていた。

次の日、先生がユキオと爺ちゃんと婆ちゃんが死んだことをクラスの皆に伝えた。
けれど血塗れだったとは言わなかった。ただ、死んだと言った。

あとで、俺は先生にユキオの夢の話をした。
先生はしばらく黙って聞いていた。
そして、誰にも言うな、と言って、俺にユキオの両親のことを教えてくれた。
153空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:37 ID:UV6bkEXi
ユキオの親の死因は自殺だった。一家心中を図っていた。
ユキオはその時、運良く生き延びて、爺ちゃん婆ちゃんのところへ引き取られた。
俺はそれを聞いても、そんなに驚かなかった。なんとなく、そんな気がしていた。

何日かして、俺は警察に呼ばれて、ユキオの家へ行った時のことを話した。
ユキオの夢のことも話した。
警官は、俺に、その話がウソでないかをしつこく聞いた。
俺はウソじゃないと何度も言った。
「本当に、君はあの家で、ユキオ君からその話を聞いたのかい?」
「うん。」
一緒に来ていた先生が困った顔をしていた。
警官が先生に向かって、ヒョイヒョイと手を振った。
それが合図だったのか、先生はしばらく考えてから俺に言った。
「あのなぁ、俺とお前がユキオの家に行っただろ。あの時・・・」
先生は言いにくそうだった。俺は嫌な予感がした。
「・・・あの時、ユキオ達は、間違いなく、死んで3日は経っていたんだ。」
154空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:40 ID:UV6bkEXi
はじめてのかていか

7がつ5にち
 きょう、はじめてかていかをならった。ケンちゃんは「かていかはおんなのかもく!」といってせんせいにおこられた。
 せんせいは「いまはだんしもさいほうやおりょうりができないといけないじだい」といった。
 はじめてのじゅぎょうはおりょうりだった。1ぱんはごはんをたいた。2はんはおみそしるをつくった。3ぱんはカレーをつくった。ぼくは3ぱんです。
 じゃがいもやにんじんをほうちょうできるときはドキドキした。「てをきらないようにゆっくりね」とせんせいがいった。
 じゃがいもやにんじんやたまねぎやおにくをゴトゴトにた。カレーのルーをいれた。しばらくしたらカレーができた。やさいやおにくをきるときはきんちょうしたけど、そのあとはかんたんだった。
 がっこうのかえりにびょういんにいった。ママにカレーをつくったといったら、にっこりわらった。ママがいえにいなくてさびしいといったら、もうすぐいえにかえれるといった。うれしかった。
「そのときはいもうともいっしょよ」といった。
 いもうとは、ともよというなまえだ。ママはともよをうんだので、びょういんにいる。
「ともよもカレーをたべるかな」ときいた。
 もうちょっとおおきくなったらたべるとママはいった。
 おおきくなったら、ともよにいっぱいカレーをつくってあげようとおもった。
155大学への名無しさん:04/03/25 06:42 ID:Kqlm6ye1
もっと怖いの貼れや
156大学への名無しさん:04/03/25 06:42 ID:6OQDhgfF
        
157空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:42 ID:UV6bkEXi
7がつ8にち
 ママとともよがいえにかえってきた。パパはにこにこしている。
 ぼくはママとパパにカレーをつくってあげようとおもってそういった。
「いいから、おとなしくしていなさい」
 パパがそういって、なにもさせてくれなかった。
 ママにあそんでもらおうとおもった。でも、ママはずっとともよとあそんでいる。

7がつ10にち
 きょういえに、
しんすけおじさんとかおりおばさんとおじいちゃんとおばあちゃんがきた。
おしょうがつみたいでうれしかった。しんすけおじさんとあそんでもらおうとおもった。だけどあそんでくれなかった。
かおりおばさんにほんをよんでもらおうとおもった。だけどよんでもらえなかった。おじいちゃんとおばあちゃんもあそんでくれなかった。
みんなともよとあそんでいる。
「おへやにかえっておとなしくあそんでいなさい」
 みんなにそういわれた。

7がつ12にち
 こんどのにちようびに、
またおじさんやおばさんやおじいちゃんやおばあちゃんがくる。
みんなともよとあそびにくる。ぼくとあそんでくれない。
「たべちゃいたいくらいかわいいって」
 ママはともよをだっこしていった。パパも「そのとおりだよ」といった。
「よかったねともよ」とママはいった。
158大学への名無しさん:04/03/25 06:43 ID:6OQDhgfF
先が読めた!!!
159空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:43 ID:UV6bkEXi
7がつ18にち
 はやおきしてカレーをつくった。やさいはじょうずにきれた。おにくはむずかしかった。やわらかくてプニャプニャしてて、ちがいっぱいでた。
「ともよー!ともよー!」
 ママがともよをさがしてる。もうすぐみんながくる。カレーがぐつぐつにえている。
「ともよー!ともよー!」
 たべちゃいたいぐらいかわいいともよ。
160空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:48 ID:UV6bkEXi
怖いのはだいたい張っちゃったよ…スマソ。

>>146
近所にコンビニあるよ。
もう売っててもいいころなんだが…
161空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:57 ID:UV6bkEXi
夏休みなので、友人と山へ遊びにいきました。
ところで、その山の奥にあるキャンプ場の大きな池には変な噂があるそうです。

「そこでね、釣りをするとね、何かにね、とり憑かれるんだってよ。」

友人がケラケラ笑いながら、僕にそんな話をするのです。
なぜ今そんなことをいうんですか、釣った魚を食べる予定と分かってるくせに。
僕らが今向っているのは、まさにそのキャンプ場だというのに。気持ちの悪い。

キャンプ場の池を見ると、どうということはありません。
沢山の人が釣りを楽しんでるじゃないですか。あんな作り話するなんて、まったく。

さっそく釣ってみると、これが全然釣れない。他の人達は釣れているのに。
僕らだけヒットもしない。他の人達はどんどん釣れているのに。
そうこうしているうちに、日が暮れてきてしまいました。
他の釣り人達はそそくさと帰り支度を済ませ、あたりには僕らだけ。
つまんなく思い始めたところで、ついにきましたよヒットが。しかもデカい。

十五分ばかり魚と格闘した挙句、エサだけ持っていかれてしまいました。残念。
エサどころか釣り針までグニャグニャに捻じ曲げられていましたよ。凄い魚ですね。
その後は結局一度もヒットすることなく、友人、怒って池に小便してしまった。

「なんで俺達だけ全然釣れないんだ畜生!何時間もねばってよー!」

そんなに青筋立てて怒らなくても。顔がヒクヒクしてますよ。
結局、近くの売店で食べ物を適当に買って一泊キャンプして終わったのだけども。
162大学への名無しさん:04/03/25 06:57 ID:Kqlm6ye1
さっきから長文貼って荒らしてるのは誰だ
163空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 06:58 ID:UV6bkEXi
キャンプを終えた二日後に友人宅に遊びに行ったときのこと。
友人、やたらと「暑い。暑い。」を繰り返します。冷房がついてるのに。
僕はさっきから冷房が効き過ぎでガチガチ震えているのに。

「ああ暑い。今年は猛暑だな。暑くて夜も眠れねえよ。あー暑い。」

なんて言いながら2Lのミネラルウォーターをあっという間に飲み干してしまいます。
顔をヒクヒクさせながら、一言しゃべってはガブガブ、何かするたびにゴボゴボ。
飲みすぎですよ。

その三日後の朝、友人から茶色い小便が出たと電話がきました。
心配になって友人宅に行ってみると、黄色く濁った白目をむいて、
膿のような黄色に血混じりの、ドロドロの塊を吐いて、死んでしまっていました。
腐った卵のような臭いがする吐瀉物を鼻を押さえながらよく見てみると、
表面に毛細血管みたいな模様がありました。

それにしても例の吐瀉物が本当に酷い臭いで、
思い出すたびに顔がヒクヒクしてきてしまいます。
あんな物を吐いて死ぬなんて、きっと僕につまらない作り話をしたバチですね。

ところで最近、冷房も効かないくらい、ひどく暑いですね。本当、夜も眠れないくらい。

164空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko :04/03/25 07:00 ID:UV6bkEXi
>>162
じゃ、やめましょうか。

再びドラクエ買ってくる。
165大学への名無しさん:04/03/25 07:06 ID:O74oaCX5
>>115,118の意味がよくわからないのって俺だけ?
166大学への名無しさん:04/03/25 07:13 ID:WXziYP4s
>>165
「分からない」ということこそが
この話の肝。
167大学への名無しさん:04/03/25 07:17 ID:6OQDhgfF
168大学への名無しさん:04/03/25 07:20 ID:M0xwY0Q+
登山の話が怖かったなー。誰か知らん?
169大学への名無しさん:04/03/25 07:31 ID:6OQDhgfF
登山つってもいっぱいあるからなぁ・・・
始めの下りだけでも教えてくれれば分かるかもしれん
170大学への名無しさん:04/03/25 07:33 ID:M0xwY0Q+
「すいか」と言えばわかる?
171大学への名無しさん:04/03/25 07:37 ID:6OQDhgfF
あーー









知らんw
172大学への名無しさん:04/03/25 07:37 ID:M0xwY0Q+
知らんかー。
173大学への名無しさん:04/03/25 07:48 ID:M0xwY0Q+
見っけた。長文はダメなの?
174大学への名無しさん:04/03/25 07:54 ID:6OQDhgfF
おk
全部読む人もいる。
175大学への名無しさん:04/03/25 07:56 ID:O74oaCX5
むしろ長文のほうが好き
176大学への名無しさん:04/03/25 07:56 ID:M0xwY0Q+
これは霊感の強い友人から聞いた彼(同じく霊感が強い)のお兄さんの体験の話です。

以後、お兄さんを彼と呼びます。

実話なのでオチも何もありませんので、初めに断わっておきます。

また、文章力がなく、読みにくい文になっていると思いますので、初めに謝っておきます。

 地名はあやふやですが、富士山に近い槍ヶ岳の様な名前だったとおもいます。

そこには標高の高い所で、万年雪というか、切り立った斜面一面に氷が張ってしまってしてツルツルにないる所があり、

靴にノコギリの歯の様な物を付けなくては1歩も登れず、また、足を外すと何百メートルも斜面を、一番下に待ち構えている岩場まで止まることなく真っ逆さまに滑り落ちてしまうそうです。

人の体は、頭が重いので、滑る落ちて行く間に必然的に頭が下を向いてしまい、

最後に岩場に強打し、


まるでスイカ割りの西瓜の様にパッカリの弾けてしまい、その死体はそこの山男達の間で
「西瓜」
と呼ばれているそうです。
177大学への名無しさん:04/03/25 07:57 ID:M0xwY0Q+
まるで水死体が「どざえもん」と呼ばれるように。。。。
山に詳しい人がいらっしゃればお分かりになると思いますが、山で遭難されたりして亡くなった方々の死体と言うものは、探し当てられた時には、死亡の確認がされるだけで、

麓まで下ろすのは非常に労力が必要とされるために、なかなか運ばれず、多くの場合ムシロを掛けるだけになってしまうそうです。

 彼は大学時代、山岳部の様なものに入っていました。いわゆる山男ですが、この話は、まだ入部して間もない頃にその槍ヶ岳(?)に登った時の話だそうです。

一行は縦に連なって山を登っていました。

こういった時、登山のルールとして、一番後ろには一番のベテラン、前には同じくらいのベテランが付くそうです。

この時、彼はまだ経験も浅く、隊の前から二人目にいたそうです。

例の氷壁にさしかかった所で、下を覗くと遥か下のほうに盛り上がっているムシロが見え、

前もって先輩に話を聞いていた
178大学への名無しさん:04/03/25 07:57 ID:M0xwY0Q+
しかしながら、難所は超えており、山小屋はもうすぐの所まで来ていたので、そう焦ることなく道とも言えないような道を進んでいました。

息を荒げながら彼がふっと見上げたその先に、下山してくる別の一団が見えました。

「あ、降りていく人達か........」。

「あれ?」。そうです、夕方に、山小屋に近い位の所から降りていく訳がないんです。。。。

夜になれば視界が無くなります。おかしいなと思った瞬間、前の先輩が前方の一団に気が付いたらしく、突然体を強ばらせ立ち止まってしまいました。

一行は張り詰めた様にその場に固まってしまい、彼は慣れない状況にパニックになってしまいながらも、声を出して原因を尋ねることもなぜか出来ずに前方を凝視していました。

前方の一団は、こうフワフワというかピョンピョンと浮かんでいるような跳ねるような足取りで、山小屋までの1本道を真直ぐにこちらに向かってきました。。。。

もう20メートル程という所まで近づいてきたとき。。。

その一団が一様に「西瓜」であることに気が付きました。
179大学への名無しさん:04/03/25 07:58 ID:M0xwY0Q+
さっきまでの言いしれぬ不安感が、一瞬にして恐怖感にかわりました。

それらは、パッカリと頭を割って、真っ赤な血を流しながらも千鳥足で近ずいてきます。
とうとう、西瓜の一団と先頭がぶつかりました。それらは、ゆっくりと先頭から、メンバーの顔の前まで顔を持ってきて、じっくり覗き込んでは、次々と横を通りすぎていきました。

幾つ西瓜がいたのかは分かりませんが、どうやら交差し終わったのか、金縛りのようなものが取れ、

「なんだったんだろう」と彼が後ろを振り向こうとしたその時、

「後ろをふりむくなぁ〜!!」
と一番後ろのベテランの先輩が大声で叫ぶのが聞こえました。
ビクッとして体が強ばりしながらも、動ける様になった一行は、一目散に山小屋を目指しました。

 山小屋について、早速、先輩に西瓜の一団と、振り返るなと言われた理由を尋ねたのは言うまでもありません。
180大学への名無しさん:04/03/25 07:58 ID:M0xwY0Q+
彼が聞いたのは、やはり、あれはここで亡くなった方々の霊の様なものであり、


また、一団が通りすぎた後に振り返ると、そのまま山を引きずり下ろされてそのままあの世に行ってしまうという言い伝えがあるとの事でした。
 最後に付け加えておきますが、彼ら一行は、その後何事もなく無事に山を降り、彼 (友人の兄)は今では神父になっているそうです。。。。
181大学への名無しさん:04/03/25 07:59 ID:M0xwY0Q+
おしまい。どうよ?
182大学への名無しさん:04/03/25 08:00 ID:6OQDhgfF
怖い・・・・けど聞いたことあるような話でもあるな
183大学への名無しさん:04/03/25 08:01 ID:M0xwY0Q+
まあコピペだし。
184大学への名無しさん:04/03/25 09:13 ID:CUlFRQvv
age
185大学への名無しさん:04/03/25 19:15 ID:CUlFRQvv
age
186大学への名無しさん:04/03/25 20:05 ID:Bxkt+16b
牛の首の話はまだぁ
187大学への名無しさん:04/03/27 01:35 ID:+wlf70D6
未だに>>8を越える怖さの話はないな
188度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/27 01:41 ID:3D0A2Wtc
未だに喘息が治っていない。
189『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/27 01:42 ID:OBANbzYj
喘息って辛いんですか?
190度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/27 01:45 ID:3D0A2Wtc
子供の頃は辛かったです。
夜中に蒸気が出る機械で發作を抑えてました。
最近はあまり酷い發作は出ません。
191『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/27 01:48 ID:OBANbzYj
そうなんですか。。。
いろいろ大変なんですね。
私も身体が弱いので高校時代は何度か入院しました。
今も時々病院で検査を受けてますし。。。
自殺の原因の一位は身体に関することらしいので怖いです。
192大学への名無しさん:04/03/27 01:50 ID:lFHOJZ2K
私も小児喘息でした。 発作 起きたときほんとに辛いですよね。苦しくて 息ができないんだもの
193『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/27 01:51 ID:OBANbzYj
喘息って治るんですか?
194荒川教啓のデイキャッチ ◆1UzUmoy9mA :04/03/27 01:52 ID:oDK8Xw+/
喘息治すには運動するのがいいとかなんとかで水泳やる人が多いらしいね。
実際俺の知り合いそれで治ったって言ってたし。
195度会家行 ◆WHM9JKh6Aw :04/03/27 01:53 ID:3D0A2Wtc
水泳やったけど數ヶ月でやめた。
196『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/27 02:04 ID:OBANbzYj
昔は怪談等を読んでトイレに行くのも怖かった。
お風呂で頭を洗うとき目を閉じるのが怖かった。
高校時代には嫌なことがあった。
今は学習したので怖い話には触れない。
197大学への名無しさん:04/03/27 02:13 ID:n0cufC5+
息ができないって表現良くわかる。
発作も激しさの割に周りの人は軽く見るな。
まあ発作は主に夜起きるし。
198『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/27 02:20 ID:OBANbzYj
肺に穴が開いて息が出来なくなったことはあります。
199大学への名無しさん:04/03/27 02:21 ID:YN/XOOYb
青い血の話とか恐怖の味噌汁の話は外出?
知ってる?…すみません。さようなら
200『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/27 02:22 ID:OBANbzYj
青い血といえばラーゼフォンですね。
201荒川教啓のデイキャッチ ◆1UzUmoy9mA :04/03/27 02:27 ID:oDK8Xw+/
俺もこの前バスケしててジャンプしてぶつかってわき腹から地面に激突して息できなくなった。
喘息の人ってすごい辛いんだなと思ったよ。
202大学への名無しさん:04/03/27 02:31 ID:n0cufC5+
あらかわさーん!
203荒川教啓のデイキャッチ ◆1UzUmoy9mA :04/03/27 02:32 ID:oDK8Xw+/
はい、こちら埼玉県南部の荒川です。
204ヒーローショー:04/03/27 02:36 ID:n0cufC5+
こちらは一方的に覚えているだけなのですがw
覚えてませんよねw
205『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/27 02:39 ID:OBANbzYj
SF系の怖い話って無いですか?
マトリックスのように自分の記憶や意識が創られたものだった
とか言うようなのが好きです。
206オリュンポス ◆f1pVANEq4g :04/03/27 02:39 ID:5x8Prnwc
デイキャッチ
207荒川教啓のデイキャッチ ◆1UzUmoy9mA :04/03/27 02:41 ID:oDK8Xw+/
>>204
前にもこんなスレがあった時見た記憶があるよ。

>>206
なんスか?
208オリュンポス ◆f1pVANEq4g :04/03/27 02:45 ID:5x8Prnwc
いや、言ってみたかっただけ。
すまん
209ヒーローショー:04/03/27 02:45 ID:n0cufC5+
その時もこんなような捨てハンつけてましたから。
210『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/27 02:47 ID:OBANbzYj
空飛ぶ茶碗 ◆uLBLYCk6Ko さんはもう来ないのかな
211荒川教啓のデイキャッチ ◆1UzUmoy9mA :04/03/27 02:55 ID:oDK8Xw+/
>>209
てか過去ログ漁ったらやっぱいたわ。
ゴキブリには中性洗剤がいいとかほざいてたよ。
212ヒーローショー:04/03/27 03:01 ID:n0cufC5+
そういえばそんなことも。
213荒川教啓のデイキャッチ ◆1UzUmoy9mA :04/03/27 03:06 ID:oDK8Xw+/
眠いけど、一応なんか怪談らしきもの書かないとアレだから前スレ?にも書いたやつコピペしとくわ。

あれは俺が小学校5年生の林間学校の時の話だ。
その時行った所っていうのは、大小2つの池(小さい方は池だが、大きい方はむしろ湖といった方がいい)がある所だった。
不思議な出来事に遭遇したのは2泊3日のうちの2日目の夜の事だ。

その夜は明日には帰れるし、普段とは違った状況に置かれていた事もあってか夜遅くまで起きてた。
時刻は午前3時近かったと思う。4人部屋で起きてたのは俺を含めて3人。
友達の1人が窓際に行って「こういう時間帯って幽霊とか出やすいんだよな」みたいな事を言いながら外を眺めてた。
外はほんの40メートルも行けば湖の水際というような、まさに湖畔の旅館だった。

俺はもう1人の友達と時間も時間だし、さすがにきつい時間になってきたのでもう寝るかという話をしていた時、
外を眺めていた友達が突然小声で「おい…あれってなんだろな…」と言ってきた。
俺ともう1人はすぐにそいつの近くに行きそいつが指差す方向に目をやった。

214荒川教啓のデイキャッチ ◆1UzUmoy9mA :04/03/27 03:08 ID:oDK8Xw+/
〜続き〜

3人が見たものは湖の岸辺を滑るように歩く女だった。
といってもホントに滑っているわけじゃなかった。
ちゃんと足跡も残ってるし、足取りもしっかりしていた。

ただ、おかしかったのは、その女の服装が白装束だったって事だ。亡くなった人が着る死装束ってやつな。その上髪は真っ黒で腰の下辺りまで伸びていた。
出歩いてる時間にしてもおかしい。一体午前2時すぎに女一人で何していたんだろう。
そんな事を考えているうちに女は俺たちに背を向けて遠ざかるような形でどんどん歩いていった。

女の姿が岸辺の林に隠れて見えなくなるまで友達と俺は一言もしゃべらなかった。
しゃべったら女に気づかれるような気がしたからだ。
それに、気づいてこっちに振り返った女の顔を見てはいけないような気もした。

というよりも仮にこの女が幽霊じゃなかったとしても、こんな時間に死装束で出歩く女の顔なんて見たくもなかった。
俺たちはその女が視界から消えるのを見ると言葉を大して交わさないまま床に就いた。
翌日、帰りのバスに乗る前に湖をハイキングする事になった。

昨夜、女が消えていった林のあたりにくると林の一番奥の水際には慰霊碑のようなものが建っていて、花が供えられていた。
あの女は花を供えにいったのか、それともあの女は花を供えられる側の人間だったのか。
今となってはどっちでもよかった。

とにかくあの女の顔を見ずにすんだんだから。
215荒川教啓のデイキャッチ ◆1UzUmoy9mA :04/03/27 03:09 ID:oDK8Xw+/
クソつまんない話で悪いけど、実話です。
それじゃあおやすみなさい。よい夜を。
216『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/27 03:10 ID:OBANbzYj
お休みなさい。
217ヒーローショー:04/03/27 03:13 ID:n0cufC5+
おやすみなさい。
218『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/27 03:14 ID:OBANbzYj
朝にならないと眠くならない。。。
授業始まるまでには治さないと。。
219大学への名無しさん:04/03/27 12:40 ID:CkQglTh3
俺の親父が夜中女装してた・・・・
220『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/27 13:30 ID:OBANbzYj
>>219
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
221大学への名無しさん:04/03/27 13:42 ID:gb3Wl0Qi
このスレ昨日の夜中に読み始めたけど怖かったので今から読みますw
改めておてんとさんのありがたさがわかったよ
222『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/27 13:43 ID:OBANbzYj
確かにそうですね。
私も次から昼間に読みます。
でも、もう投下は無いのかな
223大学への名無しさん:04/03/27 13:49 ID:gb3Wl0Qi
>>30-33
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
マジでこええ・・・・コピペだと思って油断したらおしっこ漏らしちゃうYO・・・
224大学への名無しさん:04/03/27 13:51 ID:gb3Wl0Qi
>>222
俺は今30あたり読み終わったばっかだよ
その気になれば誰かオカルト板から持ってくるんじゃない?
つーか引越しの準備終わって、あとは掃除だけだから落ち着いて2ちゃんできるw
スレ違いなんでsage
225大学への名無しさん:04/03/27 13:57 ID:gb3Wl0Qi
>>36-38
(;゚Д゚)キャー
下宿にしといて良かったかも・・w
226『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/28 22:46 ID:xhlJRkaG
最近時計の針が進むのが早いです。
227大学への名無しさん:04/03/28 22:56 ID:PAzwFs0M
元横綱 曙にイタリアへ行かせて飯食わせて「アケ、ボーノ」と言わす。
そのままアメリカへ直行し、ブッシュとタイマン張らせて、悪質な反則行為をして
角田レフェrリーに。→ウマー
228大学への名無しさん:04/03/29 20:48 ID:rFVR/RWk
あげるよー
229大学への名無しさん:04/03/29 20:54 ID:rFVR/RWk
90あたりまで読んだけど今のとこ>>30-33が一番コワイ・・・
230大学への名無しさん:04/03/29 21:08 ID:rFVR/RWk
>>106-107
いい話じゃないですか(´;ω;`)
231大学への名無しさん:04/03/29 21:13 ID:rFVR/RWk
>>114みたいなの読んだら後ろ気になるよな。マジコワー
232大学への名無しさん:04/03/29 21:39 ID:rFVR/RWk
ふう・・・全部読みました
>>131-140は長いので明日読むことにする。しかも明るいうちに。
なんだかマジで怖そう
233大学への名無しさん:04/03/31 13:42 ID:NKpXXtSK
2
234大学への名無しさん:04/03/31 13:42 ID:SPj2hdlE
3
235大学への名無しさん:04/03/31 13:43 ID:eTuGD+ql
236陳宮 ◆rAn7/bbpIQ :04/03/31 13:45 ID:39tFnVes
最近金縛りがマイブーム。
237大学への名無しさん:04/03/31 13:49 ID:NKpXXtSK
5
238『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/31 13:51 ID:FYqkiuoh
金縛りって本当になるんですか?
239大学への名無しさん:04/03/31 13:54 ID:NXvhMDoa
「紫の鏡」という言葉をあなたはご存知だろうか?
あなたがもし未成年であるのなら、二十歳になるまでこの言葉を覚えていてはならない。
なぜなら、もし二十歳になった時に「紫の鏡」という言葉を覚えていると、この言葉に込められた呪力によってあなたは死んでしまうからだ。
昔、ある女の子がイタズラで大切にしていた手鏡を紫色の絵の具で塗りつぶしたことがある。
ところが、なぜかこの紫色の絵の具はどんなに洗っても落ちることがなかった。
自分の行為を悔やんだ少女はやがて病気がちになり、ついには衰弱して二十歳の若さで他界してしまう。
ムラサキノカガミ、ムラサキノカガミと呟きながら・・・

この時以来、「紫の鏡」は呪われた言葉となった。
二十歳になるまでにこの言葉を忘れないと、あなたも少女のように衰弱して死んでしまう。
240陳宮 ◆rAn7/bbpIQ :04/03/31 13:54 ID:39tFnVes
>>238
なる。
目が覚めてはいるんだけど、体が全く動かないし声も出ない。
まあユーレイ云々ってことはおそらく無いとは思う。きっと生活が不摂生だから。
慣れると非常に面白い。
241大学への名無しさん:04/03/31 13:55 ID:tQFHvTCE
 数年前、職場で体験した出来事です。
 そのころ、ぼくの職場はトラブルつづきで、大変に荒れた雰囲気でした。普通
では考えられない発注ミスや、工場での人身事故があいつぎ、クレーム処理に追
われていました。朝出社して、夜中に退社するまで、電話に向かって頭を下げつ
づける日々です。当然、ぼくだけでなく、他の同僚のストレスも溜まりまくって
いました。

 その日も、事務所のカギを閉めて、廊下に出たときには午前三時を回っていま
した。O所長とN係長、二人の同僚とぼくをあわせて五人です。みな疲労で青ざ
めた顔をして、黙りこくっていました。
 ところが、その日は、さらに気を滅入らせるような出来事が待っていました。
廊下のエレベーターのボタンをいくら押しても、エレベーターが上がってこない
のです。なんでも、その夜だけエレベーターのメンテナンスのために、通電が止
められたらしく、ビル管理会社の手違いで、その通知がうちの事務所にだけ来て
いなかったのでした。
 これには、ぼくも含めて、全員が切れました。ドアを叩く、蹴る、怒鳴り声を
あげる。まったく大人らしからぬ狼藉のあとで、みんなさらに疲弊してしまい、
同僚のSなど、床に座りこむ始末でした。
「しょうがない、非常階段から、おりよう」
 O所長が、やがて意を決したように口を開きました。
 うちのビルは、基本的にエレベーター以外の移動手段がありません。防災の目的
でつくられた外付けの非常階段があるにはあるのですが、浮浪者が侵入するのを防
ぐため、内部から厳重にカギがかけられ、滅多なことでは開けられることはありま
せん。ぼくもそのとき、はじめて階段につづく扉を開けることになったのです。
242『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/03/31 13:55 ID:FYqkiuoh
>>239
覚えてましたが大丈夫でした。
小学校の頃は忘れよう忘れようとしつつ、
思い出しては((((;゚Д゚)))ガクガクブルブルしていましたがw
243大学への名無しさん:04/03/31 13:55 ID:tQFHvTCE
 廊下のつきあたり、蛍光灯の明かりも届かない、薄暗さの極まった
あたりに、その扉はありました。非常口を表す緑の明かりが、ぼうっ
と輝いています。
 オフィス街で働いたことのある方ならおわかりだと思いますが、ど
んなに雑居ビルが密集して立っているような場所でも、表路地からは
見えない、「死角」のような空間があるものです。
 ビルの壁と壁に囲まれた谷間のようなその場所は、昼間でも薄暗く、
街灯の明かりも届かず、鳩と鴉のねどこになっていました。
 うちの事務所は、ビルの7Fにあります。
 気乗りしない気分で、ぼくがまず、扉を開きました。
 重い扉が開いたとたん、なんともいえない異臭が鼻をつき、ぼくは
思わず咳き込みました。階段の手すりや、スチールの踊り場が、まる
で溶けた蝋のようなもので覆われていました。そしてそこから凄まじ
くイヤな匂いが立ち上っているのです。
「鳩の糞だよ、これ……」
 N女史が泣きそうな声でいいました。ビルの裏側は、鳩の糞で覆い
尽くされていました。まともに鼻で呼吸をしていると、肺がつぶされ
そうです。もはや、暗闇への恐怖も後回しで、ぼくはスチールの階段
を降り始めました。

 すぐ数メートル向こうには隣のビルの壁がある、まさに「谷間」の
ような場所です。足元が暗いのももちろんですが、手すりが腰のあた
りまでの高さしかなく、ものすごく危ない。足を踏み外したら、落ち
るならまだしも、壁にはさまって、宙吊りになるかもしれない……。
 振り返って同僚たちをみると、みんな一様に暗い顔をしていました。
こんなついていないときに、微笑んでいられるヤツなんていないでし
ょう。自分も同じ顔をしているのかと思うと、悲しくなりました。
 かん、かん、かん……。
 靴底が金属に当たる、乾いた靴音を響かせながら、ぼくたちは階段を
下り始めました。
244大学への名無しさん:04/03/31 13:56 ID:tQFHvTCE
 ぼくが先頭になって階段をおりました。すぐ後ろにN女史、S、
O所長、N係長の順番です。
 足元にまったく光がないだけに、ゆっくりした足取りになりま
す。みんな疲れきって言葉もないまま、六階の踊り場を過ぎたあ
たりでした。
 突然、背後からささやき声が聞こえたのです。
 唸り声とか、うめき声とか、そんなものではありません。
よく、映画館なんかで隣の席の知り合いに話し掛けるときに、話
しかけるときのような、押し殺した小声で、ぼそぼそと誰かが喋
っている。
 そのときは、後ろの誰か――所長と係長あたり――が会話して
いるのかと思いました。ですが、どうも様子がへんなのです。
 ささやき声は一方的につづき、ぼくらが階段を降りているあい
だもやむことがありません。ところが、その呟きに対して、誰も
返事をかえす様子がないのです。そして……その声に耳を傾けて
いるうちに、ぼくはだんだん背筋が寒くなるような感じになりま
した。
 この声をぼくは知っている。係長や所長やSの声ではない。
 でも、それが誰の声か思い出せないのです。その声の、まるで
念仏をとなえているかのような一定のリズム。ぼそぼそとした陰
気な中年男の声。確かに、よく知っている相手のような気がする。
でも……それは決して、夜の三時に暗い非常階段で会って楽しい
人物でないことは確かです。ぼくの心臓の鼓動はだんだん早くなっ
てきました。
 いちどだけ、足を止めて、うしろを振り返りました。
 すぐ後ろにいるN女史が、きょとんとした顔をしています。その
すぐ後ろにS。所長と係長の姿は、暗闇にまぎれて見えません。
245大学への名無しさん:04/03/31 13:56 ID:4fZJEiVl
>>1ワラタ
246大学への名無しさん:04/03/31 13:57 ID:tQFHvTCE
 ふたたび、階段を下りはじめたぼくは、知らないうちに足をはやめていま
した。何度か、鳩の糞で足をすべらせ、あわてて手すりにしがみつくという
危うい場面もありました。が、とてもあの状況で、のんびり落ち着いていら
れるものではありません……。
 五階を過ぎ、四階を過ぎました。そのあたりで……背後から、信じられな
い物音が聞こえてきたのです。
 笑い声。

 さっきの人物の声ではありません。さっきまで一緒にいた、N係長の声な
のです。超常現象とか、そういったものではありません。
 なのに、その笑い声を聞いたとたん、まるでバケツで水をかぶったように、
どっと背中に汗が吹き出るのを感じました。
 N係長は、こわもてで鳴る人物です。すごく弁がたつし、切れ者の営業マ
ンでなる人物なのですが、事務所ではいつもぶすっとしていて、笑った顔な
んて見たことがありません。その係長が笑っている。それも……すごくニュ
アンスが伝えにくいのですが……子供が笑っているような無邪気な笑い声な
のです。その合間に、さきほどの中年男が、ぼそぼそと語りかける声が聞こ
えました。中年男の声はほそぼそとして、陰気で、とても楽しいことを喋っ
ている雰囲気ではありません。なのに、それに答える係長の声は、とても楽
しそうなのです。
 係長の笑い声と、中年男の囁き声がそのとき不意に途切れ、ぼくは思わず
足を止めました。
 笑いを含んだN係長の声が、暗闇の中で異様なほどはっきり聞こえました。
「所長……」
247大学への名無しさん:04/03/31 13:57 ID:tQFHvTCE
 「何?……さっきから、誰と話してるんだ?」
 所長の声が答えます。その呑気な声に、ぼくは歯噛みしたいほ
ど悔しい思いをしました。所長は状況をわかっていない。答えて
はいけない。振り返ってもいけない。強く、そう思ったのです。
 所長と、N係長はなにごとかぼそぼそと話し合いはじめました。
 すぐうしろで、N女史がいらだって手すりをカンカンと叩くの
が、やけにはっきりと聞こえました。彼女もいらだっているので
しょう、ですが、ぼくと同じような恐怖を感じている雰囲気はあ
りませんでした。

 しばらく、ぼくらは階段の真ん中で、立ち止まっていました。
 そして、震えながらわずかな時間を過ごしたあと、ぼくはいち
ばん聞きたくない物音を耳にすることになったのです。
 所長の笑い声。
 なにか、楽しくて楽しくて仕方のないものを必死でこらえてい
る、子供のような華やいだ笑い声。
「なぁ、Sくん……」
 所長の明るい声が響きます。
「Nさんも、Tくんも、ちょっと……」
 Tくんというのはぼくのことです。背後で、N女史が躊躇する
気配がしました。振り返ってはいけない。警告の言葉は、乾いた
喉の奥からどうしてもでてきません。
(振り返っちゃいけない、振り返っちゃいけない……)
 胸の中でくりかえしながら、ぼくはゆっくりと足を踏み出しま
した。甲高く響く靴音を、これほど恨めしく思ったことはありま
せん。背後で、N女史とSが何か相談しあっている気配がありま
す。もはやそちらに耳を傾ける余裕もなく、ぼくは階段をおりる
ことに意識を集中しました。
248大学への名無しさん:04/03/31 13:58 ID:tQFHvTCE
 ぼくの身体は隠しようがないほど震えていました。
 同僚たちの……そして得体の知れない中年男のささやく声は
背後に遠ざかっていきます。四階を通り過ぎました……三階へ
……足のすすみは劇的に遅い。もはや、笑う膝をごまかしなが
ら前へすすむことすら、やっとです。

 三階を通り過ぎ、眼下に、真っ暗な闇の底……地面の気配が
ありました。ほっとしたぼくは、さらに足をはやめました。同
僚たちを気遣う気持ちよりも、恐怖の方が先でした。
 背後から近づいてくる気配に気づいたのはそのときでした。
 複数の足音が……四人、五人?……足早に階段を降りてくる。
 彼らは無口でした。何も言わず、ぼくの背中めがけて、一直
線に階段をおりてくる。
 ぼくは、悲鳴をあげるのをこらえながら、あわてて階段をおり
ました。階段のつきあたりには、鉄柵で囲われたゴミの持ち出し
口があり、そこには簡単なナンバー鍵がかかっています。
 気配は、すぐ真後ろにありました。振り返るのを必死でこらえ
ながら、ぼくは暗闇の中、わずかな指先の気配を頼りに、鍵をあ
けようとしました。
249大学への名無しさん:04/03/31 13:58 ID:tQFHvTCE
 そのときです。
 背後で、かすかな空気を流れを感じました。
 すぅぅ……。
(何の音だろう?)
 必死で、指先だけで鍵をあけようとしながら、ぼくは音の
正体を頭の中でさぐりました(とても背後を振り返る度胸は
ありませんでした)。
 空気が、かすかに流れる音。
 呼吸。
 背後で、何人かの人間が、いっせいに、息を吸い込んだ。
 そして……。
 次の瞬間、ぼくのすぐ耳のうしろで、同僚たちが一斉に息
を吐き出しました……思いっきり明るい声とともに!
「なぁ、T、こっちむけよ! いいもんあるから」
「楽しいわよ、ね、Tくん、これがね……」
「Tくん、Tくん、Tくん、Tくん……」
「なぁ、悪いこといわんて、こっち向いてみ。楽しい」
「ふふふ……ねぇ、これ、これ、ほら」
 悲鳴をこらえるのがやっとでした。
 声は、どれもこれも、耳たぶのうしろ数センチのところか
ら聞こえてきます。なのに、誰もぼくの身体には触ろうとし
ないのです! ただ言葉だけで……圧倒的に明るい、楽しそ
うな声だけで、必死でぼくを振り向かせようとするのです。
250大学への名無しさん:04/03/31 13:59 ID:tQFHvTCE
 悲鳴が聞こえました。
 誰が叫んでいるのかとよく耳をすませば、ぼくが叫んでいる
のです。背後の声は、だんだんと狂躁的になってきて、ほとん
ど意味のない、笑い声だけです。
 そのときてのひらに、がちゃんと何かが落ちてきました。
 重くて、冷たいものでした。
 鍵です。ぼくは、知らないうちに鍵をあけていたのでした。
 うれしいよりも先に、鳥肌のたつような気分でした。やっと
出られる。闇の中に手を伸ばし、鉄格子を押します。ここをく
ぐれば、本の数メートル歩くだけで、表の道に出られる……。

 一歩、足を踏み出した、そのとき。
 背後の笑い声がぴたりと止まりました。
 そして……最初に聞こえた中年男の声が、低い、はっきり通る
声で、ただ一声。


         「 お  い 」
251スッドレ(´, _ `)ゝ ◆StopDaK51g :04/03/31 13:59 ID:UShXL99/
終わらない夏休み・・・
252大学への名無しさん:04/03/31 14:00 ID:4fZJEiVl
8 名前:番組の途中ですが名無しです[sage] 投稿日:04/03/21 19:54 ID:BWTr3kr+

 ドアの鍵穴を覗いたら、マイナスドライバーが狂ったように目に飛び込んできた。

24 名前:番組の途中ですが名無しです[] 投稿日:04/03/21 20:00 ID:BWTr3kr+
>>15
 いや、俺が小学生のころだから、10年前くらいの話。
 なんか、近所の銭湯に友達といって、
 ボイラー室の扉を覗いてたんだ。

 石油?、かなんかの化学薬品の匂いがして
 うわ、きつい、とか思って、目を離したんだよ。

 そしたら、マイナスドライバーが、何回もガチャガチャと
 鍵穴からでてきた。
 まさに、狂ったように、って感じ。
253大学への名無しさん:04/03/31 14:01 ID:tQFHvTCE
最後がちょっと不評な話でした。
途中まではかなり秀逸な内容だと思ったんで転載。
254スッドレ(´, _ `)ゝ ◆StopDaK51g :04/03/31 14:12 ID:UShXL99/
>>253
なんか思いつかなくて投げ出しちゃった感があるな
255大学への名無しさん:04/04/06 04:18 ID:pEtBc5af
toriaezu
age
256大学への名無しさん:04/04/06 05:07 ID:/FZ5lI3n
>>13
そのまま逝けばよかったのにね
257大学への名無しさん:04/04/06 15:18 ID:icaQhy+j
育美ちゃんは小学校に上がる前にお父さんを亡くしてしまい
お母さんはその後再婚もせずに働きまくって育美ちゃんを高校は
もちろん、大学にまで入れてくれました。
でも、無理がたたって倒れてしまいました。
それでも身体が良くなるとまた働きはじめて、そしてまた倒れて・・・。
そんなことを繰り返しているうちについに起き上がれない身体に
なってしまいました。
そして自分がもう長くないと悟ったお母さんは
お守りを1つ育美ちゃんに手渡し、
「ごめんね育美。ひとりでも頑張るんだよ。
でも、どうしても辛かったり耐えられなくなったら
このお守りを開けなさい」と言いました。
しばらくしてお母さんは亡くなってしまいました。
育美ちゃんはお母さんに貰ったお守りをお風呂に入るとき以外は
肌身離さず持ち歩いていました。
258大学への名無しさん:04/04/06 15:18 ID:icaQhy+j
あるとき友達(Nちゃん達)とプールに行ったとき
更衣室で育美ちゃんのお守りの話になり、中を見てみよう
ということになったそうです。最初は断った育美ちゃんも
お母さんが亡くなってからだいぶ経っていたこともあり
まあいいかと思ってお守りの中をのぞいてみました。
するとそこには1枚の紙が折り畳んで入っていました。
なんだこれだけ?と拍子抜けした育美ちゃんが
その紙を取りだして開いてみると。そこには・・・
震えた文字で「育美、死ね」と書かれていました。
259大学への名無しさん:04/04/06 21:30 ID:v8vbIDTu
コレ前に見たことがあるけど、母親のセリフが
「このお守りを肌身離さず持っていてね。でも、絶対に開けてはいけないよ」
だった。
こっちの方が怖い。
260大学への名無しさん:04/04/07 04:00 ID:ZkdiH5xp
今日のニュースで>>68と似たような事件があったぞ
ゾットした
261大学への名無しさん:04/04/07 05:17 ID:3b3b8pyb
もうこのスレ見ると縦読みしたくなくなって便器と机の下見たくなくなって
目がむずむずしてやたらちんこが痛くなる。
262大学への名無しさん:04/04/07 08:34 ID:RJYxxnV5
>>68-73
もしかしてこの母親・・・・?
263大学への名無しさん:04/04/07 08:35 ID:RJYxxnV5
今4でニュースでやってる
264大学への名無しさん:04/04/07 08:35 ID:3b3b8pyb
今テレビでやってるニュースと激似だよな。
265『理工系白書』 ◆EQAamaiZM. :04/04/07 09:24 ID:w2dS/dMz
ニュースの詳細お願いします。
266大学への名無しさん:04/04/07 09:38 ID:3b3b8pyb
四ヶ月の子供が母親に睾丸を刃物で切り取られたってやつ。
まだこれからもニュースでばんばんやるでしょ。
267大学への名無しさん:04/04/08 01:50 ID:Tcso8YLr
ガクガクブルブルブル
268大学への名無しさん:04/04/08 01:59 ID:ndEVdd9Y
斧・琴・菊

きちがいじゃが仕方がない

女〇〇が良い◇◇屋の娘△△△△だと返された

以上一貫しました
269メロディック本能寺 ◆Iam/CHoCHo :04/04/08 02:00 ID:RZX5lFUm
└(└ 。∀。)┘ 犬神ー 犬神ー
270大学への名無しさん:04/04/08 02:48 ID:IQ684+50
>>266
周囲の人には「女の子」って言ってたらしい。
ますます>>68-73の話っぽい。
271レスボス ◆GI8nsANADA :04/04/08 03:01 ID:qoIFBcAp
ニュー速に晒されてるよ茶碗君
272大学への名無しさん:04/04/11 03:30 ID:uMFVxiUF
sageとくか
273大学への名無しさん:04/04/11 15:04 ID:pzPGugvO
ある夜男が心地良い眠りの中寒気を感じ、仕方なく目を覚ますと、
すぐそばに2bほどのデビルマンみたいな奴が立っていた。
男は寝ぼけていたのか取り乱す様子も無く、落ち着き払って
「ったく誰だよ…」と尋ねるとそいつは
「ま、見りゃ分かるだろうが、俺、悪魔。でね…」
「あ〜、いいよいいよ、どうでもいいけど寝たいんだよ」
「そう言わずに最後まで聞いとけよ。俺さぁ、今ヒマなんだよね。んで、なんとなくこのうちに来たんだけど、
誰か殺したい奴いない?」
「ハァ?」
「いるだろ?クソ上司とかウザい同僚とか学生時代のクソ野郎とか。
一人だけだけどそいつを殺してやるっつってんの」
「誰でもいいんだな?」
「そーだよ」
「じゃあおまえ死ね!人の寝てるのを邪魔しやがって」
274シェルブリット ◆zfjJ2hLAjA :04/04/13 17:36 ID:kdOBDdfz
275大学への名無しさん:04/04/14 10:37 ID:pYGpK3Sd
あげ
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ