★★★絶版になってしまった参考書★★★

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572大学への名無しさん
漏れは駿台の山本義隆「物理入門」、坂間勇「必修物理」と読んできた。最初は確かに相当とっつきにくかったように思う。
微積で説明してるところが(というよりすぐ微積が出てくる)よく分からなくてそれが悔しく、
でもどうやら微積というのは数学というよりむしろ物理的記述法なのかもしれない、
とおぼろげながらに気づき、微積の何たるか、力学の何たるかが分かりたくて力学のところを何度も何度も読み返した覚えがある。

微積が、数学でのいわゆる「微分する」みたいな捉え方ではなく、「微分量」どうしの間の関係を表してるんだみたいなことが感覚的に分かってきて、
そしたら実際の「微分・積分」の計算もなんとなく自然にできてきて(例えばむやみに微分してみる、積分してみるなんてことなしに)、
気づいたら物理にすっかりはまってしまっていました。

同時期にまた駿台の「新理系の化学」を読み始めて化学にもはまり始め、だからというわけでもないだろうがほかの事に手が回らず一年浪人。

浪人中は高校用参考書じゃ飽き足らず、岩波の物理入門コースとか物理の考え方とかの大学教養用教科書・参考書を読み漁り
(ってっても何度も読み返すばっかりなんだけど)、高校の物理教師が一度だけ紹介してくれたランダウ・リフシッツ(むろん力学のみ)を読み、
さわりだけでも感動(やや大げさだが)した記憶があります。