現代文わからない、助けて。

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1ドキュソ
「従来、社会変動の概念によって、社会システムの構造的な変動が分析
されてきた。この場合、照準すべき変動は、社会システムの制度的な型、
あるいは文化の様式といった、具体性のレベルに設定されていた。そして、
変動のさなかにおける人間性あるいは行動の主体そのものについては、変動に
対してニュートラルな、奇妙な抽象的同一性が前提とされていた・……」

ある問題集に出てきた、自分にとってもっとも難解だと思った文章ですが、
何を言っているのかさーっぱりわかりません。
早稲田志望ですが、英語と社会はそこそこ大丈夫です。
しかし現代文が苦手で、このレベルの文章になるとちんぷんかんぷんです。

上のようなイミフメイな日本語がすっと分かる人っているんですか?
現代文の得意な人、上のイミフメイな文章を普通の日本語に翻訳する方法を
教えてください。そうした翻訳能力をつければ現代文もあがるのでは
ないかと考えているところです。
2愚*浪:02/06/09 22:59 ID:HxuOafWE
スラッシュ打ちながら品詞分解したら
3ドキュソ:02/06/09 23:00 ID:l5ltiXzC
訂正
現代文もあがるのではないか→現代文の成績もあがるのではないか
すみません、国語力がないもので……。
4大学への名無しさん:02/06/09 23:01 ID:G8V8PdVJ
上のような意味不明な日本語は、社会人の
一般的な教養として、書けても書かないことが大事だと
思います。

なんか、内容はともかく最低のレトリックが現代文には多い。
5大学への名無しさん:02/06/09 23:02 ID:S/kNKkWg
河合の亀井先生に習え
絶対に判るようになる
6法学部一期生:02/06/09 23:03 ID:kXeqtIzq
木を見るな!森を見ろ!
7ドキュソ:02/06/09 23:10 ID:l5ltiXzC
一応、考えてみましたが……。
社会システムの制度的な型、あるいは変動のさなかにおける文化の様式といった、具体性のレベル
→「何が」「どのように」具体的なの?
人間性あるいは行動の主体そのものについては、変動に対してニュートラルな、
奇妙な抽象的同一性が前提とされていた
→「何が」「どのように」抽象的なの?

この当たりからしてさーっぱりわからないです。鬱です……。
8うい:02/06/09 23:15 ID:1i3Z4OWU
ゲンコク偏差値78の私がお答えしよう

簡単に言うと『社会が変わると言った時,それは制度や分化が変わった事をさしていて,その主体であるはずの人間については,変わらないもの(同一なもの)として捉えられていた』

と言う事でしょう。役に立った?
9大学への名無しさん:02/06/09 23:16 ID:4sKXT84O
>1
社会的システムの変動
→具体的な概念で変動を捕らえる。

その社会的システムの変動に対応する人間性の変化や行動の変動
→抽象概念で捕らえる。

言ってるのはこの二つだけ。

例えばある種の景気変動については非常に具体的な事象などを引き合いにして
分析するが、その景気変動における人間たちの行動には具体的な表現を避け
抽象的な言葉を用いて表してる。
ってことじゃなかろーか?

この二項対立だけ掴めれば十分。

はずしてたらスマソ。
10大学への名無しさん:02/06/09 23:17 ID:dVzJKrl3
>>6がいいこといった!
逐語読みは絶対にしてはならない。
つっても俺もわからないけど・・・
11大学への名無しさん:02/06/09 23:17 ID:4sKXT84O
御免早速はずした。
>変動に 対してニュートラルな、奇妙な抽象的同一性
ここ無視って抽象性だけ見てた。
12うい:02/06/09 23:18 ID:1i3Z4OWU
 うーん わかりやすいなー。主語述語を的確に捉えようぜ!ベイベ!
13大学への名無しさん:02/06/09 23:22 ID:4sKXT84O
訂正。

社会変動に関しては具体性のある
現実の変動に焦点が当てられているに対して
人間性の変容に関しては、そのある変動における人間性は
似た過去の事象からある種のパターン化された抽象的な概念のみで
批評されている。そこに現代性を用いた具体的な考察は
見ることが出来ない。

こんなかんじかしら?
14大学への名無しさん:02/06/09 23:28 ID:+pIsMNYI
(死にそうなねずみと怪我のときの自分とが)あまり変わらないであろうと思うと
「あるがまま」で、気分で願うところが、実際にすぐには影響しないものに相違ない、
しかも両方が本当で、影響した場合は、それでよく、しない場合も、それでいいのだと思った。
それは仕方のないことだ。

これ意味わかりますか?
15ドキュソ:02/06/09 23:33 ID:l5ltiXzC
ちょっと良く分からないな……。
例えば世代論なんかで
「新人類」だとか「いちご世代」だとか言った(ある意味では抽象的な)言われ方がされるけど、
そういった言葉が全然人々の具体的な生活の感覚の変容を捉えられていない
ということですか?

16SAGA ◆8.pe.qsk :02/06/09 23:34 ID:yWzYHHVd
現代文ほど他人に教えにくいものは無いな。
17大学への名無しさん:02/06/09 23:35 ID:4sKXT84O
>14
悪文極まりなし・・・(w

なんか前後の文章が無いときついかもなあ・・・。
これ単品ならお手上げ。
18大学への名無しさん:02/06/09 23:40 ID:4sKXT84O
>15
それはまた違う。
それは単純なレッテル張りであって、考察じゃないと思う。

Aという事象が起こってBという現実的な考察がなされる。
そのAが過去にあったCという事象に似ているとすると
そのCという事象に対して起こった人間性への考察Dを
いう引き合いに出してD″という普遍的な考察に落ち着いてしまう。

「変動に対してニュートラルな」っていうのは
その事象の類似性などに対応してある種決まりきった
答えが用意されている(かのように)と考えることじゃなかろーか?
19勇者:02/06/09 23:40 ID:zR0vimNu
2〜3回読めばだいたい何が書いてあるかはわかるはず
20ドキュソ:02/06/09 23:40 ID:l5ltiXzC
例えば「文化」っていうのは具体的ではなく、抽象的だと思うし……
(「白鳳文化」なんて、歴史を説明する上では抽象的な括りでしょう)
「人間性や行動の主体に関しては変動に対してニュートラルな云々・・…・」って、
政治や経済の変動と、人間の意識や価値観の変容との関係などについては
腐るほど評論家とかが論じているではないですか。
著者の言う「抽象的」な概念と「具体的」な概念の違いや関係がわかりませんです。
21大学への名無しさん:02/06/09 23:46 ID:4sKXT84O
全文読まないとそれ以上の議論はきついかも。

文化を抽象的な概念として捉えるのは
ちょっと違うかも。
少なくとも「いちご世代」とかよりは具体性を含むものだし、
そこには事実変化が研究されている。
22ドキュソ:02/06/09 23:50 ID:l5ltiXzC
>8、9
ありがとうございました。
全文読んだ上で色々考えて判断します。
しかし、数行読む限りでは色々なニュアンスが汲み取れて、何が言いたいのか
わからないような文章が続くと、全体を読んでも理解があやふやになってきますね……。
最初の方に書かれてあったことを最後の方では忘れちゃうとか(わら)

23 :02/06/09 23:55 ID:zR0vimNu
問題文はそれだけなのですか?
24 ◆SlAKVcCY :02/06/09 23:58 ID:xAVEW6qv
 色々な文章や筆者があると思います。この文章の場合は>>4さんの言うように意味不明の言語の一例といえるでしょう。
まず冒頭「社会変動の概念によって、社会システムの構造的な変動が分析」ですが、「社会変動」のなかの「変動」の主体のは「社会」です。
「社会システムの構造的な変動」の「変動」の主体は「社会システム」なのですが、「変動」する「社会」と「社会システム」の相違点がこの部分からは読み手には認識しがたいようです。
文章の流れからすればこの文のポイントは「社会変動の概念」によって「社会システムの構造的変動」を「分析」することは『不都合』がある、といった流れになるのでしょう。
それがどのように不都合なのかは「社会変動の概念による分析(方法)」では、「人間性」といった(「制度」や「文化」といった「具体的」な部分に反して)抽象的な部分が問題になるから本質に適合しないといった意味でしょうか・・?
いずれにせよ読み手には分かりづらく、最悪、意味をなさない可能性もあります。
 もう一点、(これはZ会の「解決!センター現代文」の受け売りですが)出題される問題文は全体からの「切れ端」なのです。よって非常に分かりにくい文があるのは宿命といえるでしょう。
25 ◆SlAKVcCY :02/06/10 00:10 ID:EddQyKyB
世に出てくる様々な「文章」には、「悪文」が非常に多いのではないでしょうか?
それが、(採点されるという意味で)立場が弱い受験生にとっては、どんな文でも「絶対的なもの」になってしまうのです。
訳の分からん文章でも意味が分からないのは「自分」、「自分」の「力不足」といったことになってしまう。
悪文の意味が分からないのは「正常」な「感性」を持っているとすら言ってよいと思います。
 もっと言うと、(方々でよく言われているように)マーク式・選択式の設問は、選択肢自体が悪いものがあります。
例えば記述式ならば部分点が取れそうな選択肢の一つでも、マーク式の採点ならば「ゼロ点」になってしまうのです。
 話を戻しますが、問題集でも市販本でもなんでも、とりあえず自分にとって「分かりやすい」文章を読んでいって、「読書量」を増やしていくのはどうでしょうか?
26 ◆SlAKVcCY :02/06/10 00:21 ID:EddQyKyB
もう一つ、新聞を読むのをお勧めします。新聞を読む行為は現代文受験に通じる点が非常に多いのです。
@日々報道される新聞の記事は事件の全貌が明らかになってから報道されることは非常に少なく、日々の報道はその事件の「断片・切れ端」なのです。
つまり、先に言った「切れ端」を読む訓練を期せずして行うことになります。
事件の途中からその記事について読み始めると「わけ分からん」ということになりますが、その断片の記事から全貌を理解していくことは非常に国語力の養成になります。
A一つの事件の中で「賛成」の意見と「反対」の意見の人のコメントが掲載されていることがよくあります。
それらを読むことは評論文を読む力をつけることにつながります。

27大学への名無しさん:02/06/10 00:23 ID:yMFl5krd
>>17
理解しやすい現代文のp30に書いてあります。
28 ◆SlAKVcCY :02/06/10 00:28 ID:EddQyKyB
>>日本の「私小説」には感性を共有したくないような文章がたくさんあると思うのですが・・。
29ドキュソ:02/06/10 00:31 ID:Ufrx3c0e
>24-26
長文レスありがとうございます。
大学の先生って、こういう文章書く人多いのかな。
こんな論文をたくさん読まされるのかな……。

僕の場合、政治学科(政治経済学部)か社会学科(文学部)に行きたいと思っているのですが、
時々教養書のコーナーなんかに行って大学の先生の書いた
そういう関連の本を読むことがあります。
分かりやすいのもあるけど、1のような文体で書かれた本もある。
大学で教育を受ければ、何とか読めるようになるのかな。不安だな。
30 ◆SlAKVcCY
>>大学の先生って、こういう文章書く人多いのかな。
こんな論文をたくさん読まされるのかな……。
論文たくさんを読む・読まない、は状況によって変わると思いますのでどうか分かりませんが、大学の先生はあのような文体が多いのは確かだと思います。(ゆゆしきことだと思いますが・・。)