カルト予備校?みすず学苑

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217名無しさん
週間新潮2002年3月21日号より
朝日に大広告の予備校経営者はあの「問題教祖サマ」

 受験シーズンも終盤、生徒獲得のため予備校が大宣伝をかけ始める季節だ。生徒数2000人の「みすず学苑」も3大紙に全面広告を掲載、”怒濤の英語力!”と銘打ったコピーには威勢が良いが、この広告には隠されている事実が・・・・・・・・

 みすず学苑の学苑長・半田晴久氏(50)にはもう一つの顔がある。宗教団体「ワールドメイト」教祖、深見東州(青山から改名)としての顔だ。
 ワールドメイトは、昭和59年に設立された、4万1000人の会員を擁する神道系の宗教団体である。
「宗教法人の認証がおりないから損害を被ったとして監督官庁の静岡県を訴えてみたり、財産を奪われたとする元会員らから損害賠償を請求されたりと、とにかく話題に事欠かない。
前身のパワフルコスモメイト時代には、関連会社による64億円の所得隠しを国税当局に指摘され、30億円の追徴課税処分を受けましたが、これも係争中」(司法記者)
という教団なのである。
「この所得隠し事件をもって、専門家による報告書でカルトとされています。この文書は、3官庁が事務局となって作成されたものですが、カルト特定集団としてオウム真理教やライフスペースなども挙げられています。」(同)
 とまれ、二つの顔ならぬ、二つの名を持つ男・深見教祖とはどんな人物なのか。 

「3浪して同志社大学に入学し、英会話サークルで幹事長を務めた後、青木建設に入社。営業マンを務めるかたわら、道院紅卍字会という宗教団体に出入りし始める。
そこで、教団の開祖である橘カオル氏と出会い、二人三脚で教団を拡大してきたのです」(宗教問題に詳しいライターの米本和広氏)
布教活動は滑稽そのもの。「フランソワーズ・ヒガン」「夏目そうしき」などと名乗って、彼らの扮装をして自著の表紙に納まったり、仏像に扮して講演をしたりしているそうだ。
要は「駄ジャレとコスプレのコラボレーションなのだが、
「教祖にありがちな自己陶酔方の人間。ハンサムだと思っているからこそコスプレもやってのけるんです。」(元信者)
 俳優の名高達郎をさらに濃くした印象の容貌はなかなかのものだが、「そのコスプレ姿を見ている時は救われるような気持ちになる」(元信者)


学苑と教団の「関係」
 カルトと疑われる教団。そのトップが学苑長を務める予備校の広告を掲載した新聞社の見識が問われるところだが、
「広告は過去10年にわたって掲載しています。みすず学苑は深見東州氏が主宰する宗教団体とは別法人であり、ワールドメイトが絡んだ事件とは直接関係はないと考えています」(朝日新聞広報室)
と言うから驚く。
「彼はかつて受験、セックス、宗教の3つの産業が金儲けには良い方法だと周囲に語ったことがある。
予備校を経営するのは自由だが、疑惑のある教団の教祖を学苑長に戴いている理由がわからないし、みすず学苑のパンフレットのどこを探してもワールドメイトのことが記されていないことにも不信感がありますね」(米本氏)
当のみすず学苑はこう反論する。
「別段隠しているわけではありませんが、教団に対するよからぬ噂が学苑にマイナス効果を与えないようにという配慮です。深見氏が両者の代表を兼ねているのは、他に人材がいないからですよ」
では、入苑した結果、
「今では息子が支部に入り浸っている」(元信者)
というケースについてはどうか。
「そんなことは一切ありません。そもそも両者は直接関係がないんですから。講師の中にも教団の会員はまずいません。学苑が会員獲得の入り口になっていると思われるのは心外です」(みすず学苑)
受験生を抱える父兄の皆様、くれぐれも予備校選びは慎重に。