参考書を最速で終わらせてみようか

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672Vワード派1
【他の学習法との比較】
★なぜ、あの学習法ではダメなのか

「出る順」物との比較
ここで、他の単語学習法との比較をもうひとつ。
読者諸兄は、単語の習得に日常、苦しんでいるからこそ、この
本を手にとってくれたのだと思う。
いままで何を試したか。
いわゆる「出る順」単語集の1ページ目からの丸覚え。
お疲れさま(一昔前なら、辞書を食べたそうだ)。
勉強してるそばから、3ページ前の単語を忘れている不安によ
く耐えたね。
ただ大抵の人は20〜30頁目ぐらいの単語で挫折したはずだ
(よって最初の数頁の単語だけは異様に詳しい受験生が多い)。
運良くその本を2回、3回と繰り返せたとしても、ほとほと自
分の記憶の保持の悪さにやる気をなくしたと思う。
語呂合わせは、時間が経過してからの記憶の定着率という点で
群を抜く。
しかも2度目、3度目の復習が実に早く済む。
学習した語数分は覚えているという確信が持てるし、それをす
ぐ試せる。忘れてるかもしれないという不安がないのだ。
さあ今日からは、ストレスばかりで成果の少ない、203高地へ
の突撃の如き学習法とはおさらばだ。
673Vワード派2:01/11/05 21:18
「語源法」との比較
続いて語源法。
単語を分割し、ラテン語の語源から推理するやつだ。
個人的には好きである。
実は結構、はまりました。
特に最初は単語記憶の魔法の杖かと思った。
でも、だめである。
非常に簡単な単語、構造が単純な単語にしか効果がない。
単語が上級化するにしたがい、語源部分も特殊になる。
ほとんど単語のと記憶すべき語源の数が近くなる。
語源そのものからさらに接頭、接尾語等を加えて意味を類推し
ていくと、効率がものすごく悪い。
そのものを覚えたほうが早いのだ。
それにちょっと強引な類推も多すぎる。こじつけじゃないか、
と思うほどだ。
時間のない受験生には、効率的ではない。
趣味としてお勧めする。

「長文法」との比較
長文法。
悪くない。
でも単語学習は「意識して、繰り返す」のが重要だ。
受験前に読める長文数を考えてごらん。
今日、長文で学んだ単語を次はいつ学ぶのか。
繰り返せないよ。
復習するのにも、いちいち長文を読み直すかい?
長文学習はもちろん必要だ。でも必ずしも単語学習の時間では
ない。並行して単語単独の学習をお勧めする。