偽の借用書で住民票入手か
12月21日 09時02分
栃木県で、元妻の家から子どもを連れ去ったとして逮捕された男らが元妻の住所を調べるため、以前、一緒に暮らしていた千葉県柏市の市
役所に偽の借用書を示し、転居先が書かれた住民票を交付させていたことが警察への取材でわかりました。元妻は住民票の閲覧を制限する
よう求めていたということで、柏市は対応の見直しを検討したいとしています。
今月13日、栃木県足利市で、元妻の女性の家に押しかけ、1歳から10歳までの5人の子どもを車で連れ去ったとして千葉県浦安市の長
谷川法徳容疑者(33)ら2人が未成年者誘拐の疑いで逮捕されました。2人は「誘拐にはあたらない」と容疑を否認しているということ
です。警察によりますと女性は、長谷川容疑者の暴力などが原因で離婚したあと千葉県柏市から足利市に転居し、住所が知られないよう、
柏市に住民票の閲覧を制限するよう求めていたということです。その後の調べで、長谷川容疑者とともに逮捕された女が柏市役所の窓口で、
女性に金を貸したとする偽の借用書を示し、転居先が書かれた住民票を交付させていたことが警察への取材でわかりました。柏市はその際、
女性には連絡しなかったということです。柏市は、「閲覧が制限された住民票の交付については、時間をかけて判断するなど対応を見直し
たい」としています。
NHK NEWSWEB
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20131221/4010801.html