■集団感染 初めて前の週下回る
先週1週間に報告された新型インフルエンザの集団感染は2991件と初めて
前の週を下回りました。
厚生労働省は、大型連休で学校や会社が休みだったことが影響したとみられ
るものの依然として感染は拡大しているとみて注意を呼びかけています。
厚生労働省によりますと、9月27日までの1週間に新たに報告された新型イン
フルエンザの集団感染は全国で2991件でした。
これは、4104件だった前の週のおよそ73%で、厚生労働省が集団感染の
監視を始めた7月下旬以降、初めて前の週を下回りました。
都道府県別にみますと、最も多い東京は720件と前の週を上回ったものの、
大阪が319件、千葉が310件、神奈川が187件、愛知が179件と、いずれも
前の週を下回りました。
また、9月26日までの1週間に休校や学級閉鎖などの措置をとった施設は
44の都道府県のあわせて1653施設となり、前の週の2840施設のおよそ
58%にとどまりました。
これについて、厚生労働省感染症情報管理室の中嶋建介室長は「9月の大型
連休で、学校や会社などが休みになった影響で一時的には減っているものの、
都市部を中心として感染は拡大しているとみられるので、引き続きうがいや
手洗いなどの感染予防を徹底してほしい」と話しています。
(9月30日 19時25分更新)
http://www3.nhk.or.jp/news/influ0428/