神戸市役所　part14

【見かじめ料の構造的問題】

暴力団対策法施行によって、一時期と比べ鎮静化した暴力団が
現在、収入源の一つとしている模様なのが「見かじめ料」ビジネスである。

何故、こういったビジネスが跋扈するのか、その背景に、
行政の構造的問題がある。この場合、市長の責任となる。
ヤクザが三宮を支配しているなら「選挙で神戸市長のクビを切れ」、
となるのは自然の流れである。

一般に、飲食業は、不動産（店舗物件）を借り、業種に合った内装をして、
物的インフラを整えた後に、店員を雇い、客に飲食を提供する店を開く。
しかし、それだけでは、客は店に入らない。
客を店に引き込むステップ（すなわち客引き）が必要である。

客を店に引き込む為には、多様な広告媒体があるが、
三宮のような繁華街の場合、店が入るビルの前にたって、飲食業のアナウンス
をする事が有力となる。三宮の店舗物件の家賃が高いのは、そのためである。
業種によっては、このアナウンスがないと客は店にほとんど上がらない。
その場合、簡単に倒産する。客引きが
倒産の命運を握っていると言っても過言ではない。

このアナウンスを、「不当な客引き」とし、行政に条例で取り締まられたら、
業界によっては、三宮で飲食業は営めない。その歪に

「行政は客引きを認めなくても、傘下に入れば暴力団は認める」

と言う暴力団の利権が生まれ、相応の金銭の授受と舎弟関係要請が
行われているのが三宮の現実である。業種によっては三宮の飲食業全体が
暴力団のルールで動いている。神戸市役所は何とかして欲しい。
夜の三宮はヤクザに支配されている。

行政は兵庫県迷惑行為防止条例において、
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/3870/1-hyougo/jyorei_meiwaku_hyougo1.html
「わいせつな見せ物、物品若しくは行為又はこれらを仮装したものの
観覧、販売若しくは提供について客引きをすること」を「不当な客引き」と定義し、
過剰な風営業のキャッチを取り締まっている。それ自体は良い。風営業の呼び込みは
確かに迷惑なケースもあるからだ。

問題は、行政が、その取り締まりを風俗業だけでなく、
「女性スタッフを中心とした飲食業やカラオケBOX」にも
有無を言わせず、拡大適用している事だ。

「女性スタッフを中心とした飲食業やカラオケBOX」において、
「わいせつな見せ物、物品若しくは行為又はこれらを仮装したもの」が提供
されている、と言う実態は神戸にはない（実態があれば風営法で摘発されている。
店に私服警官も出入りしうる以上、不当な営業は行えるものではない）。

もちろん、役所や一般企業で、セクハラ事件が現実問題として、実在する
のと同様に、「女性スタッフを中心とした飲食業やカラオケBOX」において
突発的なセクハラが行われるケースもある事は否定できないが、
恒常的に風俗営業を行っている実態があれば風営法による摘発対象
となるため、基本、行わえない。だからこそ飲食業なのである。

それにも関わらず、そういった業界にまで、風俗業と同様な
「わいせつな見せ物、物品若しくは行為又はこれらを仮装したものの
観覧、販売若しくは提供」する業種と扱われ、客引きを禁止された場合、
業種によっては正攻法では商売が営めなくなり、日本国憲法２２条で
保証された「営業の自由」が侵される事になる。

そして、その構造的歪みに

「行政は客引きを認めなくても、傘下に入れば暴力団は認める」

と言う暴力団の利権が生まれ、相応の金銭の授受と舎弟関係強要が
行われているのが三宮の現実である。

いかつい顔をしたヤクザが集団で夜の三宮繁華街を頻繁に練り歩き、
見かじめ料の手続きを進めていない飲食業者に、
因縁をつけ営業妨害する集団示威活動を公然と繰り返している。

すなわち威力業務妨害もしくはそれに準ずる嫌がらせが
三宮で横行している。またヤクザと関係がある飲食業者は、
公然と舎弟関係を要請し、法律ではなくヤクザのルールで動くよう
他業者に圧力をかけてくる。

ヤクザに見かじめ料を払い、広域暴力団の傘下に入らないと
営業が出来ない構造を、醸成した上で、
「暴力団と一切関わらない」と言う誓約書を警察が書かすのは矛盾であり、
警察とヤクザが一体化した構造の存在を疑わざるを得ない状態だ。

これは地域政治家、すなわち首長の責任である。
三宮でまともに商売できない。

ヤクザに三宮が支配されているなら
神戸が発展しようがないではないか。

三宮で新たらしい商売や文化の創造が出来ない環境だ。
ヤクザに公然と業務妨害をさせる構造を行政は改善して欲しい。

次の選挙で神戸市役所のトップを変えてほしい。
ヤクザが仕切る神戸にした責任は重い。