農林水産省スレッド PART11

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870刑事訴訟法 第239条 第2項
食品表示違反769件を非公表 農水省、9割消費者に知らせず

 食品表示に違反があったとして農林水産省が2008年、小売業者
などに日本農林規格(JAS)法に基づき行政指導や厳重注意をした
ケースは879件あり、うち公表したのは110件だけで、残る769件を
非公表にしていたことが6日、同省への情報公開請求で分かった。

 国が把握した表示違反の9割近くは消費者に知らされなかったこと
になる。農水省は「悪質と判断して是正を指示したケースは公表した
が、過失や一時的な違反まで公表すると、業者が受ける社会的打撃
が大きい」と説明、消費者よりも業者への影響に配慮した姿勢が浮き
彫りになった。秋の消費者庁発足を前に、食品をめぐる情報公開の
在り方が問われそうだ。

 違反業者を指導する権限は都道府県にもあり、公表されていない
違反はほかにも多数存在する可能性がある。

 共同通信が農水省と各地の農政局、農政事務所に08年の食品表
示違反に関する指導や注意の文書を情報公開請求し、開示された。
具体的な業者名や販売店舗名、商品名は黒塗りされていた。

 開示文書などによると、非公表とした違反事例には中国産ウナギを
「大分県産」「鹿児島県産」「国産」▽養殖のアユを「天然」▽ホルスタ
インを「松阪牛」 ▽07年産コメを08年10月に袋詰めし「新米」▽一度
パック詰めした肉を詰め直して消費期限を延長−など、明らかに事実
と表示が違うケースがあった。

2009/06/06 22:49 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009060601000465.html