名古屋法務局 検事が原付バイクを飲酒運転
原付バイクを飲酒運転したとして、名古屋法務局は17日、同局の玉越義雄・訟務部長(54)を減給
100分の10、3カ月の懲戒処分にしたと発表した。名古屋区検は同日、玉越部長を道交法違反の罪で
略式起訴し、法務局は同日付で局付検事に降格する人事を発令した。玉越元部長は裁判官出身。04年4月
に名古屋高裁判事から検事として同局に出向し、訟務部長を務めていた。
同局によると、玉越元部長は先月27日午後6時から約1時間半、名古屋市中区の同局が入っている合同
庁舎内の食堂で同僚との懇親会に出席、ビール大瓶1本を飲んだ。さらに同8時ごろから約1時間半、中区
の居酒屋での2次会でビールを飲んだという。
その後、自宅最寄りの市営地下鉄赤池駅(同市緑区)まで電車で行き、午後10時半ごろ、自宅と同駅と
の通勤用に使っている原付バイクを飲酒運転。途中で検問を受け、呼気1リットル中0.20ミリグラムの
アルコールが検出されたため、県警緑署に道交法違反の疑いで検挙された。
玉越元部長は駅の駐輪場から約700メートルバイクを押し、坂道に差し掛かったところでバイクに乗り、
約700メートル走行した地点で検挙された。翌日、上司に申告しており、「疲れたので乗った。(飲酒から)
時間が経っているので大丈夫と思った」と話しているという。
▽杉山茂久・名古屋法務局長の話 飲酒運転撲滅が強く求められる中、不祥事が起き、大変遺憾。国民の
信頼を裏切り、深くおわび申し上げる。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061118-00000026-maip-soci