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■埼玉県江南町の児童養護施設「とちの実の郷」2005年5月
埼玉県江南町の児童養護施設「とちの実の郷」で、入所児童への虐待や、男性施設長(64)による不適切な施設運営が繰り返されていたことが、関係機関への複数の告発で2005年に発覚した。
劣悪な条件のプレハブに2年間隔離
2002年9月、当時定時制高校に通っていた入所者の男性は、女性の主任児童指導員から「『プレハブに移ってもらう。2週間ほどで出られる』と施設長が言っていた」と告げられて、施設内のプレハブ小屋に移った。
男性は当初、「個室が与えられた」と思って、プレハブでの生活を承諾した。
しかしプレハブは、畳が汚れている・雨漏りがする・冬はストーブ使用禁止・入浴は屋外の簡易風呂を冬でも使用させられるなど、通常の生活環境とはいちじるしく異なる劣悪な条件だった。
男性は、プレハブでの生活を2004年9月までの2年間にわたって強いられた。