中央本部書記長辞任後も、広島県連に対する影響力を保っている。84年綱領
に代わる97年制定の解放同盟現行綱領に関しては、マルクス主義色を一掃し
た内容について強い批判を表明したり、広島県連が中央の決議機関を一時的
にボイコットしたことがあるなど、小森自身も広島県連も、中央本部とは
距離を置くスタンスを取り続けている。
また、一部の部落民が部落外に転出して出世するや否や自己の生まれを隠蔽
し始める風潮があることを苦々しく思い、「宮澤喜一の父親(宮澤裕)は被差
別階級の出だ」と発言し、宮澤から怒りを買ったことがある