募金313万円を着服 熊本市社協職員を解雇
熊本市社会福祉協議会(吉村一郎会長)は19日、2005年度分の赤い羽根共同募金などから計313万
円を着服したとして、事務局の男性主事(43)を18日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。主事は着服分
を全額返済しており、同会は刑事告訴はしない方針。
同協議会によると、主事は04年4月から募金の集金業務などを担当。市内の町内会から昨年10―12月
に集めた赤い羽根共同募金のうち154万円と、昨年5月と今年5月に日赤の事業のために集金した159万
円の計313万円を着服したという。
主事は、町内会の自治会長から集金する際、架空の領収書を発行するなどして、集めた募金を納金せず着服
していた。日赤関連では、募金額に応じた還付金が町内会に支給されるが、還付金額と募金額が合わないこと
から着服が分かった。吉村会長は「信頼を裏切り申し訳ない」と謝罪した。(西日本新聞)
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