「罪悪感はなかった」―。
厚生労働省兵庫労働局の備品購入をめぐる汚職事件摘発から一カ月半。十七日、同局職員の容疑者(43)=収賄罪で起訴=らが詐欺の疑いで再逮捕されたことで、ようやく兵庫県警の捜査のメスが裏金問題に入った。
長引く不況の中、雇用対策を担う労働局の舞台裏で続けられていたとされる裏金づくり。
同容疑者による捻出(ねんしゆつ)額は二億円に上るといい、今後、上司の指示といった組織的関与の有無など全容の解明が急がれる。
神戸新聞
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