@熱血労働基準監督官を弁護する!@

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1上司が馬鹿だろう
労災事故を監督官が勝手に書類送検、決定従わず停職処分
 福岡県内の労働基準監督署の労働基準監督官が昨年4月、捜査
を担当した労災死亡事故について、「関係者の法的責任を問えず、
立件しない」との組織決定に従わず、独断で関係者を労働安全衛生
法違反容疑で福岡地検の支部に書類送検していたことがわかった。
さらに「書類送検」の報道発表文書も自分で作成し、ファクス送信。
報道機関からの問い合わせで気付いた労基署が書類送検を取り消していた。福岡労働局はこの監督官を停職1カ月の懲戒処分にした。

 同労働局によると、監督官は県内の建設現場で発生した死亡」事故
を捜査。立件について内部で検討した結果、「死亡者の雇用形態が
複雑で、現場関係者の安全対策責任を問うのは困難」として、見送る
方針だった。

 これに対して、監督官は「送検すべきだ」と主張し、上司の命令
を無視して捜査を続けた。送検用の公文書を独断で作成し、死亡者
の出勤簿などの証拠品とともに地検支部に提出し、いったんは受理
された。

 監督官はその日のうちに職場のパソコンで「書類送検」の報道
発表用の文書を作成。「労災事件」の概要や「容疑者」名などを
記し、新聞社やテレビ局などにファクスを送ったという。

 報道機関から労基署に発表文への問い合わせが相次いだため、
同署は「誤報です」などと説明。地検支部にも連絡し、送検を撤回した。

 福岡労働局は、監督官の行為が国家公務員法違反(職務命令
違反、秘密漏洩(ろうえい)など)に該当するとして、監督官の
上司ら4人も厳重注意処分にした。