法人税17年間申告せず 佐世保市水道局のOB団体
http://www.sankei.co.jp/news/040221/sha054.htm 長崎県佐世保市の市水道局労組OBで組織し、水道局から検針業務を請け負う佐世保水道業務サービス組合が、約17年間にわたって法人登録せず、法人税も申告しなかったことが21日、分かった。
関係者によると、同サービス組合の総収入は約5億円。現在は時効分を除く過去5年間の申告手続きを進めている。
同組合は1986年に設立。水道局労組の全水道佐世保水道労働組合(指方寛美委員長)の書記局内に事務所を置き、現在は約20人の労組OBが水道メーターの検針に当たっている。
昨年秋ごろ、市議の指摘を受けた内部調査で問題が発覚。指方委員長は「水道局も労組も、サービス組合は非営利活動団体なので税申告はしなくていいと認識していた。既に税務署と相談しており、適切に対応していきたい」と話している。