◆◆ 行政の怠慢に喝!! ◆◆

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http://www.mainichi.co.jp/area/kanagawa/news/20040226k0000c014001000c.html

2400世帯、検針遅れ 民間委託が裏目−−横浜市の水道メーター 

◇2/3以上が割高料金、おわびへ
横浜市が今年1月から民間委託した水道メーターの検針業務で、業者の作業が大幅に遅れ、市内2区の約2400世帯で1月分の検針が期限内に終了しなかったことが分かった。
また、検針が遅れた影響で料金が高くなる世帯が遅滞した世帯の3分の2以上になることも判明した。【渡辺創】
水道メーターの検針業務は昨年9月、横浜市の中、保土ケ谷、泉の3区での民間委託が決まった。人件費など経費の削減が目的で、市水道局は、3区で年間約1億4400万円の節減を見込んでいる。
委託業者は区ごとの入札で、市内の3業者に決まった。民間委託は06年度末までにさらに6区で導入する予定だ。業者決定後、同局は事務引き継ぎをし、業者の検針員には市職員が同行して指導した。1月から業者による検針を開始した。
水道メーター検針は、基本的に61日ごとに実施する仕組みで、天候や休日を考慮し5日間の遅滞(66日目までの検針)を内規で認めている。
ところが、民間委託した3区のうち、中区では許容期限を超える遅滞が2270件、泉区は143件発生。保土ケ谷区も期限に間に合ったが、作業が大幅に遅れたという。
同局は1月中旬に、作業が順調に進んでいないことを把握し、職員が「同行指導」の名目で作業を支援した。
料金徴収にも影響が出ている。料金は家庭用の場合、2カ月の使用量が16立方メートルまでなら基本料金のみだが、それを超えると使用量が増えるに従って単価が高くなる。
検針が遅れた世帯は請求対象期間が長くなったため、16立方メートルを超えた世帯が出て、料金が通常より高く請求された。料金が高くなった世帯は遅滞した2413件のうち1798件。
一般家庭で数百円ほどの影響という。取り過ぎた料金は、次回(3月)の請求で調整する方針で、誤請求した世帯にはおわびと経緯を説明する文書を郵送する。
業者との契約は3カ月で、4月に更新。同局は「2月に入り遅滞は減っている」と説明し、現在の業者との契約を継続する方針だ。同局の権頭主計・営業部長は「多少の混乱は予想していた。事実関係と契約の内容を精査して4月以降の契約に生かす」と話している。