市水道局点検職員 メーターを確認せず水量を伝票に書く
横浜市水道局の水道メーター職員(25)が、メーターを確認しないまま伝票に使用水量を書き込み、
同市旭区の約400世帯で料金が異なって知らされていたことが8日、分かった。
発覚から2ヶ月以上たった現在も、職員は処分を受けずに点検業務を続けている。
同局によると、職員は旭営業所に勤務していた今年2〜3つき、受け持ちの5600世帯の点検を行った際、
下2ケタだけ読むといった伝票を作成。同局に苦情が100件殺到し、
4月末に職員から事情を聴いたところ、「借金に追われ、仕事に身が入らなかった」と不正を認めたという。
58万円も多く料金を記入したケースもあり、同局は個別に訪問して、7割の世帯で清算を済ませた。
旭営業所が4月から点検部門に同局OB約10人を再任用したため、職員は5月27日に鶴見営業所に異動、点検業務を続けている。
市民への周知も行っておらず、水道局は「事態の大きさを甘く見ていた」と弁明。7月中に調査を終え、職員の処分を行うという。
職員は、水道局OBで横浜市議の星野国和氏(民主)の次男。
星野市議は「大きな問題。水道局にすべてを任せたい」と話している。
一方、同局は処分をしなかった点について「市議の次男ということを配慮したことは一切ない」という
毎日新聞 山下浩資
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