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演説前に街頭で“点呼”:
一般有権者そっちのけの公明党
「最初に恒例の点呼を行ってまいりたい」――十七日昼、大勢の買い物客や通行人でにぎわう東京・荒
川区の町屋駅前で、公明党の都議候補が行った街頭演説でのこと。
司会者の男性が宣伝カーの上から、集まった聴衆に向かってこう切り出しました。「尾久地区のメンバ
ー、元気ですかぁー」「町屋荒川地区のメンバー、元気ですかぁー」。次々と各地区の名前を叫ぶと、青年
の一団が「おー」と、こぶしをふりあげます。
反応が弱いと、司会者が「あとで打ち合わせをしたいと思います」。
街頭演説を公明党が支持母体とする創価学会の内部の会合とかんちがいしているのではないかと思う
ほど、一般有権者をそっちのけにしたカルト集団的な異様な光景でした。