「民があるじ」を問う:隱居

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393隱居
中曽根、まあいわゆる骨董品が、この桶狭間に来て「政治的に大事な日程を控えて居るし、遣るのなら、党内の問題として」遣るのが、加藤さんは筋。というようなことを発言して居るが、実に党利。更には、加藤さんのやることは「政治的な展望を考えてオラン」というような事まで言って、自公が政権を持つことで更に、政治的逼塞をもたらした、森政権の肩を持って居る。

冗談じゃない。世論調査で政治が左右されることは如何なモノか、という事についても、世論調査は、満を持した、国民からのメッセージである。今政変を押し留めようとする連中は、寧ろ、復古調で、政治の変わる事に、己らの利権ばかりを考えて居る連中ばかりだ。来年の参議院選挙に、我田引水の選挙改革を行った、自公政権の、国民に信を問うといった、余りにも、国民を馬鹿にした遣り方が、完全に飽きられているのだ。

今、自公政権が、如何に政治日程を理由に、国政の何たるかを、言うのはチャンチャラ可笑しい。自ら言う、政治日程の大事なときに、過去にどれだけ、自分達の手で、国民生活に関する重要法案を流してきたか。全部、党利党略でやって来た事だ。

加藤、山崎氏が、こうした中で思い切って、自民党、或いは、今後の政局の流れを変えるキーマンとして、動く事については、国民は皆歓迎して居るじゃろ。そうした事が見えない、国民に背を向けた、国会運営をやって来た、自らの反省は、老体にも。勿論、神崎とか冬柴にもない。

さて、内閣不信任案が通ると、問題の公明党はどう、動くのか。これがまた、楽しみである。ワシは、自公連合を勧める。そうした方が、支持者にとって、わかりやすい。もう昔のように「自民党の金権体質、汚職体質」或いは民衆政治の確立などとは、口が裂けても言えないじゃろうと思う。

もし同じような物言いで、創価学会の支持が得られるとすれば、其れは、創価学会の政党設立の趣旨、並びに、布教活動と、出した政治家が、どのようなスタンスを持って国会に臨むのかなど、様々な事が問われる事となるだろう。

何れにしても、この加藤、山崎氏の改革は、矢張り二十世紀最後の政変、戦後政治の総括とも言える、大事な行動になるだろう。こうした息吹が、まさか自民党から起ころうとは思わなかったが、実にワクワクするような、政治的(桶狭間)である。いずれのせよ、世論でもって、政治が動いたという、過去に無いくらいの政変を期待したい。