「民があるじ」を問う:隱居

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391隱居
政局が、どんどん面白くなってきて居る。此処まで来たら、流石に加藤さんも、もう後には引けんじゃろう。自民党が一等采配の時に、自民党内の政局云々する場合、「懐の深さ」をいっているムキもあったが、今や他党に助けられての政権維持。

今起ころうとしておる政変は、全く大きな意味がある。公明党が、ハッキリと森政権の支えになることは明言して居る中で、自民党内からの改変を行おうとして居る。という事は、これを自民党が阻止するためには、公明党を巻き込んで、いわゆる保守合同の形を取るしかない。

野党の出した法案に,加藤派,山崎派が賛成に回る,あるいは欠席する。もし可決されれば、どういった政権構想になるのか。公明党が動かずに,森続投を支持すれば,明らかに保守としての立場を鮮明にする。保守合同含み。

自民改革を声高に言ったことが引き金になって、保守合同、あるいは、政界が大きく流れが変わる事になれば,まさしく加藤は今後の政変のキ−マンである。与党の一議員から起こした流れが,20世紀最後の政変を飾るというのは、実に面白いことであるし、自民党の、本当の意味で懐の深さが問われるというものである。

皮肉なもので、政治を変えるのは、野党じゃなかったのか、と言いたい。これでは「大衆政党」などと言って居った、政党も形無しということだ。なるほど,管にしても,鳩山にしても、元は自民党であるし、今度政変を起こす加藤、山崎も、自民党だ。野党の奮起と、加藤、山崎氏に、大いに期待したい。