△隠居が問う―民があるじ△

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465隱居
恥を知らぬ、と言っても、どこまでが恥か、という事が解らなくなって居る。
官房長官が、給料を貰って、月々150万の手当を、愛人に渡す。どこが批判される事なのか、明瞭に、指摘できない。

同じような、レベルの話が、彼方此方で、というより国中で拡がって居る。

総理が、国家の民を連れ去られて、相手を名指しで言えなくて、「何処かに、落として居って貰いたい」、拾った事にするから、といった努力をしている、どこが悪いのか。

政治屋が、企業からの政治資金を貰って何処が悪いのか、向こうから出してくれるというモノを。銀行が潰れると、預金者が困るので、これに税金を投入して何処が悪いのか。

自公政権が、自分達の都合で選挙制度を、民主的に変えて、何が批判されるのか。金まみれで政権を維持してきた、自民党を、宗教政党の公明党が、政権にくみできる様になって、自民党と組んで政治をするのに何処が悪いのか。

公共事業で、不景気な所に税金をつぎ込んで、そこにある山を削る仕事を与える、何処が悪いのか。魚が居なくて、生活できなくなった人の生活保障をする事、の何処が悪いのか。

世の中が、狂ってきて居るのではないか、といってもその規範が、誰からも示されず、誰も其の規範を言う者も居ない。社会規範の堕落どころか、司法までが、法律文字のままごと遊び。モラルも、襟度も、節度も、正義の拠り所も失って居るミレニアム。

規範の逆説が、肩で風を切って歩いて居る。どうするのか、此の体たらく。