264 :
政教分離名無しさん:
>>260 なぜ、パークス女史が改宗する必要が無いのか、
それに答えるには、少し長くなりますが・・・。
読む気のある人だけ、読んでくれれば結構です。
まず、創価学会は、『日蓮の教え』にのっとっています。
日蓮の信仰の目的は、『一生成仏』=『生涯の間に仏になること』
です。
では、『仏』とは何か。
日蓮は、『観心本尊抄』という論文のなかで、『十界』の
生命状態について説明してます。
十界とは、人間の精神・行動・人格について十のカテゴリーに
分けて論じたものです。
(長くなるので、次へ続く)
265 :
政教分離名無しさん:2001/08/21(火) 01:34
>>264 キリスト信者に日蓮もくそもないと思うけどな。
266 :
264:2001/08/21(火) 01:43
(つづき)
十界は、地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界・
声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界の順で状態が良くなります。
細かい説明は今は省くとして、いわゆる『仏』というのは、
『仏界』の生命状態のことを指します。
(つづく)
267 :
政教分離名無しさん:2001/08/21(火) 01:44
>>264 ついでに言うと、キリスト教を相手にミソッかすに言ってのけてたのは創価。
そんなミソッカスな臭狂に染まってしまっている人を
創価学会は正しい教えで助けようとはしなかったのか?
あの人、変な宗教にかぶれた罪で地獄逝き決定だよ。
268 :
264:2001/08/21(火) 01:46
ちょっと待てて・・・。待ちたい人だけでいいので。
269 :
政教分離名無しさん:2001/08/21(火) 01:49
>>268 ま、いいけど。
#でも、まさか、「あの人はこちらから見ても仏な人だからいいんです。」
#ってオチじゃないでしょうね?
270 :
264:2001/08/21(火) 01:57
例えば菩薩界の状態については、こうあります。
『無顧の悪人も猶妻子を慈愛す。菩薩界の一分なり。』と。
例えば、人を殺めたり盗んだりすることが平然とできる
ような悪人でも、自分の妻と子は強く愛する場合がある。
このような、利他的な精神・行動のことを、菩薩界という。
では、仏に関してはどうか。
271 :
264:2001/08/21(火) 02:08
『堯舜等の聖人の如きは、万民に於て偏頗無し。人界の仏界の
一分なり』とあります。
堯舜とは、中国上代の聖人と言われ、自分の一身を善政の為に
捧げ尽くした結果、世の中がこの上なく栄え、太平の世が
長く続いたという、古代の王です。
これは、人界(人間)の中にある仏界を発揮した実例である。
とかいてあるわけです。
つまり、菩薩界は利他の心と行動ですが、まだその人の
人生の全てを貫徹している訳ではありません。
272 :
政教分離名無しさん:2001/08/21(火) 02:17
それは、自分の命や、人生の時間の全てを捧げても悔いが無い
という、徹底的な『利他の』精神・行動の段階にいたってこそ、
『仏界』といえるわけです。
現代で言えば、27年半の獄中闘争に耐え抜いたネルソン・
マンデラ氏や、生涯を非暴力闘争に捧げて最後は暗殺によって
殉教されたマハトマ・ガンジー氏のような行動、存在です。
キング牧師、またその盟友であったパークス女史もまた、
そのような生き様を残した方です。
273 :
264=272:2001/08/21(火) 02:23
ところで、悲しいかな、我々のほとんどは、そのような
『仏界』に生きることを望んだり出来ていません。
自分の一身の安泰が第一というのが通常でしょう。
しかし日蓮が言ったのは、『しかし、あなた方の中にも、
仏界はある。仏のごとく望み・行動する可能性が秘められている』
と言うことです。そのために、日蓮の信仰はあるわけです。
その目標として、日蓮は、『一生成仏』を設定しています。
自分の生涯の内に、『仏界』の人生へと転換していくことが、
目標としてあります。それを励まし、助けるための、信仰な
わけです。
274 :
264:2001/08/21(火) 02:29
だから、私も含めて、現世利益のために信仰している段階の
ものにとっては、パークス女史ほどの生き様を残した方は
、まさに目標であり(遠い目標ですが・・)、尊敬の対象であるのみです。
つまり、パークス女史ほどの生き様を示した人は『改宗』するまでも
ないということです。本当に、すごい方です。
275 :
264:2001/08/21(火) 02:43
殉教・殉職の精神で人権のために実際に闘争された
人は、みな仏界です。定義上、そうなのです。
しかし本物の人権の闘士はごく少数です。その、少数の偉人
だけに限られた生き様を、『万人にとって可能にする』ために
『一生成仏』の信仰を立てたのが日蓮であるわけです。
276 :
264:2001/08/21(火) 02:47
以上、長くなりましたが、
『何故、パークス女史を改宗させようとする必要はない』
のかについて、説明しました。
真剣に考えて、書きました。
それでは、おやすみなさい。