自称・ジャーナリストと柳原滋雄氏を観察するスレ

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156名無しさん@お腹いっぱい。
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サイコパスのすべて―山崎正友の「捕食」人生 (単行本)

専門家でもない人が経歴や推測で一人の人物に「サイコパス」などとおどろおどろしい病名を自信をもってつける著者の「勇気」には恐れ入る。
文中、要するに創価学会に反発した人たちがどうなったのか、脅迫めいた文面で書かれている。
とくに白川勝彦元議員の末路はいわば、みせしめ的な要素を多分に含んでいる。
そもそも普通の本なら著者の略歴や著作が書いてあるものだが、それが一切なく、調べたところ介護関係の本を何冊か書いているようだが、
少なくとも「サイコパス」の専門家ではなさそうだ。
いったい何を目的として書かれた本なのか、私にはわからない。
週刊誌への攻撃、題名とは全く関係がない章がけっこうあったり、要するに「要請を受けて書かされた」著作ではないかという気がしてならない。
しかも、元弁護士の幼少期の資料について自分の足で調べた形跡がなく、おそらく誰かが持ち込み、それをもとに感想、推測を交えて書いた可能性が高い。
ついでに言っておくと「サイコパス」について勉強不足なのがよくわかる。
お決まりの、ロバートD ヘアのチェックリストを丸ごと載せて。せめて立花隆くらいの専門外知識で挑んで欲しい。
こういう仕事を生業とせねばならない悲しい著者の姿が目に浮かぶ。

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