>>81>>83>>84 どうもです、丁寧なご返事、ありがとうございます。お仕事などお忙しいかもしれ
ませんから、レスするしないはご自由で構いません。
ゆとりをお持ちになって、ゆっくりとお考えになられればとは思っています。
さて、繰り返しなってもご気分が変わらないと議論にはならないと思いましたので、
これらのご返事の中で一つだけレスしますね。
>>84 >戦争責任、これは国家神道による狂気の沙汰であることではないでしょうか?
>むしろ、戦中、日蓮正宗は国家の弾圧により札を祀るまでに堕落していたのです。
>現在では六十〜百派以上あるともいわれる日蓮宗ですが、戦中の影響力は皆無
>に等しい物だったはずです。国家は天皇崇拝を強要し、明治神宮を崇め、国民に
>天照大神を崇めさせたのではないでしょうか。現に、背いた宗教指導者の多くは
>治安維持法違反、不敬罪という名の下で多く投獄されていました。
あなたのおっしゃっているこれらのお話は、太平洋戦争も末期の日本が劣勢の戦況
とはなり、国民を縛り上げて戦争に協力させないとにっちもさっちも行かなくなった
軍部の生き残りを掛けた悪あがきの断末魔の状況での内容ですが、
私が田中智学、石原莞爾という名前を出したのはダテではありません。
つまり、あなたにおいては、これらの人々の名前をググッて調べて見られたいわけ
でもあるのですが、、太平洋戦争に突入した歴史の必然は、実際には日本が満州国
を建国してしまったそのときから始まっていたのだ、ということを言っているに過ぎない
わけでした。日本が満州を造ったのは、国家の意思ではなく、あくまでも石原莞爾という
日蓮主義の組織の人間であった陸軍将校の一念で始まった妄想の実現としてで
あったのです。ここを言っているのです。
>>86 石原莞爾の妄想とその結果については、たとえばこんな予備校の授業でも教えら
れているほど有名で、
竹内睦泰先生 超速サンプル日本近現代史の流れ4@YouTubeちゃんねる
http://youtubech.com/test/read.cgi/0kMIdrBbh2k/tag/日本/l50 (面白いですから見ておくのも損はないとは思います。この講師はその道では相当に
有名で合格率の高さでも定評がある予備校講師で、DVDも評判がいいらしく結構な
売れ筋らしいです。少なくともこの内容に大きな齟齬はないはずでしょう)
石原莞爾は、このように、日本政府の意志などはお構いなしに、勝手に妄想に
よって満州国を造るために大陸を侵略してしまったというのが、現実、だったのです。
このビデオの内容が初めて知るところであった場合は、少なからずショックを受ける
ことでしょう。しかし事実はこれだったのです。
そして、以来、その石原莞爾が勝手に薦めてしまった日本の大陸侵略が、結局
アメリカが日本に対して進めた封じ込め戦略を誘発して、どうすることもできなく
なった日本政府と軍部は、最終的にアメリカの戦略通りに真珠湾を奇襲する作戦
を選択させられることとはなり、
そしてあなたのおっしゃる太平洋戦争の末期に向かう必然の流れを形成してしま
ったということだったのです。
つまり、日本が原爆を落とされるまでなったのは、実はこの石原莞爾が日蓮主義
の組織から立って妄想を膨らませて満州を建てる計画を立てて実行に移してしま
ったところから始まったということだったのです。
>>87 (続き)
ですから、この辺の認識をはっきり持つためには、日本の明治以降の近代史を
少しは学ぶ必要があるわけですが、学校ではこの辺の現実をほとんど教えません
から、たぶんあなたのような若い方にはほとんど知識としては教えられていない
はずですが、ネットでなら自分でいくらでも知ることができるでしょう。
日本の戦争の歴史は、明治の日露戦争の時代からのすべての実相を知る必要
がありますね。
面白いフラッシュがあるのでこんなのも見ておくと興味がわくかもしれません。
http://www.teiteitah.net/ これは若干日本寄りの姿勢が感じられる作品ではありますが、北欧に待機して
いたロシアのバルチック艦隊が日本海にまで到達するまでの息をのむ戦況など
なかなか見させる作品になっていますね。まさしく、当時の大日本帝国の勇姿が
ここにあったとは見ました。
遠因からすれば、日本が太平洋戦争にまで至ったのは、この日露戦争での勝利
にまでさかのぼることができ、そこでの成功体験から日本の軍部の増徴が始まった
のだとは当然言えるでしょうが、それでも、国柱会というに日蓮主義の団体の一員
であった石原莞爾の暴走にこそその決定的な原因を求めることができるといって
間違いないと思います。ここに日本を破滅に追いやった元凶としての日蓮思想の
存在があったんですよ。
>>88 (追加)
(参考)石原莞爾 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/石原莞爾 『世界最終戦論』(後、[最終戦争論]と改題)を唱え東亜連盟(日本、満州、中国
の政治の独立(朝鮮は自治政府)、経済の一体化、国防の共同化の実現を目指
したもの)構想を提案し、戦後の右翼思想にも影響を与える。熱心な日蓮主義者
でもあり、最終戦論では戦争を正法流布の戦争ととらえていた事は余り知られて
いない。最終戦争論とは、戦争自身が進化(戦争形態や武器等)してやがて絶滅
する(絶対平和が到来する)という説である。その前提条件としていたのは、核兵
器クラスの「一発で都市を壊滅させられる」武器と地球を無着陸で何回も周れる
ような兵器の存在を想定していた(1910年ごろの着想)。
-----
いずれにしろ、田中智学や石原莞爾だけでなく、戦後の創価学会の戸田、池田
にしても、結局は日蓮の思想から発してその妄想が極まって起こったカルトであり、
社会を破滅の危機に追いやる種類の蒙昧思想に結果する運命にあったことは
その特徴として際立っているというほかはないでしょう。
そこにいたるプロセス、そしてそうなった背景と国家、国民の精神的、文化的な
土壌あるいは環境といったところまで含めて、すべて興味深い研究の対象となる
には違いありませんが、一つだけ言えることはこれでしょう、すなわち、背理法の
証明に現われるがごとき、最初の誤謬が、最後の矛盾と不幸に到達せらしむ必然
ということでしょう。まずはひとまずここまで.
(補足)
>>88のフラッシュはスピーカーをオンにして見ないと迫力がありません。
念のため。
>>86 >太平洋戦争に突入した歴史の必然は、実際には日本が満州国を建国してしまったそのときから始まっていたのだ
満州事変があの戦争の始まり?それは破綻した15年戦争史観ですね。
事実は
支那事変勃発時、1937年7月18日、石原参謀本部作戦部長は次のように語っている(田中新一陸軍省軍事課長談。石原が杉山陸相に述べたもの)。
「本年度の動員計画師団数は30コ師団、そのうち11コ師団しか支那方面にあてられないから、到底全面戦争はできない。然るにこのままでは全面戦争の危険が大である。
この結果は、あたかもスペイン戦争のナポレオン同様、底なし沼にはまることになる。この際、思い切って北支にあるわが軍隊を一挙に山海関までさげる。
そして近衛首相自ら南京に飛び膝づめで日支の根本問題を解決すべきである」
・・・・・・・・・・・・・・
石原は「全面戦争の危険」と「底なし沼」とが見えていて、しかもそれはソ連や米国の思う壷であることも分っていたんだな。
昭和天皇の常識人では分らんかっただろう。
>>91 >支那事変勃発時、1937年7月18日、石原参謀本部作戦部長は次の
>「言い訳」を語っている
そうです、ここで石原莞爾が言っている言い訳は結局すべてを物語っている
わけでしょう。
物事には因果の連鎖が存在していて、ここでの戦争の連鎖はまさしくその
原因と結果がつながっている好例ですね。
法華経の意味内容とそのタイトルの口称時の体感との間には何の因果の連鎖も
連動もつながりも存在してはいないわけでしたが、
この戦争のつながり、1、柳条溝の謀略に始まる満州事変、2、芦溝橋に始まる
日中戦争、3、真珠湾に始まる日米戦争、はすべて因果の連鎖と呼ぶべきつな
がりの中で存在していることを認めるならば、
すべての原因は、石原莞爾が満州国を「日本政府の意志とは何の関わりもない
まま」「勝手に」作り上げようとして「満州j事変を起こしてしまった」ところにあると
いうことです。そんな無駄にして無謀の極み、不要な侵略に打って出るなどしない
でいれば、日本は無要の苦難に引き釣りだされる心配など元々なかったんです
から。石原はその言い訳を言って自分のやってしまったことが原因であったこと
を知っていて悔やんだことでしょうが、結果はそこから運命の経過をたどったと
いうことでしかありません。
>>92 (参考)
満州事変 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/満州事変 世界征服のイデオロギー
大日本帝国陸軍の関東軍参謀の石原莞爾は、日本は東洋の文明の中心となり、
欧米の文明の中心となるアメリカと最終戦争を行うことになるとし、そのための準備
の必要性があるとする「世界最終戦論」を有していた。石原はこのイデオロギーに
基づいて柳条湖事件を起こした。
世界最終戦論 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/世界最終戦論 天皇について石原は
人類が心から現人神(あらひとがみ)の信仰に悟入したところに、王道文明は初めて
その真価を発揮する。最終戦争即ち王道・覇道の決勝戦は結局、天皇を信仰するもの
と然らざるものの決勝戦であり、具体的には天皇が世界の天皇とならせられるか、
西洋の大統領が世界の指導者となるかを決定するところの、人類歴史の中で空前絶後
の大事件である。
とし、また『戦争史大観』では
我らの信仰に依れば、人類の思想信仰の統一は結局人類が日本国体の霊力に
目醒めた時初めて達成せられる。更に端的に云えば、現人神(あらひとがみ)たる天皇
の御存在が世界統一の霊力である。しかも世界人類をしてこの信仰に達せしむるには
日本民族、日本国家の正しき行動なくしては空想に終る。(第三篇「戦争史大観の説明」
第一章「緒論」第一節「戦争の絶滅」。下掲の外部リンク参照。)
と述べている。
>>93 まさしく、こうした
> 我らの信仰に依れば、人類の思想信仰の統一は結局人類が日本国体の霊力に
> 目醒めた時初めて達成せられる。更に端的に云えば、現人神(あらひとがみ)たる天皇
> の御存在が世界統一の霊力である。
信仰とは、今の創価学会の池田大作=本仏信仰にも典型的に現われている
妄想でありますが、まさしくカルトにおいてはこういった妄想が「正義として流布
せられる」特徴が共通してあるということですね。
まさしく、戦前の石原莞爾や田中智学らの妄想こそは、戦後の創価学会が
世俗化した形でそれを引き継ぎ、結果として天皇の現人神に変わる、もう一つ
の「俗人本仏信仰」というものが形成されたのだと言って過言ではない、という
ことでしょう。
>>92 >この戦争のつながり
繋がっていないから15年戦争とは呼ばれなくなった。
満州事変と支那事変の間は平和が保たれていたからだ。
次に満洲は元々が満州族の領域でどこも侵掠をしてはいない。満州国が事実として存在できたのは天才・石原の功績だ。
満州事変は成功したのに比べその後の戦争は現在「アジア・太平洋戦争」と呼ばれる。が大陸では膠着し対米英には
負けた。
遂にはソ連が侵攻し敗戦に至る。まさに石原の見通しそのものの戦局といえる。
日蓮主義者が干され神道が主導権を握った戦争に負けた。
これが史実だ。
国家神道・皇国史観の大罪は重い。
(補足)
しかし、結局、
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1208089358/445 で書かれている池田氏の姿は、現代の奔放なやくざ親分の魅力でしかなかった
わけですが、そうした自由に奔放に振舞う俗人を、自分自身のかしらに据えて
なんとなく安心したい、という気分が、多くの学のない俗人世人の宗教心を代替
してまがいモノを掴ませてしまった本当の理由だったのでしょうが、
我々の知性の本物か偽モノかがいつでも問われているということでしかないの
でしょう。いつでも我々はこういう本質俗人の人間が聖人であるかのようにして
立ち現われて来たときに簡単にその蒙昧に巻き込まれてしまうということでしか
ないのではないでしょうか。
そして、そういう状況を補完してしまったのが、他ならない日蓮という蒙昧であった
ということだったわけでしょう。これが真実ではないのでしょうか。
>>95 いいえ、
>>92 >すべての原因は、石原莞爾が満州国を「日本政府の意志とは何の関わりもない
>まま」「勝手に」作り上げようとして「満州j事変を起こしてしまった」ところにあると
>いうことです。そんな無駄にして無謀の極み、不要な侵略に打って出るなどしない
>でいれば、日本は無要の苦難に引き釣りだされる心配など元々なかったんです
これだけです。物事のつながりは途中に停戦があろうと関係ありません、イスラエルで
これだけ準戦争状態が継続しているのは、停戦合意がはさまれたとしても、その連鎖
があるのは認められるはずです。同じことです、まして満州事変は敵がやったとウソを
言って自分で満鉄の爆破をやって濡れ衣を着せて起こした汚いやり方でもあったことを
考えれば、因果の道理ともいうべき結果を、日本は蒙ったということです。石原がその
責任が問われるべきことは当然ですね。
>日蓮主義者が干され神道が主導権を握った戦争に負けた。これが史実だ。
>国家神道・皇国史観の大罪は重い。
>>93の信仰内容からすれば同じ皇国思想をバックアップして昭和初期の妄想的国民
世論を煽動したわけであって、全く筋違いなお話。今日はここまでとします。