公明党はイラク戦争に進んで加担した。

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  トルストイは書いている。
  「人は政府の正体や教会の正体がまだ分からない間は、いやでも敬虔な態度で接せざるを
得ない。彼が政府や教会に指導を仰いでいる間は、体面上からも、その両者を厳然とした偉大
で神聖なものと考えざるを得ない。しかしながら、自分が指導を仰いでいるものが決して厳然
たるものでも神聖なものでもなく、指導という形で実は自分らの個人的な目的のためにそれを
利用しようとしている不善の徒の欺瞞にすぎないことが分かるや否や、忽ち彼らに対して激し
い嫌悪を感じないではいられない」(「人生の道」北御門二郎訳、武蔵野書房)
266:2008/05/07(水) 19:28:13 ID:???
  僧侶や権力者が偉く見えるのは、見せかけだけである。その本質は民衆利用であり、詐欺
である、と。事実を知れば、彼らは民衆よりもずっと下の下の存在であることがわかるだろう
というのである。トルストイはさらに言う。「この世の強者達が偉大に見えるのは、彼らの前
に膝まづく人々にとってのみである。彼らがただ立ち上がりさえすれば、これまで偉大に見え
ていた強者達も、自分達とちっとも変わらぬ人々であることが分かるであろう」(同)
267:2008/05/07(水) 19:30:53 ID:???
  権力者だから尊重する。僧侶だから尊敬する。これが間違いのもとである。偉そうに見え
ても、実は、大したことないんだよ──と。
  ひざまずくな! ひざを伸ばせ! しゃんと立て! そうすれば真実が見えるだろうと。
これがトルストイの信条であった。
  トルストイは率直であった。だからこそロシア帝国からは、にらまれ、迫害された。正義
ゆえに、当局の言いなりにならなかったゆえに弾圧された。その構図は「権力者と聖職者の連
合軍による迫害」であった。
  仏法で説く「僣聖増上慢」の構図と共通する。

  トルストイは国家からはさんざん悪口雑言された。権力に追随する者たちからも。一番正
しいことをしながら、一番弾圧されたのである。しかし、世界の良識は彼に喝采を送った。当
時、こう言われた。「ロシアには二人の皇帝がいる。ニコライ二世とトルストイだ」と。それ
ほどの存在であった。かたや「権力の皇帝」。真理の皇帝トルストイには「世界的信頼」があ
った。「民衆の支持」があった。何ものをも恐れなかった。(創価のルネサンス82集)